日ハム新球場構想の候補地・真駒内までの地下鉄路線は地上高架でシェルターに覆われている稀有な例。密かな観光地じゃね?
こんにつわ。
ゲームブック投稿サイトの管理者です。
今回も札幌に行った時の北海道ネタです。
札幌市には現在地下鉄が三本あります。
日本ハムファイターズで話題となった札幌ドームは東豊線でアクセスします。
移転先の候補に上げられたオリンピック開催地・真駒内(まこまない)は南北線です。
その真駒内は地下鉄と言っている割には地上高架駅なのですが、そこまでの路線は積雪対策のためアルミ合金で覆われているという世界的にも稀有な仕様になっています。
札幌市民の間でも
何で地下鉄なのに地上を走る?
札幌オリンピックに間に合わせるため?
霊園があったから地下を走るのを避けた?
と憶測や都市伝説が流布しています。
そのところを今回はWikipediaと一緒に解説していきたいと思います。
目次
現場に行ってみました
地下鉄車両はご覧のとおりゴムタイヤで走っています。
急加速や急ブレーキ、後述する急な坂道もお手のものです。
覗いてみました。(※写真はイメージです)
南北線も立派な地下鉄なので、殆どの駅は地下です。
真駒内を含め、南平岸駅、澄川駅、自衛隊前駅の4つだけが地上駅なのです。
外から見るとこんな感じ。
ここから銀河鉄道のように空へと旅立ち地上高架へと繋がります。
↑ストリートビューでも確認できます。
これが地上の南平岸駅から地下の平岸駅方面を覗いた様子です。
分かりますかね?
手前から奥にかけて下り傾斜になっています。
最大勾配は43%と言うから急ですよね。
でも地下鉄はそこを登る際も問答無用でぐんぐん力強く登りますよ。
さすがゴムタイヤ。
筆者が初見したのは幼稚園児の時でしたかね。
自ずと周りから拍手が沸き起こりました。
南平岸駅のホームはこんな感じです。
これに続く澄川駅、自衛隊前駅、真駒内駅も同じような光景です。
ただひとつ違うところは
そのうち移動しちゃいますけど、
水曜どうでしょう
をこの世にリリースしたHTBを駅構内から見ることが出来ます。
黄色いまん丸の物体がマスコットキャラクターの安田さんonちゃんですよ。
何で地上へ
あんまり地元の方は触れたくない話題でしょうが、実は「南平岸駅」って「霊園前駅」と言う名称でした。
平岸霊園が傍にあったからです。
でも霊園は移転したんですよね。(追記:火葬場のみですけどね)
日本で一番悲惨な駅名と称されたこともあり、先に述べた東豊線が開通したタイミングで「南平岸駅」に改名したんですよ。
まあそう言う背景があるので、
霊園があるから地下を掘るのがためらわれた
と言う都市伝説があったんですけど、多分コストと時短の関係でしょうね。
当時は札幌オリンピック開催を控え、盛り上がっていたようで、札幌市も何かと物入りでしょうし、とにかく作っちゃわないと会場までのアクセスが不便ですからね。
メンテが大変
札幌もかなりの豪雪地帯なので降雪対策は必然です。
そのため市電ではササラ電車とかが走って話題を呼んでいますが
地下鉄ではシェルターで覆ってしまったということなんですね。
これでササラ電車も走らせなくていいし、除雪もしないでいいかなーと思っていたら、そうは問屋がおろしてくれません。
何しろ普通に道路や歩道の上に高架が走っているため、シェルターに降り積もった雪が落ちたら大変な事故に繋がります。
わざわざ深夜に人の力で雪下ろし作業をしているようですよ。
めちゃくちゃ大変ですね。
まとめ
そんな感じで札幌は地下鉄に乗るだけでも楽しめると思います。
日本ハムファイターズが球場を真駒内に作ったらぜひ地下鉄で駆けつけてみてください。
以上、北海道からでした。