意外に現実を知られていない!? 子供を妊娠し、赤ちゃんを抱っこし、幼稚園に連れて行くと言うこと。知れば優しくなれるかも。
こんにちは。もう、この記事書いているの夕方ですけどね。
はい、ゲームブック投稿サイトGameBook.xyzを管理している者です。
昨日は偉そうに
少子高齢化対策、ママたちや子供たちに優しくなろう! と書き綴ったのですが、振り返ってみると筆者も最初から最初から優しかったわけではありません。
いや、正直冷たかったかも。
街を歩き、行く手を塞ぐ親子連れには舌打ちくらいしていたかもしれません。
邪魔くさいなあと思っていたかもしれません。
子供の管理は親がしっかりしろや、と酷い事を考えていたように思います。
敢えてお伝えすることでもないので特に公表していませんでしたが筆者には家族・子供がいます。
そうなんですよ。筆者が子供たちが好きになってママたちの苦労がわかり、優しくするべきだなあと考えるようになったのは子育ての当事者になったからです。
結構子育てをご経験無い方、特にしないのもごく普通の世の中ですので、それで「ママたちや子供たちに優しく」と訴えてみてもピンと来ないのも無理はありません。
ここは一つ、筆者の実体験を一例として書いてみたいと思います。
子作りって想像以上に大変なのよ
はい。正直子作りは男はやるだけ、気持ちいいだけで終わりますが、女性にとってはそれからが本番。
まずいまでも流産というリスクはあるんですよ。
確率は10~15%です。
↑このサイトにあらゆる確率が載っていますが、1/10って相当高い確率ですよ。
実際かみさんの初産がそういう結果になり、夫婦ともども悲しい思いをしました。
それだけではないのです。母体には心身かなりのダメージを残します。
病院でしかるべく手術を受け、家に帰り、夜になるとかみさんは悲しみに暮れ、さらに「痛い」と訴えました。
相当な痛みだったようで、夜寝られないほど。その苦しみは数日は続きました。
筆者はただ慰め、肩をさすってあげることぐらいしか出来ませんでした。
妊娠がどれだけ大変かわかる?
はい。おめでたになったらなったらで試練があります。
新たな生命を宿すというのはある意味異物(あくまで自分の身体ではないという意味で)を体内に抱えるので、種拒絶反応が起こるようなんですね。
これは臓器移植でもそうですけど、身体に自分の身を守る免疫システムがあるかぎり避けられません。
これがいわゆる「つわり」ですが、めちゃくちゃ具合が悪くなるそうです。
例えられるのは船酔いです。
筆者も今はなき青函連絡船で経験済みですが、船酔いは半端ないですね。
もう、なんとも言えない苦しさ。だるくて動くこともままならない。寝てるしかないような感じ。
個人差はありますが、つわりってそんだけ苦しいそうですよ。
妊娠初期はお腹がほとんど膨らんでいないので、妊娠しているかどうかなんて周りからはわからないんです。
だから病院通いやその他で交通手段を利用している時、優先席にでも座りたいと思うわけです。
でも周囲からは「何故若い女性が座っているんだ? 目の前の年配者に譲るべきだろう」と白い目で見られるのが怖くて座れない人もいるそうです。
そういう状況を憂い、マタニティーマークが出てきましたけど……。
つけないほうがいいだなんて、なんてひどい世の中なの……。(T_T)
お腹の中に赤ちゃんいると、重たいのよ!
つわりなどの症状が収まり、安定期に入るとお腹が膨らんできますね。
赤ちゃんは羊水(井上さんじゃないですよ)に浮かんでいるので、めっちゃ重たいです。さらにおっぱいも巨乳化します。
まあねー。おっぱいが大きくなるのはいいんですけど、ニュートンさんには敵いません。
実に平均8キロくらいは増えるそうです。個人差がありますから15キロくらい増える方もいることでしょう。
さらにお腹がこれだけ膨らんでいるわけですから歩くのも大変ですよ。
妊娠後期の体型(※写真はイメージに決まってます)
最大イベント、出産だよ
まあ、陣痛がどれほど激痛なのかはみなさんも噂には聞くでしょう。
「人類が経験しうる最大の痛み」と筆者は聞いたことがあります。
筆者が経験した最大の痛みは尿路結石ですね。
確かに半端無いんですよ。orzの文字のごとく這いつくばって痛みを耐えるしか無いほどです。
でも痛み止めの座薬打てば大丈夫でしたね。
凄いのは妊娠と尿路結石を同時にやってしまった女性がおり、「妊娠中だから薬はやめといたほうがいい」と言われ、何も処置を受けずに必死に耐えた、と言う実体験を聞いたことがあります。
改めて女性は強いなあと感じざるを得ませんでした。
赤ちゃんて48時間営業って知ってた?
