ゲームブックの価値の移り変わり。今の時流に合わせた価値についてゲームブック形式で語ってみたいと思います。
こんにつわ。
ゲームブック投稿サイトの管理者です。
突然ですが、マスクをつけた女性が現れました!
さて、どぅする?
1.警戒する
ヤバイですね、あなた。
女性から風邪などの病気を移される心配をしましたか?
自分本位ですね。
もしかして「口裂け女」が登場したかと思いましたか?
もう、年代バレますよ。
ゲームブック世代にも程があります。
女性に「ワタシキレイ?」と聞かれて
「綺麗です」と答え
「コレデモ?」
とマスクを外すと耳のあたりまで口が裂けた女性を想像してませんか?
女性の質問に早く答えないと鎌(どこに持ち合わせてたんだか)で耳を削ぎ落とされるとかって思っています?
逃げようと思っても元オリンピック選手候補だったため、追いつかれるとか?
まあ、今なら
【カッコイイ‼︎】
— 写真ラブ (@pev2zozw) 2016年6月21日
「YES高須クリニック」でお馴染みの高須クリニック院長・高須克弥氏
「遺産は全部社会還元」
「東日本大震災被災地に返済不要の奨学金を寄付‼︎」
潔くてカッコ良すぎますwww pic.twitter.com/fZERNvDW36
イエス高須クリニック!
と言えば解決だと思いますけどね。
あらゆる意味でね。
- あなたも女性に襲われない
- 女性も容姿が整います
- 高須クリニックも儲かる
という三者が喜べるいい方法だと思いますね。
当時はそんな事思いもつかず、ただただ怯える青春の日々でしたね。
まあ、どうでもいいので本文に戻って下さい。→ここを押す。
2.「お大事に 」と言う
これは女性と知り合いである場合なら自然と出てくる言葉かと思います。
「どうしたの」
「風邪ひいたの? 花粉症?」
シーズンに寄ってはそう言う声掛けもあるでしょう。
女性の立場にしてみればそのように気遣ってもらえることは嫌ではないのではないでしょうか。
男性であればそのような心配りが出来ないとモテないのかもしれません。
まあ、これは模範解答が好きな方用の選択肢です。 →ここを押す。
3.「ズボラだね」「賢いね」と言う
いやあ、「ズボラ」は酷い声掛けですね。
嫌われても知りませんよ。
「賢いね」も嫌味に聞こえなければいいですが……。
まあでも今回筆者がお伝えしたい話の主旨はここにあります。
つまり女性は化粧をするのが面倒くさくて、それを隠す用途でマスクをつけることがあるのです。
知り合いのJDとか良くやってました。
ちょっとコンビニに買い出ししたいと言う時でも、女性は化粧無しで外を出歩くことに抵抗がある人も多いのです。
実際すっぴんで知り合いに出会うと
どうしたの?
と突っ込まれることも多いので。
男性にはオネエでもなければ理解し難い使用方法です。
目次
モノの価値は人により異なる
筆者は小売店での勤務経験があります。
メーカーで作られた商品は、先のマスクの例のように多様な例で使われます。
特にメーカーが想定していないような使われ方をします。
メーカーはユーザーの使い方やライフスタイルと言ったものを把握しないとせっかくの販売チャンスを失うことになります。
その点小売店はお客さんと話す機会もメーカーよりも多く、クレームで
今すぐ来いコラ! 仕事になんねえだろ!
と言われ、はるばる遠路を車で良品交換へと向かうのですよ。
酷い時はキャンプ場にランタンの交換に出かけたケースも耳にしますよ。
ただ、そこで良く分かるのはお客の商品の利用方法です。
例えば先のマスクで、
5枚入りなのに4枚しか入っていなかったじゃない! 届けに来て!
