キース・エマーソンにRIP。幻魔大戦の光の天使を思い出し、さらに「終末」や「ハルマゲドン」があったよな、と思い出した件。
こんにちは。ゲームブック投稿サイトを運営している者です。
いつになくTwitterをしていますと、トレンドというのが気になりますよね。
本日はこんなキーワードがトレンドになりました。
キース・エマーソン!?
悲しいことですが、著名な音楽家、キース・エマーソンが亡くなったと言う訃報でした。うーん。何とも残念。
ギターではなく、キーボードでもロックは出来るという事を知らしめた方です。
筆者がガキんちょのころ聞いた彼の作曲した名曲に、幻魔大戦と言う角川文庫のアニメ映画のテーマソングになった「光の天使」があります。
この曲は大ヒットしたので、この曲でキース・エマーソンを知ったという方も多いと思います。筆者もその一人です。
で、その幻魔大戦ですけど
これは超能力者たちが迫り来る幻魔と呼ばれる超巨大勢力に立ち向かうという内容なんですけど、地球に終りが来ると言う緊迫感があったんです。
警告、ハルマゲドン接近
と言うキャッチフレーズがCMで流れていました。
ハルマゲドンは世界の破滅とか終わりを表しますね。
今ではSEKAI NO OWARIになってるみたいですけどね。
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でも、21世紀になった今より、20世紀の末は非情に世界の終わり感があったのです。
それについて触れたいと思います。
目次
米ソ冷戦から核戦争
良く考えられた心配事としては、東側諸国の存在です。
ソ連という国がありました。今はロシアになっています。
名残はザンギエフにも表れていますね。 彼はソ連、USSR出身です。
ソ連を頂点として、東ドイツや、ブルガリア、ルーマニア、ハンガリー、ポーランド、チェコスロバキア、アルバニア、ベトナム、モンゴル、ラオスがワルシャワ条約機構と言う軍事同盟を結んでいました。
この組織はNATOと呼ばれる、北米と西側ヨーロッパ諸国によって結成された軍事同盟に対抗するためのものでした。
そして米ソの代理戦争と言われたのが朝鮮戦争やベトナム戦争です。それ以外にもたくさんあります。
資本主義と社会主義と言う、イデオロギーが違うだけで戦争をしてたんです。
それが高じてついには核戦争に陥るんじゃないか……。
そのような懸念が現実的にあったんです。
とりわけキューバ危機はヤバかったんです。ホント米ソ直接対決かと思われるほどでした。
今ではワルシャワ条約機構も解散し、東ドイツは西ドイツに併合され、ソ連も崩壊したので核戦争の危機は遠ざかったんですよ。
北朝鮮が核兵器作ったと言ってますが、米ソ冷戦の緊迫感に比べたら全然ですよ。
2000年問題-Y2K
コンピュータが多くの社会の基幹システムとして動いているのは1900年代末でも同じことでした。
コンピュータでデータを扱うのは極力少ないほうが処理速度やメモリ消費の点で有利なので、年号も1999年より、下二桁の99年として扱う場合が殆どだったのです。
ところが、1999年から2000年に移行する際、本来2000年と判断すべきところを、コンピュータが1900年と勘違いするんじゃないか? と言う懸念が広がりました。
それにともなって思いもよらない誤動作が起き、一体どんな諸問題が沸き起こるか心配されました。
原発や軍事施設、核兵器を扱う部署もコンピュータ管理。
その辺で誤動作が起きたら……。
それを2000年問題と言って1999年は大変でした。Y2Kとも呼ばれ、専門家も出てきて対処に追われました。
さて、1999年の年末。注目されたのはニュージーランド。
何故か? それは日付変更線で、一番時間軸が早い先進国だったからです。
ニューイヤーのカウントダウンが始まり、世界は固唾を呑んでニュージーランドに着目しました。
いざ年が明けると、とりわけ問題は何も起こらないことが分かりました。
全世界が胸をなでおろしたのは言うまでもありません。
冷静に自国の年明けで問題が起こっていないかを確認すると、安堵の溜息を漏らしました。
筆者も当時は量販店で働いていたので、Y2Kマニュアルなる物を順守するようにと会社から言われました。
基本は停電時の対応で、車両で店舗駐車場に乗り付けて、万引き犯が現れないか警備に当たるというものです。
でも停電しなかったので、ゆっくり一杯飲りました。
後日、「ビデオデッキの時間表示がおかしい」と言うクレームがあり、承った女性は「それくらい説明書見たり、メーカーに聞いてほしいわよね!」とバッサリ切っていましたが、「それがY2Kなんだろうね」と筆者は答えたことを覚えています。
なので今でも〇〇問題と聞いても、何とかなるだろうな、と思います。
ノストラダムスの大予言
あとはほとんどネタだったんですけど、ノストラダムスと言うよく当たる予言をする人物が「今世紀でこの世の終りが来る!」と予言してたのです。
ノストラダムスの大予言 最終解答編―1999年、“恐怖の大王”の正体と最後の活路 (ノン・ブック)
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当時の日本は先進工業国として経済発展する一方で、環境問題の懸念をしていました。
そんな日本の情勢とマッチして 、物凄いベストセラーになったんですよ。
映画も作られました。
この原作の書籍の初出は1973年です。
シリーズも10作くらい出版されました。
作者の五島勉さんはこれだけで左うちわだったでしょうねえ。
因みに北海道函館出身ですね。終末が来ないで新幹線がやってきますね。
今では笑い話ですけど、漠然とした不安はありましたね。
まとめ
以上のように20世紀は地球が滅亡するんじゃないかと言う不安に常に付きまとわれていたんですけど、何故か明るい雰囲気がありましたね。
経済的に豊かで、今日以上に明日は経済発展する、と言う期待感からでしょうか。
今では日に日に日本経済が停滞し、少子高齢化でどんどん元気がなくなっています。
これは日本だけで経済を考えるからそうなるのだと思います。
インターネットで世界への情報のやりとりはほぼ無コストで出来る世の中です。
人類は冷戦やY2K、そしてノストラダムスの大予言まで乗り越えてきたのですから、この停滞感も乗り越えていけると信じています。
以上、北海道からでした。