代々木丈太郎の何だか良く判らないブログ

主にゲームブックについて語ります。他、北海道ネタ、ホリエモン、雑談など

SCRAP出版さんのリアル脱出ゲームブック第一弾「ルネと不思議な箱」発売日は10月19日(水)。数量限定の特典をゲットできるかな?

こんにつわ。

ゲームブック投稿サイトの管理者です。

最近は海外のゲームブック事情ばかり言及していたので今回は日本の話題です。

現在日本のゲームブック市場を牽引しているとも言えるSCRAPさんが出版社を立ち上げ、ゲームブックの名称も

脱出ゲームブック

から

リアル脱出ゲームブック

と名を変え、満を持してリリースするのがこちら。

f:id:oniisann:20160913201659j:plain

「ルネと不思議な箱」です。

特設サイトもあります。

www.scrapmagazine.com

凄いですね。気合入ってますね。

その特設サイトを見て頂ければこのブログエントリは閲覧不要かとも思いますが、一応ゲームブック評論家としての雑な説明をつけて解説もしてみたいと思います。

 

目次

ゲームブックの特徴

特徴としては下記の通り。

  1. 謎解き+ゲームブック
  2. 複数視点でプレイ
  3. マップの番地システム
  4. 多種多様な付録
  5. エンディングはWebで

今までのSCRAPさんの脱出ゲームブック+ARuFaといった感じですね。

特設サイトに詳細は書いていますが、筆者が独自の目線で解説します。

1.謎解き+ゲームブック

これがSCRAPさんのゲームブックの最大の特徴です。

何十万人も動員しているリアル脱出イベントを

  • 一人でも
  • 自宅でも
  • 手軽に

出来るようにと制作されたのが「脱出ゲームブック」です。

これは「火吹山の魔法使い」をはじめとするファイティング・ファンタジーのゲームブックがTRPGを

  • 一人でも
  • 自宅でも
  • 手軽に

出来るようにとスティーブ・ジャクソンUK先生とイアン・リビングストン先生の二名によって制作されたのに酷似しています。

この謎解きの流れは日本でのトレンドを形成しており、

七つの大罪 ゲームブック 迷いの森の冒険 (KCデラックス ラノベ文庫)

七つの大罪 ゲームブック 迷いの森の冒険 (KCデラックス ラノベ文庫)

 

↑講談社の「七つの大罪」や「進撃の巨人」のゲームブックとか 

青鬼からの脱出 (カドカワBOOKS)

青鬼からの脱出 (カドカワBOOKS)

 

KADOKAWAの「青鬼」ゲームブックも「謎解き」ゲームブックです。

なので例えば「サバイバルゲーム」が流行っているとするなら、これを

  •  一人でも
  • 自宅でも
  • 手軽に

出来るようにと「サバイバルゲームブック」を制作するとウケるかもしれません。

実際にカナダでそんな感じのゲームブックが制作され、最近日本語版でもリリースされたんですけどね。 

たったひとりのサバイバル・ゲーム!  ジャングルから脱出せよ

たったひとりのサバイバル・ゲーム! ジャングルから脱出せよ

 

ま、それは余談です。 

2.複数視点でプレイ

今回SCRAPさんでは初めて取り入られる手法です。

ゲームブックはゲームのように読者が主人公となる場合が多いのですが、こちらの作品は複数の登場人物の視点で物語を進めるという斬新な試み。

これによって物語を多方面から眺め、核心に迫る事ができます。

これはリアル脱出イベントでも体験できない価値ですね。

一番の注目ポイントです。

3.マップの番地システム

最近のゲームブックの特徴です。

「火吹山の魔法使い」の頃にはRPGの様にダンジョン散策が主流で、マッピングが必須でしたが、SCARPさんの作品の多くは既にマップが用意されているのです。

そして総当りでその場所を訪問し、謎解きをすると更に行動範囲が広がるというしくみになっています。

謎が解ければどんどん深みにハマって行けると思いますが、いつまでも解けないでいるとかなり苦痛になる両刃の剣です。

覚悟して挑戦して下さい。

4.多種多様な付録

これが紙媒体が電子媒体に一番差別化出来るポイントです。

(そのため女性誌などは付録がかなりの率でついてきますね)

付録を駆使して謎を解くという仕組みになっており、読者は電子媒体では得られない価値を体感できるので、紙媒体では自ずと付録が増えることでしょう。

モノがあると言う存在感がまた人の物欲をくすぐると言う点もあるでしょうね。

この作品には以下のものが付いているそうです。

  • マップ+村人リスト
  • アドベンチャーシート
  • アンサーシート×2
  • 歯車カード
  • 石版カード
  • 古文書
  • コイン

部屋を片付けるのが大の苦手の筆者としては悩みどころです。

5.エンディングはWebで

これもまた良い仕組みですね。

パソコンはないけどスマホなら多くの人が持ってますからね。

WebにつながればSNSで拡散することも容易だし、サイトやブログでレビューや感想を書いてもらうことにも繋がるでしょう。

紙媒体だけで終わらせていないところがSCRAPさんのマーケティングの巧さです。

どんな話なの?

さてそれではどんな物語・世界観なのかに触れましょう。

これも特設サイトに書いてありますが、筆者なりに解説するとこうです。

最愛の父と生き別れになった少女ルネは亡き母の残した「蓋の開かない箱」を手がかりに旅立つ。偶然立ち寄った「過去に戻れる伝説」の町で不思議な人達と出会うルネ。数々の謎を解き、父に再開できるだろうか? そして箱の中身は?

そんな感じです。

どうやらすべての謎を解き明かさないとエンディングには辿りつけないようです。

SCRAPさんの謎解きは凄くハイレベルなことで有名です。

すべての人が解き明かし、クリアできるわけではありません

その辺はご了承の上挑戦して下さい。

ちなみに筆者は謎解きの類は大の苦手で、多くの謎解きゲームブックはエンディングまでたどり着きません。(T_T)

どこでいくらで売ってるの?

商品発売は10月19日(水)。

先行予約受付が有ります。送料無料だそうです。

9月14日(水)17時 〜 9月21日(水)24時

※9月14日追記:先行予約・送料無料は「少年探偵SCRAP団」と呼ばれるファンクラブ(有料)に入会しないとダメなようです。

普通に10月19日の発売日を待ったほうが良いかもしれません。そのためこのエントリのタイトルを修正させて頂きました。お詫びを申し上げます。

数量限定特典もあるそうで、下記の方法でゲットしましょう。

  1. SCRAP GOODS SHOPにて購入する。
  2. 全国SCRAP店舗、リアル脱出ゲーム会場にて購入する。
  3. 販売協力書店にて購入する(後日更新します)。

※特典はなくなり次第終了との事です。

数量限定:早期購入特典

謎付きしおりセット

ゲームブックのプレイに便利な
しおり4種のセット。しかも謎付き!

まとめ

そんな感じで全体的にSCRAPさんの熱い制作意欲がひしひしを溢れ出ている感のあるリアル脱出ゲームブック第一弾 ・ルネと不思議な箱。

筆者には到底クリアできそうにありませんが、現在の日本のゲームブックの流れを作っているのがSCRAPさんです。

リアル謎解きが大好きな人はもちろん、往年のゲームブックファンにも楽める作品に違いないでしょう。

ただ、難解な謎解きなので、全ての人がエンディングまで辿り着けるとは限りません。

だからこそネット上やSNSでネタバレを晒すのはマナー違反です。

ぜひとも節度を守って楽しんで頂ければと思います。

www.scrapmagazine.com

 

以上、北海道からでした。

 

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