代々木丈太郎の何だか良く判らないブログ

主にゲームブックについて語ります。他、北海道ネタ、ホリエモン、雑談など

小説投稿サイト作家の皆さん、ちきりんさんの「マーケット感覚を身につけよう」を参考に新たな市場「ゲームブック」に参戦しませんか?

小説投稿サイトはこのエントリ執筆時点で104サイトもあるそうです。

matome.naver.jp

かく言う私も拙作を数点小説投稿サイトに寄稿しましたが、PVは伸び悩みました。すると、モチベーションが徐々に下がっていって、結局途中で更新が途絶えるんですよね……。

例えば、「小説家になろう」と言うサイト。

syosetu.com

こちらですとこのエントリ執筆時点で

小説掲載数332,816作品

とのことです。

30万作以上もある作品の中から自分のをアピールするためには幾つか併用できる選択肢があって、

  1. 更新頻度を上げる
  2. SNS(主にTwitter)で宣伝する
  3. 同サイト内で他の作者と交流を深める

などの方法がとられます。

他の小説投稿サイトでも同様の手法が取られ、みんな同じような行動をするので競争が激しい(レッドオーシャン)となっています。

そこでヒントとなるのが月間200万PVのブロガー、ちきりんさんの書籍です。 

マーケット感覚を身につけよう

マーケット感覚を身につけよう

 

 

 あんまり書くとネタバレになるので詳しくは書籍を一読していただきたいのですが、この本の趣旨は「自分がどの市場なら自分の強みを活かせるか考える」ことです。

まず多くの方が(発展途上国を含めて)パソコンやスマホを手にし、インターネットが使える環境が整ったというのが今の時代です。

インターネットはご周知の通り個人が情報発信することが容易です。さらにその情報は受け取った人の心に響けばSNSなどで比較的容易に拡散される可能性を秘めています。

つまりそこに市場(マーケット)と言うものが成り立って、全世界では70億人もいるわけですからマニアックだったり、ニッチな作品でも良質なものであれば受け入れられる余地が格段に高まっているんですね。

「小説」と言うマーケットはレッドオーシャンですが、「ゲームブック」と言うマーケットは今は競争が非情に少ない状態(ブルーオーシャン)なんです。

ま、オワコンとも言うんですが……

ただ、ゲームブック愛好家は確実にいるんです。

このブログでは頻出ですが、ブームの火付け役はこの書籍。 

火吹山の魔法使い ファイティング・ファンタジー (現代教養文庫)

火吹山の魔法使い ファイティング・ファンタジー (現代教養文庫)

  • 作者: スティーブ・ジャクソン,イアン・リビングストン,浅羽莢子
  • 出版社/メーカー: 社会思想社
  • 発売日: 1984/12
  • メディア: 文庫
  • 購入: 2人 クリック: 7回
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 1984年頃に学生だった人たちの間ではかなり広まりました。

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統計局ホームページ/人口ピラミッド 平成22年(2010年)より(赤枠は筆者記入)

5年前の人口ピラミッドですが、ちょうどその年代の方は団塊の世代に次いで人口が多いんです。

 

そして、20代の方でも「ゲームブック」を知る方は多いのです。 

にゃんたんのゲームブック (ポプラ社の小さな童話―にゃんたんシリーズ)

にゃんたんのゲームブック (ポプラ社の小さな童話―にゃんたんシリーズ)

 

↑こちらの作品は1987年ですが、シリーズ最新作は1998年の作品があります。(著者調べ)

しかも児童用なので、1998年に読者が6歳だったとしたら、現在は23歳くらいになります。

「にゃんたんのゲームブックが好きだった」と言うコメントは、Twitterの検索で「にゃんたんのゲームブック」で多数出てきます。 

 特に↑このツイートがされてからは当ブログのこのエントリ↓も多数読まれるようになりました。 

blog.gamebook.xyz

最近では「パーフェクトチャイルド」と言うTwitterを利用したゲームブックのRTが5000を超える反響の大きさです。 

そしてGoogleAdWordsで「ゲームブック」と言うキーワードの1ヶ月単位の検索ボリューム量が下記の通り、

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大体2900~3600程度だったのに、6月は5400回に増えているんですね。

これは七つの大罪ゲームブックが発行されたことや 

七つの大罪 ゲームブック 迷いの森の冒険 (KCデラックス ラノベ文庫)

七つの大罪 ゲームブック 迷いの森の冒険 (KCデラックス ラノベ文庫)

 

 青鬼ゲームブックが発行予定と言う事も影響していることでしょう。

www.kadokawa.co.jp

 

以上の点からゲームブックブーム再来の兆しが見え始めているのです。今なら競争が少ない中で自分の作品を発表するいいタイミングだと思います。

投稿するか、しないか。選択するのはあなたです。

 

ゲームブックって何? どうやって作るの? と興味をお持ちの方は下記サイトで紹介しておりますので、ぜひ御覧ください。

小説を書いたことのある方ならゲームブック創作も比較的容易に出来ると思いますよ。

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以上、北海道からでした。

さて、あなたはどうする?
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