代々木丈太郎の何だか良く判らないブログ

主にゲームブックについて語ります。他、北海道ネタ、ホリエモン、雑談など

怪盗ジョーカーミステリアスゲームBOOK三部作のレビューを書きます。登場人物同志の攻防が存分に楽しめますよ。キャンペーンにも注目!

こんにつわ。

ゲームブック投稿サイトの管理者です。

難易度が高いのは実は「入手する事」と言う紆余曲折を経て 

blog.gamebook.xyz

無事三作をクリアしたのでレビューを書きたいと思います。

入手の様子

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はい。こんな感じです。

筆者が試した時は

3 → 2 → 1

の順に出てきました。

一冊だけ買いたい場合はどれが出てくるかはお楽しみです。

ではネタバレしない程度に魅力に迫ってみたいと思います。

 

目次

難易度に差がある

すべての作品に共通することは下記のとおりです。

  • 読者にパラグラフ番号つきのマップが提示され、総当りで往来する。
  • そこで得られた情報やアイテム、仲間などでフラグ管理している。
  • バトルシステム、謎解きはなし。
  • 純粋に選択肢を選ぶだけで読み進める。

筆者の感覚ですけど、難しさに明確な差があります。

1 → 3 → 2

の順に難易度が上がります。

対象年齢6歳と言うことを踏まえると「2」は難しいとはいえ、根気よく読み進めれば必ずクリアできる仕様なのでゲームバランスはいいでしょう。

では個別に特徴をお伝えします。

1 ナイトサファリの秘密

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特徴

こちらはメモなしでも十分読み進められる内容。

登場人物が 

  1. 主人公のジョーカー
  2. 助手のハチ
  3. ペット(?)のホッシー
  4. 弟子仲間のクイーン
  5. 最高のライバル、スペード 

の5人に絞られている点でもわかりやすいです。

筆者は怪盗ジョーカーは下記のコロコロコミック掲載の作品しか読んだことがないので 

コロコロコミック 2016年 07 月号 [雑誌]

コロコロコミック 2016年 07 月号 [雑誌]

 

登場人物の相関関係が今ひとつわからなかったんですけども、このゲームブックと通じて理解できたところが面白かったです。

ジョーカー、クイーン、スペードの三人は、同じ怪盗の師匠シルバークイーンの元で修行を積んだ同志とはいえ、ライバル関係にあると言う事が実に巧みに描かれています。

互いに「怪盗」としてのスキルの高さを競うという展開。

仲間かと思って行動を共にしていても油断していると裏をかかれるので要注意。

もちろん逆の展開も可能ですよ。

それこそこの作品の醍醐味です。

難点

これは怪盗ジョーカーの世界観の根底にも関わるかもしれないので仕方ないことですが、

主人公が泥棒というアウトローって子供向けとしてどうよ?

と思いますね。

ジョーカーがお宝である秘宝を盗むと言うミッションですが、そのお宝の持ち主がものすごい酷いことをしていて、巻き上げた金で買ったのがお宝、と言うたぐいの設定をつけたらどうでしょうかね。

そうしたら盗むことにも多少は正当性が出てくることでしょう。

ジョーカーさんは何か大人の女性にも人気があるらしく、購読対象が大人なら全く問題無いですけど。

2 潜入!シャドウキャッスル

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特徴

1と被らないキャラクターが出てくるところが良いと思います

登場人物はジョーカー、ハチの他に

  1. 最大のライバル、シャドウ・ジョーカー
  2. その妹で超能力者、ローズ

に絞っているところも、内容が把握しやすいです。

またこの二人とジョーカーの関わりがそんなに深いのかと結構世界観の核心に触れるところでもあります。

1とのゲームシステム的な大きな変更点が

マップに空白があったり、更新の必要がある

と言うところです。

1ではマップを自由に行き来できたのに、2では条件をクリアしないと行けない箇所が冒頭では多いのです。

またフラグ管理がかなりシビアで、まずはキーパーソンを探すことが最大のミッションになります。

もちろん虱潰しに行けば程なく見つかります。

その後も「ある場所を見逃したらクリアできない」設定になっています。

1と2のゲームバランスの差は意図的なのだろうと思いますね。

その方が3冊揃えたユーザーは楽しめると思いますから。

大人なら十分クリアできますから、子供はいざとなれば親を頼ればいいですし。

親子で「どうしたらクリアできるかな?」と一緒に悩みながら遊ぶと言うことも出来ることでしょう。

難点

筆者は特に問題がないと考えますが、自力で解けない子が出てくるかも。

その時はおうちの方がサポートしてあげて下さい。

3 ハチのめんそ~れ大作戦

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特徴

とにかく登場人物が多い。

ここに列挙できないほど。

こちらの作品は多少おちゃらけ路線になっています。

怪盗の仕事としてより、普通に沖縄旅行といった感じです。

ちなみにゲームデザイナーの中村誠先生は北大出身なんですね。

maco.cha.to

であれば北海道ネタで行って欲しいところだったんですけどね。

まあ筆者も沖縄は新婚旅行にも、別の機会にも行った思い出の場所。

訪れた場所の懐かしさや、新しい観光スポットができている事も分かり、また行ってみたいなあと思いました。

3は他の作品と比べ、全体的にドタバタ感が強いです。

選ぶべき選択肢も結構ひねってます。

なかなか一筋縄では行きませんが、難易度は中間位です。

簡単なメモを取る必要があるからです。

難点

それぞれの登場人物の言動が全体的に唐突である事が否めない。でも予測できないという点で「おそ松さん」が好きな人には受け入れられそう。

おまけ

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本作の最大のポイントは実はこちらかもしれません。

同封されているはがきです。

これに本文中に隠されているパスワードを記入して送ると抽選でたかはし先生サイン入りコミックス(DVDつき傑作選)が当たるそうです。

sec.carddass.com

↑詳細はこちらをチェック。

消印は2016年7月31日まで有効との事です。

何名様に当たるんですかねえ?

それにしてもそのパスワードのヒントのありかに気づいた時にはニンマリしました。

ゲームブック好きねえ

と思いましたね。

ま、でも筆者は自分の思う「隠れたパスワード」にイマイチ確信が持てません。

筆者は謎解きは大の苦手なので皆さん代わりに解いて下さい。

まとめ

どれもジョーカーと登場人物のやりとりが面白い作品に仕上がっています。

怪盗ジョーカーを知らなくても楽しめるゲームブック。

内容以上に入手が一番の謎解きで難しいのですが、ぜひ探しあててプレイしてみてください。

筆者はこんな方法で入手しました。 

blog.gamebook.xyz

 

以上、北海道からでした。

 

さて、あなたはどうする?
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