貧困女子高生のトピックから、明日は我が身でホームレスに転落した場合を考えてみた。あなたならどの選択肢を選びますか?
こんにつは。
ゲームブック投稿サイトの管理者です。
今回は社会的なネタで行ってみようと思います。
ズバリ貧困について。
このところ「貧困JK」もネットで話題になりましたね。
ホームレスや路上生活、浮浪者と言った人生の選択肢も私たちは知っていながら普段はないものとして生きています。
でも筆者の住む北海道の道庁所在地、札幌には浮浪者を救済する施設が集中する場所があるのです。
それは地下鉄北24条駅周辺です。
目次
北24条駅
以前は地下鉄南北線の終着駅だったため、繁華街となっています。
それなりに飲食店や風俗店があるので
北のすすきの
と呼ばれることもあります。
(すすきのだって十分北なのに、さらに北って……)
↑ここがまた立地的にすごくて
↑札幌市北区役所がそばにあり
↑道内有名進学校、札幌北高校があったり、
↑ちょっと足を伸ばすだけで北海道大学の敷地内にもたどり着きます。(注・写真はイメージです。クラークさんは北24条駅からは相当遠いです)
そう言う勝ち組的な人が行き交う場所で言わば負け組的なホームレスを救済するシステムが集中している対比に凄さを感じざるを得ません。
ホームレス自立支援事業所
代表的なのは上記の「ベトサダ」さんです。
ベトサダさんはホームレス救済に実に熱心に様々な活動を行っている反面、巷では貧困ビジネスという悪徳業者も勃興しています。
貧困ビジネス業者はホームレスに下記の過酷な住居環境しか提供しません。
- ホームレス達に生活保護を受けさせ
- 劣悪な住まいに過密に住まわせ
- 生活保護受給日に全額ピンはねする
- 毎日500円程度の小遣いしか支給しない
- 食事も毎日同様なメニューでカップ麺も珍しくない
卑劣な金儲け手段ですが、ホームレスの中は自ら望んでその環境に足を踏み入れる人もいます。
- 屋根のある部屋に住まわせてもらえる
- つらい労働をしなくても良い
- 何も考える必要もなく不安がない
- 三度の飯にありつける
- 毎日小遣いまで貰える(その出資元はあなたの生活保護費なんだけど……)
なので、貧困ビジネスの世界から這い出たとしても、厳しい社会情勢でホームレスに転落する危惧から、再び戻ってくる人もいるそうです。
ベトサダさんの取り組み
ベトサダさんの素晴らしい点は
- 生活保護は受けさせない
- アルバイトなどで働かせ、貯金させる
- 就職活動をさせる
- 期限内に就職できるように促す
- 毎日の献立も素晴らしい
- 定期的に講演会を行っている
と言うところです。
貧困ビジネスとは全く異なり、ホームレスの方々を思って活動しています。
とりわけ広報活動で、大学で代表の方が講演に招かれたり、テレビの取材を受けたりと精力的です。
一般市民もホームレスの実情を知ることで、手を差し伸べたり、援助をしたり、或いは就労に門戸開放するといったこともある事でしょう。
札幌市で生活する場合
無一文のホームレスになってしまった場合。
ベトサダさんの様な自立支援事業所に入所できればまずは住所が得られます。
ご存知のように就活で必要なのは住所や連絡先。
ホームレスの就労が難しいのが住所がないことなんですね。
住所がある価値は雨風や酷寒の天候から身を守れる事のみならず、
就職活動ができる
と言う点なのです。
仕事に関しては例えばコンビニのアルバイトであれば引く手あまたです。
北海道の最低賃金は786円。
一日6時間、週4で働くとして月約75,000円。
築35年以上の、安い物件なら月15,000円程度で入居できます。
国の統計調査によると水道光熱費は約21,600円。
1世帯あたりなので、独り暮らしなら2万を割る事もあるでしょう。
食費を1日1,000円に抑えられれば30,000円程度。
以上で合計66,600円。
ギリギリ何とか生活できますね。
勿論労働時間をもっと増やして一日8時間、週6で働けば15万程度の収入も見込めますから、一人で生きていくなら何とかなります。
社会保険や年金も支払えるようになるでしょう。
まとめ
ホームレスになってしまった場合。
人生の選択肢は
- 路上生活を続ける
- 貧困ビジネスのお世話になる
- ちゃんとした自立支援事業所に入る
- ゲームオーバー
- etc……
など、いろいろとあります。
その中でベトサダさんのように「ちゃんとした自立支援事業所」の力を借りると言うのは大変に心強いのではないでしょうか。
一見セーフティーネットになってくれそうな「生活保護」も、悪い輩の食い物にされてしまうリスクすらあるのです。
このエントリを読んでくださった皆さんにはぜひ、万が一の時でも自分のために悔いの無い選択をして頂きたいと思います。
最後に
選択肢を選ぶ
と言う行為はゲームブックそのものです。
ぜひゲームブックにも着目してみて下さい。
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↑これなんて、人生そのものですよ。
以上、北海道からでした。