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Yoyogi Jotaro の何だかよく分からないブログ

主にゲームブックについて語ります。他、北海道ネタ、ホリエモン、雑談など

ノベルゲーム『ゆきこたんの珈琲迷宮 帰ってきた名探偵』をプレイしてみました。その感想を書きます。

ノベルゲーム

雪印メグミルクが放つ「雪印コーヒー」ブランディング企画ノベルゲーム『ゆきこたんの珈琲迷宮 帰ってきた名探偵』

www.yukicocp.com

無料ブラウザゲームとあって、気軽に楽しめます。

大変素晴らしい企画だと思いプレイしてみました。

内容

作品は4章にわかれています。

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このおかげで筆者は第4章以外はセーブ機能なしで読み進めることが出来ました。

イラストや音楽、そして声優さんのボイスと各種演出が物語を盛り上げてくれます。

あなたはユキジル市メグミル区に住まう名探偵。

その街で人々に愛されている雪印コーヒーが工場の鍵が紛失したことにより製造が停止し、工場内の人員はもちろん、次第に街の人も困り果ててしまいます。

そこで名探偵のあなたに白羽の矢が立ち、助手の「うしっ娘ゆきこたん」とともに真相解明に挑みます。果たしてあなたは全容を解明することが出来るでしょうか?

あなた以外、登場人物は8人。そのうち容疑がかけられているのはうしっ娘ゆきこたんを含む7名。

女性占有率75%です。しかも萌えイラストの傾向が強いんですね。

なんかこう、ノベルゲームってラノベ的というか女の子多いですよね。いいことです。

さて、ゲームを進めますと

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はい、こんな感じでダイアログボックスが画面下部1/4位のところに表示されます。

そしてこの手のゲームの特徴なんですけどその……どうして文字の表示スピードが遅いんですかね……。一文字ずつ順繰り出てくると言うか……。なんかこう、文章全体がパッと出てきてくれないもんですかね。

ドラクエとかFFとか、果てはポートピア連続殺人事件もそうなんですけど、とっとと表示されて欲しいんですが……。

筆者はゲームの始終、この表示の遅さに苦労しました。マウスクリックで早くなるようなんですけど、マウスクリックは次の文章に移る役割もあるので、大体の場合表示が遅い割に読みかけの文章がすぐ消えて次の文章がまただらだらと表示されて、結局書いてあることが円滑に読み取ることが困難になるんですよ。UIに難有りです。

普通にLINEみたいに表示されて、見過ごしたら下スクロールさせて見直す事ができると言う仕様にしてほしいものです。(現在の仕様では後から見返すことは不可)

かと言ってメニューの「メッセージを早送り」にしたら到底読めないスピードでメッセージが消えていくし。極端すぎですよ……。

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ま、あとここ四択ですけど、結局読者はこのうち一つを選択せざるを得ない状況になります。

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こんな流れになっています。

もちろん筆者も意味のない選択肢をゲームブックに盛り込むことはありますけど、こう言う展開が多いのです。

逆に、

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全部の選択肢を見ることを強いられる場面もかなりありました。

これはコンピュータブログラムなのでフラグ管理が容易というところから出来る技ではありますが、読者の自由度を下げている感は否めないですね。

ここでゲームブックを思い起こしてみると、フラグ管理を殆ど読者にやらせている点でUIが悪いのですけど、全部の選択肢を選ばないと次に進めないと言うパターンは少ないように思います。

こうしてみると必ずしもフラグ管理が自動だからUIが高いとは言えないかなと思います。

物語の作り方に起因するんですね。

さて『ゆきこたんの珈琲迷宮 帰ってきた名探偵』は選択肢が提示されている割には物語は分岐せず、物語は第三章までは一本道と言う風に作られています。

4部作になっているのでそういう作り方もアリでしょうね。

ただ、第四章の展開があまりにも唐突で、ゆきこたんが名探偵であるはずの読者より先に推理を働かせ、ある程度物語を先に進めてしまうんですよ。

一章から四章までで起承転結を表しているんでしょうけど、(筆者の見解は四章が転と結の役割を担っている)ちょっと物語の流れが飛躍しすぎていると言う印象を拭えませんでした。

で、ここで活躍するのがセーブ機能です。推理を間違えたらひたすらやり直しです。筆者にとっては物語の飛躍が大きすぎて、試行錯誤しないとエンディングを迎えられませんでした。

総評

筆者がノベルゲームに慣れていないということもあって、UIについての小言が過ぎてしまいましたが物語としては大変良く出来ています。

推理小説を読み進めるように、謎が次第に解けていきますし、真実の奥行きの深さに感心することでしょう。

それぞれのキャラクターの想いが交錯し、相手を思う気持ちも伺えます。

そうなんですよ。登場人物キャラクターが凄いんです。

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これが女性キャラ六名ですがそれぞれ個性があってお互いに協調し合っています。その様子が物語を読みながら感じられるのがいいですね。

この六名に関しては雪印メグミルク側の思い入れが強く、イラスト投稿サイトとタイアップして募集したそうです。

その数ある作品の中から厳正に選ばれた六名なんです。言って見ればアイドルグループみたいなもんですね。

全員「ゆきこたん」と言う名称を冠するので当初は区別するのに困惑したんですけど、それぞれ特色ある全くの別キャラなのですぐに慣れることでしょう。

既にキャラクターが独り立ちしてコミケに出てみたり、楽曲をリリースしてみたり、取り組みが力入っています。

www.yukicocp.com

なるほど。こう言うキャラクターたちを活かすゲーム媒体として一番適しているのが「ノベルゲーム」ということなんでしょうね。

確かに第四章でバッドエンディングが多数待ち受けているんですけど、基本的にはゲーム性よりは世界観とか物語の完成度を重要視したコンテンツなんですよね。

選択肢を選びながら物語を進めるゲーム的要素を持つものとは言っても、ゲームブックとは異質のものです。

だからこそ、ノベルゲームとゲームブック。やり比べて互いのメリットを活かせるコンテンツを作ることも出来るんじゃないかなあと筆者は思います。

それにしてもノベルゲームはこのようにブランディングの手段として大手企業に採用された実績から盛り上がりを感じるのですけど、ゲームブックは先日銀魂というテレビアニメでネタにされたとき、TwitterのTLは「懐かしい」「今の子供は解るのか」「今でもあるのか」と言うツイートで溢れていました。(−_−;)

この格差に驚くばかりです。

 

以上、北海道からでした。

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