浜崎あゆみさんの「Depend on you」を聴きながら温故知新の仮面ライダーを想い、ゲームブックのオワコン感を噛みしめる。
唐突ですが、浜崎あゆみさんの「Depend on you」
浜崎あゆみ / Depend on you - YouTube
1998年12月9日リリースとかなり昔の楽曲ですけど、いい曲ですよね。
今ですとネットでこのように昔の流行に簡単にだれでも触れることができるので素晴らしい世の中だと思います。
で、この曲の歌詞で
目指してたゴールに届きそうな時本当はまだ遠いこと気付いたの?
と言うのがありますけど、今まさにその状態を実感しています。
ゲームブック投稿サイトGameBook.xyzを今年2月終わりに始めて約半年が経過しました。
その間検索ワード「ゲームブック」で1位に表示されることを一つの目標に据えてサイト運営やブログ執筆、Twitterの活用を行ってきました。
最近の傾向から思わず浜崎あゆみさんのこの曲を聴かずにはいられなくなりましたよ、ホント。
ま、つまりですねー。「ゲームブック」でググると二大検索エンジンでは
二位で表示されるんですよね。
さらにTwitterでも「ゲームブック」で検索すると
アカウントではどうやら筆者のものが一番に表示されるようなんですよね。
まあある意味検索エンジンとSNSでかなりいい位置につけてきたとは思うんですが、イマイチ盛り上がりには欠けるんですよね。
そう。バズっているとはいえない。
それどころか先日銀魂で
ゲームブックの様な日記を書いたと言うネタが使われたようで、Twitterのタイムラインには「今の子供ゲームブック知らんだろ」「懐かしい」「今でもあるの?」と言うようなツイート続出……。
ゲームブックは過去のもの、と言う世間の認識を感じざるを得ませんね。
でも、新旧にかかわらず、いいものはいいのではないでしょうか。
先ほどの「Depend on you」の様に。
そして仮面ライダーの様に。
こちらのコンテンツの凄いところは、いろんな世代にリーチするようになっている点です。
- 未就学児
- その母親
- その父親
- その祖父母(両親それぞれなので最大4名)
シックスポケットとはよく言ったもので、子供に関わる大人は最大で6名にもなるわけです。
これは手の込んだ素晴らしい戦略を持ったマーケティングだなあと感心するのですが、まず子供はいいとして、そのママ達も夢中に慣れる要素を盛り込んでいます。
例えば仮面ライダーフォーゼですと、主人公の如月弦太朗には
福士蒼汰さんを起用しています。
人気イケメン俳優をキャスティングするのはママ層を取り入れるためかと思います。ママは「子供が見るから」と言う建前で堂々と福士蒼汰さんの演技を楽しむことが出来るわけです。もちろん福士蒼汰さんのファンならどなたでも仮面ライダーフォーゼを見たくなると言う事も考慮に入れているんでしょうね。スゴイ!
次に父親層ですけど、これはかつて彼らが子供だったころに慣れ親しんだ仮面ライダーが今に蘇っているわけですから、思わず夢中になります。
実際世界観はものすごく完成度が高く、筆者もオーズとか見ていたんですけど、
これは、グリードと呼ばれる5人の怪人たちがコアメダルという自身を成長させるのに重要なアイテムを奪い合う争奪戦を繰り広げていて、正義と悪の戦いという単純な図式には当てはまらない壮大な世界を描いています。
まあ、実際の世の中もそうですよね。正義の定義なんて立場によっていくらでも変わります。戦争を好む米国が世界の警察、すなわち正義だ、と言うのは一方的な価値観でしかありません。米国は大国で世界をリードしているリスペクトすべき国家だとは思いますが、すべてのやることなすことが正しくて素晴らしいとは言えないですよね。
そういう混沌の縮図を描いています。
だから、考えさせられますよ。大人が見ても仮面ライダーって。
子供だけが楽しむようにはできていないんです。ってかこんな難しい概念子供が見て分かるのかなー? とさえ思います。
まあアクションシーンやおちゃらけシーンで子供は喜ぶのかなあと思いますけどね。
そして祖父母は言わずもがなですね。孫が可愛くて仕方ないでしょうからね。
祖父母本人は仮面ライダーのことが何にも分からなくても、子供に「何欲しい?」と聞けば分かることですから。変身ベルト(ちなみに正式にはドライバーと呼ばれるので、仮面ライダードライブの変身ベルトはドライブドライバーと言う名称www)を始めとして、何種類もある主人公を買ってあげたりするんですよね。(これも凄い商法なんですよね。仮面ライダー何種類にも変身しますから。おまけにサブキャラ的な仮面ライダーも必ず出演するようになってるし、子供はあれもこれもと欲しがりますからね)
で、ここまで書いてきて気づいた方も多いと思いますが、仮面ライダーって原型をとどめていないんですよ。
温故知新です。
先に挙げたドライブなんてバイクじゃなくて車を運転するんですよ!
ライダーなのに? ってか仮面ドライバーじゃねえの? って突っ込みたくなりますよね。
でもね、甘いですよ。更に上を行く仮面ライダー電王と言うのもあったんです。
もう、バイクでも車でもない、電車に乗って現れるんですよ!
自由すぎますね。(よっぽど駐車場ないんでしょうね。てかエコを意識した?)
でもそのぶっ飛んだ発想が大事なんだと思いますね。
やはり、固定観念にとらわれない「仮面ライダーだからって、バイクにのらなくてもいい」と言うイノベーションがあるから今日まで人気が続いているんだと思います。
翻ってゲームブックは変わってきたのか。何かイノベーションを生み出してきたのか。多分それがまだ出来ていないんでしょうね。だからオワコンなんです。
なので、「ゲームブックはこうあるべきだ」と言う考え方を一度リセットすべきです。
そして、柔軟な発想さえできれば、ゲームブックも仮面ライダーの様に今でもバズるコンテンツになると筆者は信じています。
そう。浜崎あゆみさんの言うとおり、「Depend on you」=「あなた次第」なのでしょうね。
以上、北海道からでした。