ゲームブック? インタラクティブフィクション? CYOA? アメリカの片田舎で人気のアプリが作られてました。 iOS、Androidは勿論AmazonやWindowsでもOK!
こんにつは。
ゲームブック投稿サイトの管理者です。
このところゲームブックは海外で盛り上がっており(筆者比)
↑「火吹山の魔法使い」のPCアプリが9月1日にリリースされたり
↑「Lifeline Crisi Line」と言う人気のデジタルゲームブック第五弾が9月2日にリリースされるという情報をキャッチしたばかりですが、
↑何とこの度、『Delight Games』と言う人気ゲームブックアプリを発見しました。
そのレポートをお伝えしたいと思います。
目次
インディーズゲーム
Twitterでハッシュタグ#gamebookや#CYOAでサーチしていますと、こちらのTweetにたどり着きました。
With @delightgames, you choose what happens next. Let's make reading addictive #gamedev #rpg https://t.co/mjMQASZPiR pic.twitter.com/7MeqV3BUPC
— Delight Games (@DelightGames) 2016年8月20日
次に起こることを選べ
これは興味を引きますね。
Google Playを見てみましょうか。
ちょっと日本語訳が雑ですけど、レビュー評価が高いですよ。
え?
合計33,653レビュー数?
さらに★5が大多数を占めてんじゃん。
プラットフォームはiOS、Androidの他、WindowsStoreやAmazonもOKです。
ちなみにAmazonは日本ではプレミアム版を利用できるようです。
↑米Amazonのレビューを覗くとご覧のとおり。
こちらも1,715ものレビューが書かれており、5スターばかりです。
これは……英語さえできればものすごく楽しめるのでは?
取っ掛かりは無料
とりあえずインストールしてみます。
筆者は今は亡きジョブズ入魂のiPhone、4Sと言う環境ですが、頑張ります。
イラストの完成度が高いですね。
ライブラリーに予め物語が入っています。
スクロールして好みを探します。
↑ご覧のように「Wizard's Coice(魔法使いの選択)」シリーズは、初めの「1」だけが無料で、続編には全て鍵がかかっています。
日本で漫画のサイトでも第一話は無料で、それ以降は有料ですよね?
それと同じような仕組みを取り入れています。
作品群
他には次のような作品がありますよ。
ゾンビ ハイ
刑事の選択
超人ビキニ
魔法使い冒険談
単独作品
子供向け
イラストのクオリティが高くて楽しみですね。
やってみた
第一話は無料なので、やってみましょう。
ゲームはWizard's Coiceです。
あなたが知るべき全ては
スクロールして、読んで、選択する、それだけ!
あなたの行動は自動で記録されます。
スクリーンをタップして、メニューを表示したり隠したりしてね。
シンプルな操作がいいですね。
綺麗なお姉さんですが、背後に骸骨が。
これから進む冒険が生死を賭した危険なものであるかを暗示しています。
ボーナスがあるかも
するとメッセージが
アーリーアダプターボーナス!
Delight Gamesをいち早くプレイしてくれたあなたは始めに6コインをボーナスとしてもらえます!
そうなんだ。
嬉しいけど、すでに3万以上のレビューのあるゲームでアーリーアダプタって?
ああ、あれはGoogle Playか。
iOSではまだ「アーリーアダプタ」扱いなんですね。
パラメータは全自動
さて、冒険を始めましょう。
「あなた」は女魔法使いで、仲間の男性戦士と歩いています。
何だかお宝を探してさまよってるようですよ。
画面上部にパラメータが表示されています。
- Life … 体力の事で場面により減ります。極稀に増えますが、減ることばかりなので気をつけましょう。これが0以下になるとゲームオーバーです。
- Mana … マジックポイントですね。魔法を使うときに消費されます。この値が少ないと唱えられる魔法に制限がでて、選択できない選択肢も出てきます。
- Gold … お金ですね。地獄の沙汰も金次第。がっぽり儲けましょう。
- Morale … やる気ですね。これは増えたほうが良いようです。このパラメータがゲームにどのような影響があるのかは未知数です。
読者が選択肢を選んで物語を進めると、場面によりパラメータが変わります。
全て自動で計算してくれるので手間いらず。
往年のゲームブックファンなら小躍りして喜んじゃいますね。
文末には選択肢があります。
一つしかないこともあれば、4つもあったりして様々です。
タップすれば次のシーンへ移り変わりますよ。
選択がマズければLifeが減ったりしますよ。
ゲームオーバー
Lifeが0以下になってゲームオーバーになっちまいました。
こんな骸骨のイラストが出てきます。
ここで
- Start Over … 最初から始める
- Last Checkpiont … 最後のチェックポイント
- Go Back to Another Choice … 他の選択肢へ戻る
の三択から選べます。
プレイして読み進めていくと、チエックポイントと呼ばれる場面があります。
筆者の予想ですが、「そこまでの道のりは間違ってないよ」と言うしるしなんだと思います。
そこまで戻ってプレイしないと前に進めない場合もあります。
そして、3の選択はいわゆる指セーブみたいなもので、好きな過去からやり直せます。
↑このように、いままで辿った道のりがすべて記録されているので、そこからコンティニューできます。
これはとても便利な機能ですね。
まとめ
この作品を作っているゲームメーカーはアメリカのワシントン州にあるモンローと言う人口1万7千人ぐらいの小さな町です。
でもインターネットを上手く活用し、イラストのクオリティや物語の面白さ、ゲーム性の高さが素晴らしく、英語と言う強みもあるのでGoogle PlayやAmazonでのレビュー数も多くて評価も高いです。
これが日本と言う狭い市場で紙媒体に拘泥して広がりを持たない現状を見ると悲しいものがありますね。
今後もDelight Gamesは発展して行くことが期待されますが、
日本も対抗したらいいですよね。
PokemonGOや安倍マリオで話題になったように、マンガやキャラが日本は強い。
なので漫画+ゲームブックをアプリでリリースしたらいいんじゃないかな。
↓こちらの作品は漫画+ゲームブック(単品)なので
Delight Gamesのようにライブラリ形式である程度の作品を集めて課金方法に工夫をすれば結構行けるかもしれません。
まあ、言うは易く行うは難しです……。(T_T)
以上、北海道からでした。