「中間管理録トネガワ」──果たしてカイジくんは彼の圧倒的トレンドについて行けるのか!? 80万部ってざわざわどころの騒ぎじゃない!
こんにつわ。
ゲームブック投稿サイトの管理者です。
最近はブログを更新する暇もなく消耗してます。
そんな折、ようやくまとまった時間が取れたので「ざわざわ」してみることにしました。
これですよ、これ。
3巻は帝愛グループの付箋がつく限定バージョンもあります。
中間管理録トネガワ(3)限定版 (プレミアムKC ヤングマガジン)
- 作者: 福本伸行,橋本智広,三好智樹,萩原天晴
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2016/08/05
- メディア: コミック
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ご覧のとおり「賭博黙示録カイジ」をはじめとするカイジシリーズに登場する強敵「利根川幸雄」が主人公のスピンオフ作品です。
これが非常にカイジシリーズの世界観やキャラクターを巧みに反映しており、ストーリーも無駄に充実しているので大変に面白く仕上がっています。
とりわけ主人公利根川幸雄が帝愛グループ会長の兵藤和尊の傍若無人な言動に四苦八苦したり、見当違いの努力をして最悪の結果を招く部下に翻弄されるさまが笑えます。
二巻では
ノーカン!
でお馴染みの大槻班長の番外編も収録されている充実ぶりです。
この作品を通じて読み取れるのは、意外にも利根川幸雄が人格者だということ。
クズの皆様に限定ジャンケンの会場である豪華客船エスポワールで
ブチ殺すぞ!!! ゴミめらがっ...
と圧倒的悪役感を漂わせていた彼ですが、彼は非常に部下に気を使っています。
基本的に北斗の拳イチゴ味の様に
非常にデフォルメというかギャグ路線では有るのですが、ミスばっかりしてしまう部下を飲みに誘い、ダメなところを指摘し、助言をして激励しています。
20連勤もまだいい方と言う帝愛幹部の過酷な勤務状況に関わらずです。
人の道を外してしまいそうな元部下を最大限引き戻そうと尽力もして、無念ながら叶わなくとも、彼から手紙が来た時は嬉しそうに熱心に精読していました。
この人柄の良さがまた本編との格差に面白さを増していますね。
カイジファンなら必読の書です。
いやあ……正直本編よりも面白いんじゃないかなあ。
累計80万部を突破したそうですよ。
お盆休みは「トネガワ」で決まりですよ。
いやあ。
本当に利根川先生は優秀で部下思いですよ。
理想の上司の上位に食い込むんじゃないかな。
以上、北海道からでした。