代々木丈太郎の何だか良く判らないブログ

主にゲームブックについて語ります。他、北海道ネタ、ホリエモン、雑談など

自殺防止には挨拶、悩みを理解、逃げる事なのかも

私は北海道民です。

同郷として尊敬する成毛眞さんがしたためるFacebookのタイムラインをたまに閲覧するのが細やかな楽しみなんですが、そこでこのような記事をシェアしていらっしゃるのを発見しました。 

新幹線のおじいさんの焼身自殺なんだけど、まだ全貌解明されてるわけでないので、あくまでも憶測での話。自殺の本当の原因って「孤独」だったのではないかなあと思うんです。これは本当に憶測だけど。年金に不満だったという話だけど、相談したり心を許せ...

Posted by 藤野 英人 on 2015年7月5日

いやあ、これを読んで筆者も反省しましたね。

おじいさん、泣いていたんですもんね。

もちろんこれが真相だとしても、罪が償える訳ではないし、亡くなった方や犠牲者の方は本当に可愛そうですが、これを普段の生活に当てはめてみることは一考に値しますね。

筆者は小売店経験があります。

仕事で朝、店を開店した時に来客があればすれ違いざまに「おはようございます」と挨拶をするわけです。

殆どの方は無視されますし、筆者もそれが当然だし全く気にしていなかったのですけどたまに「おはようございます」と返事をしてくれるお客さんもいるんですよね。

そのときは畏れ多いとか、気持ちが晴れやかになるというか、とっても嬉しかったことを思い出しますね。

逆に取引先などが納品に来た時、こちらが挨拶しても無愛想だったり、何の返事もなく立ち去ったりすると、とても気分を害したものです。

そしてこちらの作品は筆者の一番のお気に入りの小説なんですが、 

容疑者Xの献身 (文春文庫)

容疑者Xの献身 (文春文庫)

 

 登場人物の容疑者xは娘と暮らす隣人の女性に恋心をよせ、二人を救うためにそれこそ「献身」的に行動するのですがそのきっかけとなったのが引越し挨拶に来た事。
ちょうど容疑者xは人生に疲れ果て、自殺を企てている最中だったのですが、結果的に二人の挨拶が容疑者xの自殺を思い留まらせ、さらには恋心まで抱かせたのです。
詳しくは、名作なのでぜひ読んでいただきたいところですが、筆者はこの容疑者xの動機に頷き、東野圭吾さんの文筆力に打ちのめされたものでした。

そうして、以前見たちきりんさんのエントリを思い出しました。

d.hatena.ne.jp

自殺者が出ると良く

「家族はいなかったのか」

「周りに友達はいなかったのか」

とささやかれたりします。

でも、仮に自殺者のそばに大事な人(=家族など)がいる環境でも、自殺者は事に及んでしまいます。

なぜなら、大事な人だからこそ、心配を掛けたくないから言えないんですよね。

自殺をするほど悩んでいる人には気兼ねなく話せる相手が場合によっては有効なのでしょう。

 

あともう一つ、悩みを聞いてあげるということがいかに大切か、こちらの記事をみて痛感しました。

logmi.jp

「死にたいなら死んでもいい」

一見突き放した酷い言葉にも思えますが、本質は苦しさを十分理解して上げているからこそ出てくる言葉なのですね。

そしてその言葉について、娘さんはさらにFacebookで言及しており、

なぜ「死にたいなら死んでもいいよ」ととんでもないことを言ってしまったかというと、病院で「手術中に亡くなる確率が80%以上です。助かっても、後遺症が残る危険性は非常に高いです。それでも可能性に賭けて、手術しますか」という医師の問いかけに私は「お願いします」と答えてしまったからなんです。
私が母に生きていてほしい、と自分勝手に願ったから、母は死ぬよりも辛い下半身不随になってしまったんだ、とずっと思っていました。
だから、母が死にたいと言った時、私は「死んでもいいよ」と言おうとずっと決めていました。ある意味、仕方ないという、逃げの一言でした。

辛いなら逃げてもいい、と思いやった言葉だったと言う事が伺えます。

 

5日に岩手県で中学生が列車に飛び込んで自殺した事件がありました。とても悲しいことです。

ノートに書き綴っていたことから、悩みのSOSを発信していたことが伺えます。

とにかくまず悩みを聞いて理解してあげること。

そして「そんな学校やめよう。転校しようか」というのもいいでしょう。

もし転校先でもトラブルが有るというのなら、学校に行かないと言う選択肢もあっても良いと思います。

義務教育も見直す時期が来ているのかもしれませんね。

 

以上、北海道からでした。

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