オールドスパイスの『ゲームブック』プロモーションをやってみた。
昨日こんな記事を見かけました。
何と……。
Twitterの引用RT機能を使ったゲームブックが流行ったかと思ったら
【パーフェクト・チャイルド】 これはTwitterを使ったアドベンチャーゲームである。 君はこのツイートの下に表示される当アカウント【perchi912】が行った返信に記載されたリンクを辿ることで、ゲームを進めることができる。 pic.twitter.com/lhOQteUbgA
— パーフェクト・チャイルド@三日目東カ23 (@perchi912) 2015, 7月 21
今度はInstagramのタグ機能を使って「ゲームブック」がリリースされたんですねえ。
これはアメリカですか。アメリカといえばこの前は
人気コメディアンの「ステファン・コルベア氏」がゲームブックを発表したばかりではないですか。
アメリカではゲームブックで攻めてますね。
これらをみるとゲームブックが人気コンテンツとして取り扱われ、プロダクトやコメディアンの販促ツールとして確立しているんですね。
「オワコン」と言われている日本とは状況がかなり異なります。
ああ……こういうところでも日本はアメリカに遅れを取っているという訳か!
早く……早く「ゲームブック」が人気コンテンツになるように仕掛けていかなくては!
まあ、筆者も現在あらゆることを考えていて、ようやくアイデアがかたまり、新たな取組を始めたばかりです。全く牛の歩みですね。申し訳ありません。
でも、ゲームブック投稿サイトGameBook.xyzには、ものすごく凝った作品を投稿してくださる方もいるのです。
GameBook.xyz – 魔女の倫理と君の理由 -The signs twelve of zodiac case-
↑これは挿絵イラストいい、物語といい、謎解きといい、市販品として遜色のないレベルです。ぜひプレイしてみてください。筆者もいつしかレビューを書く予定です。(筆者は解けないかも知んないですけど。実際何回もプレイ済みです)
では、話を元に戻してInstagramのゲームブックをやってみます。
筆者はInstagramのアカウントを持っていませんでしたが、特に問題なくプレイ出来たみたいです。
さて、Google先生とともに冒険へと旅立ちます!
あなたは暗闇の洞窟で目を覚ました。遠くには薄明かりが見える。目の前には「オールドスパイスボディーウォッシュ」の開いたボトルが置いてある。光に向かって進むか──恐らく出口だろう? それともオールドスパイスを掴むか? 画像を一回タップして選択肢のタグを使いたまえ。
指示通り、画像を一度タップ(PCはマウスでクリック)すると、選択肢が現れます。上記画像もクリックできますので試してみるとよいでしょう。
さて、オールドスパイスの宣伝なんですからそれを選ぶと
はい。あっという間にゲームーオーバーですね。何でこう言う展開になるのか予想がまったくつきませんね。
でも右下の”Tap To Go Bakc!”をタップ(クリック)すれば、すぐに前のパラグラフに戻れます。この辺は親切ですね。
いきなりロボットが出没ですね。敵か味方も分かんないです。
いろいろやりとりをしていると……。
はい。見事にやられましたね。
このようにゲームをしていると、突然のゲームオーバーというパターンです。
とにかくナンセンス。世界観とか物語性とか皆無。
展開が唐突過ぎてブラックジョークの羅列で一体何を選択していいのか読者はわからないですね。ちょっとこの辺はアメリカ人のユーモアセンスがないとついていけないと思います。
ま、でも筆者はあんまりこういうの嫌いじゃないですけどね。イラストもかなりのプロが書いていますよね。実際にそれを裏付けるパラグラフもちゃあんとありますよ。
ある意味お約束通りとも言えますね。
全ての選択肢を辿っても10分~15分くらいで終えられるんじゃないですかね。Google先生がいれば何とか英語が不得手な方も読み進められるんじゃないでしょうか?
ただ結論としてこれ、香水のオールドスパイスの宣伝になっているのかな?
最初の選択肢に出てきただけで、あとは全く無関係。これがアメリカ流の販促方法なんですね。反則ですよもう。(あ、済みません)
8月5日11:30追記
筆者は↑このようなオールドスパイスのCMを知らなかったのですが、これをはじめとする様々なCMを見ると、上記で述べたゲームブックはまだまだ詰めが甘く、もっともっとぶっ飛んだものにすべきだったのだなあと思い直しました。
凄いですね、オールドスパイス。岡本太郎氏がご覧になったらさぞかしお喜びになったことでしょう。「何だこれは!」「芸術は爆発だッ!」とね。
以上、北海道からでした。