ゲームブック作成日記を書いてみる…3 悪役や物語の設定など諸々
こんにちは。ゲームブック投稿サイトを運営している者です。
現在名作ザ・ブラックオニキスをオマージュしたゲームブックを考えており、その制作日記を書いていたら、ブクマのコメントで
CLOADの元ネタわかんない
と言う意見を見かけたので端的に表したいと思います。
↑この動画の30秒あたりから「データレコーダ」と言う装置が現れます。
当時はこの装置を利用してデータをダウンロードするような事を行っていたんですが、その命令が「CLOAD」なんです。
昔のパソコンはDOSプロンプトみたいな画面をしてたんですけど、そこで「CLOAD」とタイプしてリターンキーを押すと、命令が実行されます。
まあ、ダウンロードに似たようなもんで、当時データをパソコンが読み取るのは結構時間がかかり、30分とかザラだったので、ゲーム一つやるのも一苦労だったというお話です。
ハードディスクは内蔵されておらず、電源を切るたびに読み込む必要があります(!)
で、それをなぜ街の名前にするの、と言われてもそれはジョジョの初代主人公ジョナサン・ジョースターはたまたま荒木飛呂彦先生がファミレスのジョナサンからひらめいたとか、そういう次元の話なのであんまり気にしないでください。
とにかく30代から40代のマイコン世代の方にしてみれば懐かしい~って言う感じなのです。
でもその懐かしさも10代、20代の方にしてみれば斬新なんじゃないかなあと思ってゲームブックに取り組んでいます。
ブームも30年毎に繰り返すといいますね。無論ゲームブックをブームだけに終わらせるつもりは毛頭ありません。
一つ一つ素晴らしい作品をつくり上げるしかないかなあと思っています。
目次
悪者の設定だよ
RPGは勇者が出てくるので、悪役を設定しなければなりません。
ウルトラマンにはバルタン星人がいるように、アンパンマンにはバイキンマンがいるように、仮面ライダーにはショッカーの皆さんがいるようにです。
前回マララさんをモデルにした登場人物を出すと言うことにしましたので
悪役は女性の教育に反対する暴君にします。
で、面倒臭いのでそいつは死んだことにしておきます。
どっかの首領様のように、恐怖政治で傍若無人に振舞っているうちに、部下に殺られたということにすると良いでしょうね。
織田信長みたいなもんですね。(織田信成さん、信長ファンの皆様、済みません)
まあでも織田信長も比叡山焼き討ちと言う無差別テロをしているのに、なんでそんなに尊敬されるのかと不思議なんですけどね。
名前は極悪人というイメージを彷彿させる、こちらです。
オルドラン・ダイア
申し訳ない。どうしても名作ゲームブックのオル〇ラン・ザゴールやバルサス・ダ〇アの呪縛から離れられませんでした。
「わしの本!」とか「生意気な下郎め!」とか言い放ちそうですねえ。
こいつが「悪霊を祓い、予知能力を高める」と言われるムーンストーンを隠し持っていて、部下たちの権力争いに巻き込まれて死んだと。
死ぬ間際シーロードを呪ったことにします。その呪いを解くにはマララさんみたいな人に儀式をしてもらう必要があるんだけど、ムーンストーンと言う宝石がないと神通力が足りなくてダメと言うことにしましょうか。
勇者はマララさんみたいな人に頼まれて、シーロードの街のGATEを旅立ち、ムーンストーンを探しに行くと言う感じです。
ストーリ大枠
月と太陽の要素
ザ・ムーンストーンの設定で大切なのは月と太陽の要素を取り入れ、昼と夜で現れる敵の属性が違うというもの。
これをどう扱うかですね。今のところは検討中です。
僧侶がいる
ザ・ブラックオニキスでは戦士、ザ・ファイアクリスタルでは魔法使い、そしてザ・ムーンストーンでは僧侶という職種が追加される設定でした。
それをどのような位置づけにするか。これも要検討課題ですね。
ゲートの外へ
ウツロの街で完結した前二作に対し、ザ・ムーンストーンは街の外での冒険がメインです。なので筆者としては単純なダンジョン探索よりはゲームブックのソーサリーシリーズにあるように、一方向で選択肢を選んで目的地を目指すと言う感じにしたいと思います。
とりわけオルドラン・ダイアの元部下同志の覇権争いで、誰かが本物のムーンストーンを所有しており、それを求めてさまよい歩くという形が良いかなあと思っています。
まとめ
以上に述べたように、作品としては懐かしくて、斬新という形で作っていきたいと思います。
ザ・ブラックオニキスやゲームブックって懐かしいですけど、その世界観を活かしつつ全く新しいSTORYで、ゲームブックとしてはバトルが大方自動? と言う取り組みをしてみたいと思います。
おまけ
バトルシステムだけなら既にプロトタイプを公開しています。
よろしければどうぞ。
以上、北海道からでした。