Yoyogi Jotaro の何だかよく分からないブログ

主にゲームブックについて語ります。他、北海道ネタ、ホリエモン、雑談など

顧客の方を向いていないサービスは淘汰されると破綻した夕張市のある北海道から想う

先日Amazonで購入した書籍が届きました。 

暇な女子大生が馬鹿なことをやってみた記録

暇な女子大生が馬鹿なことをやってみた記録

 

筆者は暇な女子大生のファンなので、ブログを購読しています。今回処女作ということで予約して8月29日に北海道の筆者の手元に届きましたとさ。

つまり、恐らく首都圏の方なら8月26日に手にしていたものを筆者は3日後じゃなければ入手できなかったという地方格差を思い知ったわけです。

rakubin.rakuten.co.jp

楽天が注文してから最短20分で手元に届くというサービスをし始めたというのに、この格差に歴然とするばかりでした。

そもそも、書籍ですよ?

その原稿って手書きなのでしょうか?

いえいえ、パソコンで打っているでしょう。データとなっているはずです。

だったら作者や編集者、果ては出版社も紙媒体ではなく電子書籍で出したほうがずっと手間暇がかからないはずです。

筆者は印刷会社に務めた経験もあるので、印刷機を回すというものがどれほど面倒くさいかと言うのを知っています。

データをPDF化して版画の板みたいなのを加工(刷版)し、印刷の機械を回します。

ここで、意外にも紙代がバカになりません。

コピー機の様にすべてが綺麗に印刷出来るわけではないですから余分に印刷し、製本をします。

製本自体も一部は乱丁、落丁とかするので、予備分も作るはずです。

そうして出来た紙の書籍は重たく、運ぶのにも一苦労。ここで物流の手間とお金がかかります。

そうして問屋や本屋に書籍が届けられます。書店での陳列の手間も大変です。

筆者は小売も経験済みなので、品切れしないように発注をしなくてはならない上、販売者はどのように商品を陳列すべきか頭を悩ますであろう事を容易に想像できます。

で、消費者はわざわざ店舗まで購入しに行かなくてはならないわけです。

例えば堀江貴文氏の下記の書籍は 

あえて、レールから外れる。逆転の仕事論

あえて、レールから外れる。逆転の仕事論

 

発売当初、品切れの店舗が続出し、何件もはしごしてやっと手に入れた! と堀江氏にTwitterで報告したところ、「それ、Amazonで買えばいいやん」と突っ込まれていたのを良く見かけました。

でもですねー。Amazonポチしても首都圏ならいざ知らず、北海道は物流最高に弱いんですよ。日にちも送料もかかるし。

いやもちろん送料無料にはなっていますが、それは配達する方々の取り分がなくなっているわけではないですからね。

その兼ね合いで電子書籍より紙の書籍よりの方が割高ですよね。

どう考えても紙媒体より電子書籍を出してもらえたほうが、読者はずっと便利です。

 

さらにはこんな動きもあるのには驚きました。

www.nikkei.com

既存の書店を守るためといえば聞こえはいいですが、筆者はこれに対して

お客さんの方を向いていますか?

と問いたい。

上記に述べたように今の時代圧倒的にネットを使ったほうが電子だろうが紙媒体だろうが顧客は便利なわけです。

それをわざわざ買ってくれるお客の不利益を顧みず自分たちに一番近い書店を守るために買い占めするって言うのは本末転倒ではないでしょうか。

紀伊國屋はAmazonへの対抗策と考えているのでしょうが、筆者は逆に電子書籍を加速するだけだろうと推測します。

もはや書籍なんて個人で出版できる時代ですから。 

(拙作です。申し訳ありません……) 

まずは電子書籍で販売して、少しヒットしたら紙媒体でも出せばいいだけの話です。

先に記したとおり、電子書籍にしたら印刷会社も運送会社も不要です。

その分安く売れますし、販売部数に対する著作者へのお金も多くなることでしょう。

現に印税の割合も上手くやれば70%なんですよ。

テクノロジーの進化によって産業が衰退するというのは避けられないことです。

筆者は北海道に住んでいますが、その典型はみなさんもご承知の夕張市です。

http://www.city.yubari.lg.jp/images/photo_image_01.jpg

夕張市ホームページより

石炭が採掘され、昔は「黒いダイヤモンド」と言われるほど石炭が価値を持っていた時期は、夕張市の人口は11万人を超えていました。

それがエネルギーが石炭から石油に変わり、石炭も外国からの輸入品に価格で負け、石炭産業が次々と撤退し、夕張市は2007年に「財政再建団体」となり、実質上の破綻となりました。

今は人口1万人を割っています。

つまりそれだけの人々が街を離れたということです。

それは仕方のない事なんですよ。

9割以上の人が新天地で暮らすという選択肢を選んだということなのです。

翻って、書籍にしても小売店や出版社を守るという事で電子書籍を同時には発売しなかったり、買い占めとかするんでしょうけど、夕張市の例のように焼け石に水だと思います。

確かに夕張に残って「夕張メロン」の様に全国区のブランド品を輩出するという事も出来るでしょう。ただそれは一部の方々だと思います。

状況が変わったのなら移転した方がいい。そもそも道民は移民が多い訳ですからね。 

チーズはどこへ消えた? (扶桑社BOOKS)

チーズはどこへ消えた? (扶桑社BOOKS)

 

筆者はこの書籍を思い出しました。

そう。チーズは無くなるんです。だから探しに行けばいいんですよ。

筆者には電子書籍を紙媒体より遅く出版する出版社がお客さん視点ではなく、自分側の保守ばかり考えているようにしか思えません。

 

お客さんにどうしたら喜んでもらえるか。

UI、UXも同じようなことだと思います。

そういう視点で経済活動をしないと、いずれ淘汰されてしまうことでしょう。

 

以上、北海道からでした。

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