いやあ、筆者も赤ん坊とともに暮らして初めて知ったんですけど、最初赤ちゃんって48時間単位で生命活動しているようなんですね。
なので真夜中にお腹が空いて泣き出す、おむつを替えて欲しくて喚くなんてことは日常茶飯事でした。
おむつを替えるくらいは男でも出来ますが、おっぱいはねえ……。そういう超必殺技を繰り出せる男は世界広し約35億人いる中でも稀でしょうね。
あと多分赤ちゃんはおっぱいを吸うことで安心すると思うんですね。ママがそばに居てくれる事を実感できるというかね。
ママじゃないとダメな場合ってどうしてもあるんですよね。寝れませんよ、ママ。
あとおむつも一日に5,6回は替えないとならないですね。
おしっこならいいけどう〇ちはねえ……。
尻拭きで吹いたり、トイレに物体を流したりとかそれなりに大変ですよ。
あと、大事なことを書くの忘れていましたけど、赤ちゃんを産んだ直後は、母体は赤ちゃんに栄養を与えるため、かなり負担がかかっています。
冷たい水で手を洗うことですらままならないほど、大ダメージを食らっているのです。
そう。対戦格ゲーで言えば、体力ゲージ0ってことです。小パンチの一撃ですらでYou lose!です。
それなのに自分の血液が変化した、いわば栄養液である母乳を赤ちゃんに与えるママって……。献身的ですよねえ。
首座ってないんだよ
あんまり知らない人はいないかもですが、新生児は首が座っていません。
抱きかかえるときは抱え方というものがあり、キチンと腕を赤ちゃんの首筋を回してあげないとヤバイです。
そうしてなかなか寝かしつけようと思っても、寝ない。
ひたすら抱っこしてゆっくり優しくスイングする。(一例)
結構長時間そうしていないと寝ないので、腕がだんだんしびれてきます。
夜泣きで泣きやまないことも多々あり、おっぱい攻撃をしたり、抱っこしても収まらず、ありとあらゆる選択肢を考えなくちゃならない状態に苦戦しました。
(子育てネタで十分ゲームブックは作れます)
赤ちゃんを育てるのはほんと大変ですよ。
宝物だよ
ここまで書くと、赤ちゃんを産み育てることにリスクすら感じる方もいるでしょう。
でもね。そんな事ないと思いますよ。
これだけの苦労をする価値があるほど、大幅に上回る物があるのです。
本当に父親というものになって実感したんですけど、無償の愛という感情の存在に気付かされましたね。
居てくれるだけで幸せですよ、自分の子って。
自分のようでいて自分じゃない。
「俺の屍を越えてゆけ」って言いたくなりますよ。誇張じゃないです。
良く自分の子供の難病を助けるために自分の臓器を差し出す親がいますが、ごく当然の感情ですよ。
段々と手がかからなくなると、「楽になっていいや」と思うどころか、「抱っこできなくて寂しい」「もう、おむつを変えて上げる必要が無いのか」と何だかやるせなくなるほどです。
寝かしつけるために腕がしびれ、大変だったあの夜のことさえ懐かしくて仕方ないですよ。
父親ですらこういう感情を抱くので、ママだったら、苦労した分喜びも大きく返ってくるんじゃないでしょうかね。
お腹を痛めて精魂込めて産んで育てる訳ですから。
今まで書き綴ってきた
- 流産リスク
- つわり
- 過体重
- 陣痛
- 48時間営業
- 夜泣きその他
それらすべてを乗り越えてのことです。
子供はまさに何ものにも代えがたい、宝物以上の存在であることに間違いありません。
現にあなたも、赤ちゃんだったし、子供だったじゃありませんか?
ママはそれだけ苦労をして、あなたを育て上げたのだと思いますよ。
お願いがあります。
これだけ想像を絶する大変な事をやってのけているのですから、みなさんも出来る限りママたち、子供たちに優しく接して頂きたいと思います。
うーん。それにしても面白そうだな。困難を乗り越えてのお宝ゲット。
やっぱり少子高齢化対策ゲームブックって作ろうかしら?
以上、北海道からでした。