代々木丈太郎の何だか良く判らないブログ

主にゲームブックについて語ります。他、北海道ネタ、ホリエモン、雑談など

少女漫画の新たなマーケットを勝手に考えてみる……! 男性にも売るようにしてみれば?

こんにつわ。ゲームブック投稿サイトの管理者です。

ゲームブック繋がりで少女漫画「アニマル横町」通称「アニ横」を読了してレビューを書いたのも記憶にあたらしいところです。 

blog.gamebook.xyz

↑で、まあこのエントリも結構読んでいただいているようです。

つくづく思うのですけど、こんな面白いコンテンツを少女だけにとどめておくのはもったいなくありませんか?

f:id:oniisann:20160402102932j:plain

少子化が進み、子供も減っています。

f:id:oniisann:20160402105044p:plain

我が国のこどもの数 - 総務省統計局より

1950年がピークで2943万人、2015年で1617万人と約55%になっています。

だったら、女の子だけじゃなくて男にも拡大すればいいんじゃないでしょうか。

出版不況が叫ばれ、「なかよし」(講談社)「ちゃお」(小学館)「りぼん」(集英社)の最大小中学生向け少女漫画雑誌も大変苦しい状況と言われています。

Wikipediaによると、「りぼん」はピーク時の1994年には少女漫画誌では史上最高の部数となる255万部を発行したこともあるそうです。

それが2010年では24.3万部と、ピーク時の1/10以下

恐らく電子媒体に移り変わっている部分もあることでしょう。

2015年、紙の漫画雑誌はますます減少して20年連続減。電子コミックスは1100億円を超える規模に爆伸し、紙と電子を合わせると雑誌の三倍近くにまで差が付いた。 - 情報中毒者、あるいは活字中毒者、もしくは物語中毒者の弁明

そこで勝手に筆者も対策を考えてみたいと思います。

目次

表紙や色を変える

先程述べたように、男にも拡大を狙っていけばいいんです。

まずりぼんのサイトを見ますと。

ribon.shueisha.co.jp

ピンクが眩しいー!

ほか、「ちゃお」はピンクに何ともいえない女の子専用の水色が映えているし、「なかよし」は男には判別できないピンクとも紫とも言えない基調から始まる様々な色使いで……。

とにかく色の洪水が大反乱……。男は一歩も立ち寄ることは出来ません。

なので、男でも親しみやすい色使いをしてみたらいんじゃいかと思います。

復刻版が参考に

例えば、ゲームブックの「火吹山の魔法使い」 

火吹山の魔法使い ファイティング・ファンタジー (現代教養文庫)

火吹山の魔法使い ファイティング・ファンタジー (現代教養文庫)

  • 作者: スティーブ・ジャクソン,イアン・リビングストン,浅羽莢子
  • 出版社/メーカー: 社会思想社
  • 発売日: 1984/12
  • メディア: 文庫
  • 購入: 2人 クリック: 7回
  • この商品を含むブログ (10件) を見る
 

↑最初はこんなんだったんですけど、復刻版は↓ご覧のとおり。 

ファイティング・ファンタジー「火吹山の魔法使い」 (〈ファイティング・ファンタジー〉シリーズ)

ファイティング・ファンタジー「火吹山の魔法使い」 (〈ファイティング・ファンタジー〉シリーズ)

 

めちゃかっこよくなっていません?

あと、漫画界では知らない人はいない手塚治虫先生の名作BJ。 

ブラック・ジャック (1) (少年チャンピオン・コミックス)

ブラック・ジャック (1) (少年チャンピオン・コミックス)

 

↑このままでもかっこいいですけど↓文庫版で復刻すると 

Black Jack―The best 11 stories by Osamu Tezuka (17) (秋田文庫)

Black Jack―The best 11 stories by Osamu Tezuka (17) (秋田文庫)

 

ほうら。こんなに写実的にかっこ良くなっていますよ。

これを少女漫画にも応用したらいいんじゃないですか?

↑こんなうさぎさんも

↑こんな感じで(うさぎじゃないけど)

このようにまあ、逞しさ・男らしさを演出したら男性客も寄ってくるんじゃないでしょうか。

集英社ジャンプあるのに

紙媒体ではページ数の制約が著しく影響されるので困難ですが、電子媒体ならあまり気になりません。

ジャンプのサイトに出張で掲載してみたらいいんじゃないでしょうかね?

plus.shonenjump.com

↑このサイトに「無料掲載の漫画」ってページがあるんですよ。

で、りぼんのサイトにもお試しで「アニ横」第一話を無料で読めるんですよね。

りぼんわくわくステーション

↑こちらのページで「アニマル横町」の「第一話試し読み」をクリックすればOK。

ウケますね。作者さんの絵柄が初々しい。キャラのリーダーシップが現在ではウサギのイヨに対し、この頃はクマのケンタが担っているところも興味深い。

パンダのイッサこの頃ちょっと腹黒ですね。今のほうがいいなあ。

回数を重ねるにつれて主人公のあみつんも、キャラクターが成長しているところもオモロイですね。

話を元に戻すと、無料での試し読みがあるのなら、男子が集まりサイトにも設置して読ませてみれば?

と言う話です。

実際リンクを貼るだけでいいんだから、めっちゃ楽な作業ですよ?

同じ集英社なんだから協力し合えば?

全部は無理だろうけど

もちろん今回紹介しているコンテンツが「アニ横」と言う、ジェンダーがさほど気にならない作品だからこそ試してみる価値があると思います。

↑例えばこれ。ギャグ漫画なのですけど、微笑ましくありません?

ウサギのイヨは普段自分の欲望に素直でやりたい放題と言うキャラなんですけど、きちんと(本人も忘れてる)友達の誕生日を覚えており、プレゼントを渡すという行動も取っています。

テーマとして意識はあまりないのかもしれませんが、アニ横はこのように「友達思い」と言うのが溢れ出てくる内容なんですよね。 

ギャグの連発ですが、男性作者にはないマイルドなギャグで、人を傷つけるシーンが少ないように思います。

現実にりぼん掲載の作品の大半は、少女色が濃すぎて男性ウケはしない場合が多いかも知れません。それは仕方ありません。

でも逆に、少年誌に載っているものでも、女性が好んで読む作品はあるはずです。

それをりぼんのサイトにリンク貼ってもいいんじゃないでしょうか。

↑ホラね。筆者も大好きな少年漫画「ジョジョの奇妙な冒険」 ですが、女性でも好きだという人は続出してますから。

気づくことも出来ない

ちきりんさんもこちらのブログエントリで言及してますけど

d.hatena.ne.jp

紙媒体などオールドメディアに慣れた方はこちらのエントリを読まれると良いと思います。

主に何だか悪い例について触れられていますが、逆に横の壁を超えることで

こんなオモロイ作品があったの!?

と言う気づきも多く散見されるはずです。

筆者も「ゲームブック」と言うキーワードがなければ「アニ横」に出会うことが出来ませんでした。

ネットは人と人や情報と情報をつなげる事のできる、素晴らしい媒体だと思います。

雑誌が売れないと嘆くまえに、いろいろやってみて欲しいのですが。

まとめ

いろいろ好き放題書き綴りましたが、言うは易く行うは難しですね。

ただ、素晴らしい漫画コンテンツが埋もれているのはもったいないと思っただけの話ですので、ご了承いただければと思います。

 

以上、北海道からでした。 

さて、あなたはどうする?
GameBook.xyzへもどる→1
Googleへ行く→14