厚切りジェイソンさんの新著「日本のみなさんにお伝えしたい48のWhy」レビュー。堀江貴文氏と意見や価値観が似ていてビックリ。
皆さんこんにちはー。
ゲームブック投稿サイトを運営している者です。
地方は不利ですね。発売日から一日経過して、漸く店頭で見かけることが出来ました。
とても読みたかった厚切りジェイソンさんの書籍です。
芸人デビューして1年足らずで大ブレイク。
CMやテレビに出演したり、
幼稚園→周りと合わせろ 小学校→周りと合わせろ 中学校→周りと合わせろ 高校→周りと合わせろ 大学→周りと合わせろ 会社→周りと合わせろ パターンパターン!見えてきたよ! 「やりたいことが分からない」とよく相談受ける理由。 自分で考える機会が今までなかったから。
— 厚切りジェイソン@書籍発売 (@atsugirijason) 2015, 10月 1
Twitterや755での人生相談や、素晴らしい格言の様なツイートが話題を呼んでいます。そのSNSでの彼の発言を抜粋して、更に解説をまとめた書籍です。
Twitterをまとめた書籍としてはちきりんさんの多眼思考などが印象深いですが
大変に感銘を受けアッといえる間に読了したのでレビューを書きたいと思います。
単なる抜粋書じゃない
書籍の構成としては、一般の方の悩みや質問などに厚切りジェイソンさんがSNSで回答した内容を載せ、更に深く解説を掲載するという形をとっています。
筆者は彼のTwitterをフォローし、755もチェックしているのですが、「こんな質問あったっけ?」と言う初見のような質問もかなり見受けられました。
恐らく質問そのものは上手くまとめられているのでしょう。同じ内容の文章でも言葉尻を変えるとこんなにも印象が異なるのかと思い知らされました。
そういう意味では、「既にジェイソンのTwitterや755はチェック済みだから、この書籍は読む必要が無い」とは全くならないですね。
とりわけ解説にページをかなり割いてますからね。この解説が物凄く要となってますよ。
夢を叶えるヒント
あんまりネタバレするようなことはしたくないのですが、一つだけ印象深いものをここで書かせていただきます。
彼はこの書籍の中で何度か異口同音に次のことを伝えています。
出来ないのではない、やらないだけだ
これは彼の言葉そのままに引用したわけではないので重みが足りませんが、彼の書籍の中では大変に心を動かされる言葉のひとつかと言う印象を受けます。
なぜ彼がIT役員とお笑い芸人を両立出来ているのか。どうして楽しそうにいきいきとしているのか。
そのことが垣間見られると思いますよ。
Youは何しに日本へ
あと筆者がとても不思議に思っていたのは、彼がなぜ日本に来たのかと言うこと。
どう考えても日本語圏より英語圏の方がマーケットが広いはずですし、アジアなど欧米人が海外に進出したいのなら普通は中華圏を選ばないかなあと思っていたからです。
その理由も何となく綴ってあります。
ちょっとバラしちゃうと、日本が好きだからの様ですよ。
じゃあ、なぜ好きなのか? そう言うことにも触れられています。
とにかく日本人は彼が日本を好きになり、はるばるここまでやってきてくれたことにもっと感謝をしていいでしょう。
彼の日本に対する想いも綴ってあります。お笑いが好きということも重要な要素ですが、それ以上にとても大きな想いが書かれています。
アメリカ人だからこそ、日本を客観的に見ることが出来るのでしょうね。
勉強になる
この本は大変勉強になりますし、少しずつでも前に進む重要性や日本の置かれた厳しい現実に目を向ける必要性を痛感する事でしょう。
時折書かれている「漢字ネタ」も筆者は初めて見るものもあり、思わず吹きました。流石芸人さんですね。
あと、英語の勉強に興味のある方はとても参考になると思うのですが、厚切りジェイソンさんの漢字の勉強法が具体的に載っています。
ポイントの付け所が斬新だと思いますよ。英語の勉強方法にも応用できそうですね。筆者もアレンジして英語を勉強しようかな。
実はホリエモンと似ている
ネットで「手書き履歴書は効率悪い」と厚切りジェイソンさんがTweetした言を受け、ホリエモンも同意したことが話題になりました。
それ以外のことでも厚切りジェイソンさんと堀江貴文氏は考え方や価値観が凄く似ています。
例えば堀江貴文氏はこのような書籍を書いています。
タイトルからも分かる通り、事をなすには一つ一つの積み重ねが大事と説いてます。
で、厚切りジェイソンさんもこの書籍の中で似たようなことを書いていますよ。
いきなり大きな目標を達成することは大変。でも達成できる目標を積み重ねていけば、いつかは大きな目標に到達できると指摘しています。
「自信持てない」に対して 誰でも出来ることから始め、成功したら難度をあがって繰り返す。 体を成功することに慣らす。 例えば: いきなり10キロ走る自信ない。しかし、100mなら走れる。明日になると、昨日100m走れたから今日は120m走れる。 一年後、10キロ走れている。
— 厚切りジェイソン@書籍発売 (@atsugirijason) 2015, 9月 9
↑このTweetが書籍に引用されているわけではありませんが、これと同様の事で説明していますよ。
この事は一例です。筆者は自評ホリエモン評論家なので、彼の書籍・メルマガ・Twitter・755はかなりチェックしているので、厚切りジェイソンさんの書籍を読んでいると本当に似ているなあと思わずにいられませんでした。
まとめ
厚切りジェイソンさんと堀江貴文氏の一番の違いは「座右の銘があるかないか」くらいでしょうかねえ……。
どちらの方が座右の銘をお持ちだと思いますか? なかなか興味深いですよ。
対談もかなり期待されるところですが、意気投合して面白いかも知れないし、あるいは同じ様な意見しか出なくて発展性が殆どないものに収まってしまうかも知れないですね。
以上、北海道からでした。