と言われて、たった1枚の不足でも届けに行かなければならない理由は3の用途でお分かりですね。
その女性が化粧をしないで外出するためにはマスクが必要だからです。
特に化粧品を切らしている時などは重要度が激増します。
そこで女性が求めている価値は
煩わしい化粧をする手間暇なしに気軽に外出できる事
なのです。
メーカーが想定している
- 咳を辺りに拡散させない
- ウィルス等を吸い込まないようにする
- 喉の痛みを緩和させる
などの医療品的な価値ではないのです。
昔のゲームブックの価値
で、いきなりゲームブックの話に戻しますよ。
1984年ごろ、火吹山の魔法使いの出版当時。
火吹山の魔法使い ファイティング・ファンタジー (現代教養文庫)
- 作者: スティーブ・ジャクソン,イアン・リビングストン,浅羽莢子
- 出版社/メーカー: 社会思想社
- 発売日: 1984/12
- メディア: 文庫
- 購入: 2人 クリック: 7回
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この時のゲームブックの価値は
- 一人でTRPGが出来る
- パソコン不要でRPGが出来る
- 読者が主人公になれる
と言うところに尽きると思います。
パソコンがマイコンとも呼ばれていた頃で、とても珍しい時代。
そんなとき、RPGの原型とも言うべきTRPGが流行っていましたが、遊ぶためには数人集まる必要があり、手軽にできるものではありません。
それを独りでできるようにしたのがこの「火吹山」をはじめとするファイティング・ファンタジーのゲームブックシリーズです。
パソコンは高価で普及してませんでしたから、パソコン無しでRPGが出来ると言うことで非常に革命的でもありました。
そして小説は一人称や三人称で語られることが殆どで、二人称による文体で、読者本人が物語を進められるという斬新さが物語への没頭感を可能にしたのでした、とさ。
その価値は不要になった
時代は代わり、スマホが普及しましたね。
当時の高価なパソコンよりも何倍も高機能でネットにも繋がるコンピュータが手のひらに収まっている時代です。
TRPGはオンラインセッションが可能です。
RPGは無料のアプリで溢れています。
ゲームが普及したので、主人公としての活躍は小説である必要もなくなりました。
ゲームブックが廃れた理由は時代の変化に伴う価値観の激変に置いて行かれたからです。
ということは、価値観を新たに創造すれば、ゲームブックは普通に復活出来るはずなのです。
新たな価値
日本では謎解きゲームブックが流行っていますが、日本も含め世界中で流行っているゲームブックはLifelineだと考えています。
2015年のiOSの有料APPで日本と中国で1位だそうです。
プレイしていただければわかりますが、これは選択肢を選びつつも、極限状態で生死を彷徨う主人公タイラーとのSNSの様な対話をする楽しみがあります。
このゲームブックの価値は次の通り。
主人公とSNSで対話出来る楽しさ
TwitterやLINE、FacebookのMessenger、そして755などの盛況を見て下さい。
人とのテキストベースによる会話が非常に人気の時代です。
プリミティブなもので言えば、スナックで女性に会いに行く、BARでバーテンダーやマスターに愚痴を言う、知人同志で飲みに行くというのも会話がメインなサービスです。
それらがアプリベースならゲームブックで可能になったのです。
SNSでの会話は楽しいけれどもやめ時が難しかったり、返事がもらえなかったり、話題に困ったり、イジメがあったりと言うデメリットも存在します。
Twitterなどでは炎上したり、批判に晒されたり、社会的地位やカネや職を失うリスクすらあります。
ゲームブックであれば、そのような危険性もありません。
Lifelineと言うゲームブックは主人公タイラーとの、読者は一切困らない対話を可能にしているのです。
Lifelineはさらに、極限状態の主人公へ
助けてあげたい
と言う高度な欲求を満たしてくれるものでもあります。
これは被災地に募金をしたりボランティア活動する意識に近いものがあります。
AIより優れている面
対話型といえばすぐに思いつくのはAIです。
身近にはsiriやGoogleNowが挙げられるでしょう。
あるいはLINEやTwitterならMicrosoftのJKりんながいます。
でもやりとりは完全ではありません。
そのため、流れがスムーズであり、物語性が優れたゲームブックが価値を発揮できる状況にあります。
わずか240円で楽しめるなら、飲みに行くよりずっと安いですよね。
まとめ
そんな訳で、今求められている価値を提供できるゲームブックはLifelineの様にアプリベースでこそリリースできる状況と言えそうです。
今後このブログでは、その傾向と対策などにも触れていきたいと思います。
以上、北海道からでした。