代々木丈太郎の何だか良く判らないブログ

主にゲームブックについて語ります。他、北海道ネタ、ホリエモン、雑談など

英語圏でKindle版のゲームブックが2016年にどれほどリリースされていたのか調べてみました。

こんにつわ。

ゲームブック投稿サイトの管理者です。

海外のWikipediaを見ていても世界的にゲームブックは1990年代に衰退した、とあるんですけど実のところどうなのか色々情報を集めております。

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すると、結構興味深いことが分かりました。

個人出版と思われるのですが、結構な数がリリースされていますよ。

これは日本語圏とくらべて英語圏はマーケットが非情に大きいので、商売として成り立つからじゃないかなあと推察します。

早いもので2016年も5月を目前にしており、1/3が終わっちゃんたで、今回のエントリでは2016年の本日時点でどんな作品が出ていたのかまとめてみました。

検索キーワードを「gamebook」と「Choose your own adventure」に絞ってやってみました。

 

目次

gamebookで検索したら 

なんか普通のゲームについての書籍やチェスの攻略法などいろいろでした。

「ゲーム」の意味が広すぎて、結局上記の3作しかありませんでした。 

全然無いじゃん、と思っていたんですが…。 

choose your own adventureで検索 

 

おお。これは多い。26作品。殆どがインディーズのものですね。

価格の安いものが多いです。

筆者も出してたけど

↑筆者も去年こんなの出したんですけど、

  • キーワードを"Choose your own adventure"にするべき
  • たいした文章量じゃないのに価格が高すぎ

と言う事が判明しました。

上記の様に英語圏では「gamebook」ではなく「Choose your own adventure - CYOA」の方がメジャーなんですね。

今回のことで勉強になりました。

これから英語でゲームブックを作成しようとお考えの方はご参考に……?

inklewriterが活躍

すべてサンプルページを見たので分かったんですけど、Kindle版のゲームブックを制作するのにinklewriterと言うツールを利用している作品がかなりありました。

www.inklestudios.com

↑こちらのツールはわかりやすく、制作過程でパラグラフの繋がりを図示してくれるメニューもあるんです。

一番の特徴はパラグラフの番号表記がないこと。

これは長所と短所の両面を持ち合わせていますね。

ゲームブックをやったことない人が初めてやる場合は、リンククリックだけでパラグラフ移動できるなら番号はないほうがわかりやすいかもしれません。

でも番号を使ったフラグ管理ができなくなりますね。

例えば

  1. 鍵を見つけた。10と言う番号が刻まれている。
  2. ダンジョンを散策する。
  3. 宝箱を見つけた。
  4. あなたは鍵を持っているか?
  5. では今いるパラグラフ番号に鍵の番号を加えた数値のパラグラフへ移動せよ。

……と言うように、本当に鍵を見つけて鍵の番号を知らないと、該当パラグラフに移動できないと言うフラグ処理をするんですけどね。

inklewriterではそれを一体どうやってやるんだろう?

まあでも、現にいろいろゲームブックが作られていますから、ツールとしていいんじゃないでしょうかね。

まとめ

インディーズがほとんどではありますが、英語圏ではゲームブック作成の動きがチラホラとあるようですね。

いくつか投稿サイトも有りますからね。

やはり英語圏のマーケットが広いから、個人の趣味が多様化した現在でもある程度はやっていけるという感じでしょうか。

あと大手のTin Man Gamesやinkle、ダークホースの3Minutes Gamesは紙媒体よりPCやスマホにシフトしているといった印象です。

 

以上、北海道からでした。

 

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