電子ゲームブック「自由落下」をプレイ。全てのエンディングにたどり着く事ができました。面白いのでスマホでも出来るといいですね。
こんにつは。
ゲームブック投稿サイトの管理者です。
Twitterで「ゲームブック」と言うキーワードで検索しているとこんなTweetを見かけました。
「自由落下」という電子ゲームブックをやってるんだけど、面白い。右下のダイヤルに数字を入力して自己管理で進行させていく。1プレイが10分~20分くらいなので気軽に遊べる。終盤、主人公が天才少女の飛行を見た後の展開には唸ってしまった。 pic.twitter.com/2ylGpKuMuv
— ロッズ (@rods_skyfish) 2016年9月4日
へえ……。
そう言うゲームブックがあったんですね。
無料で出来ると言うこともあって、早速ダウンロードしました。
ではそのレビューを書きたいと思います。
目次
空を飛びたい
舞台はマルムズベリーと呼ばれる、どこからしら近世ヨーロッパ風を思い起こさせるノスタルジックな世界。
あなたは空を飛ぶ事に憧れるタワージャンパー。
物語の冒頭ではしばらく一本道で、世界観への誘いや主人公の想いなどが伝わってきます。
やがて町の広場で主人公は行動を選ぶことになります。
文体がかなり文芸的でまるで詩を読んでいるかの様な情景描写です。
読み進めるのが凄くいい感じですよ。
空を飛んでいる景色を凄くたのしく想像できます。
空を飛びたいという人々の情熱もよく伝わってくきますね。
- 空を飛ぶことにかつて挑戦し、今は現役を退いた人の気持ち。
- 主人公よりいとも簡単に大空を飛ぶ天才をみて葛藤する心理描写。
- どんな困難でも諦めずに目的達成を目指す強い心。
そういうドラマを新鮮に感じ取ることができます。
物語として読むだけでも面白いのですが、ゲームブックならではの試行錯誤も必要とあって、主人公の思いを読者の共感を得られやすい仕様になっています。
筆者はのめり込んで、全てのエンディングに到達することができました。
背景の画像のチョイスもセンスがいいです。
これは、お勧めです。
難点
強いて残念な点を挙げれば、デジタルなのにアナログ操作を要求されるんですよ。
基本は緑色の数字をクリックするだけで次のパラグラフに移動するのでUIが悪いわけではありません。
が、アイテムを拾い特別なパラグラフに行く場合には、番号を見てシリンダーに入力することでパラグラフジャンプという方策を取っています。(画面右下の数字)
これはデジタルなら自動で選択肢を提示出来るんじゃないかと思うのですが、他の方のレビューを見ると「新鮮」と言う意見も見かけるので、必ずしもダメな点ではありません。
それ以上にもったいないのは動作環境がWindowsだけと言う点ですね。
これは作品制作ツールが
WOLF RPGエディター公式サイト 【RPG作成フリーソフト】
と言うWindows用のフリーソフトなのでやむを得ないのですが。
このゲームブックがスマホ用で提供されればもっと多くの方にプレイしてもらえると思います。
まとめ
ゲームそのものは
上記コンテストで「物語性部門」で1位に輝いています。
レビューも
- 面白かった
- 世界観がいい
- 文章が読みやすい
と言う好評価ばかりです。
筆者もおすすめの作品です。
Windowsをお持ちの方はぜひプレイしてみてください。
筆者はWindows10環境ですが、問題なく動作しましたよ!
以上、北海道からでした。