皆様こんばんは。こちらが届きました。

にゃんたんのゲームブック (ポプラ社の小さな童話―にゃんたんシリーズ)
- 作者: 巻左千夫,岡田日出子
- 出版社/メーカー: ポプラ社
- 発売日: 1987/02
- メディア: 単行本
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想像以上に素晴らしい出来でした。
かなり昔に発行されたゲームブックですが今でも十分児童書としてベストセラーになりうるほどのレベルです。
とにかく完成度が高い……。素晴らしい作品ですよ。
ゲームをしていたにゃんたん。
画面上のピーチ姫みたいなプリンセスが
クッパ大王みたいなキャラにさらわれたので、
助けて、と呼ばれ、にゃんたんが画面に
入っていけるところが面白いです。
パラグラフは55で、ほぼ2択で進んでいくんですけど、
いわゆるバトルの代わりに迷路をたどることになっています。
で、迷路のゴールが2択の分岐となっており、
また途中の迷路で拾わなければならないアイテムも
あったり、避けなければいけないモンスターがいたり、
かなり頭を使います。
それでいて、ゲームオーバーになっても
いわゆるコンティニューが出来ます。
若干物語を戻されますが、最初からではないので
かなり良心的な作りとなっています。
選択肢によってはいつの間にか
戻っている場合もあり、55パラグラフの量にしては
ゴールまで解くのに十分楽しめる構成になっています。
作中、物語はすべて漫画で進み、
文章を読むということはありませんが
物語は空、海、宇宙など…舞台があらゆるところに
及んでいるので大変に楽しめます。
児童用の謎解きも散りばめられ、
これなら子供が夢中になるのは無理もありません。
大人がプレイしても十分楽しめるほどなのです。
にゃんたんはあるものを食べるとパワーアップしたり、
逃げたり、その場に設置されている武器をつかったり、
スーパーマリオみたいな活躍ができるところが
子供が読んでいる時に自己投影できて
爽快感を得ることでしょう。
パズルを解くと言う点で、子供の頭の体操に
なる上に面白いというエンタテイメント教材なので
父母、祖父母からの『こどもの日のプレゼント』
としてもいいのではないでしょうか。
愛嬌あるキャラクターも沢山登場するので
子供は夢中になることでしょう。
アンパンマンみたいなアプローチだと思います。
素晴らしいシステムですね。
漫画+ゲームブックと言う形も
今後もっと注目されて良いでしょうね。
※裏表紙はこんな感じです。姫と仲間
2015年11月1日追記
にゃんたんのゲームブックのオマージュ作品「ぴょんたんのなぞなぞゲームブック」と言う作品があります。無料で親子で楽しめる作品ですので、ぜひプレイしてみてください。
GameBook.xyz – ぴょんたんのなぞなぞゲームブック
以上、北海道からでした。