68,166円あったら何を買いますか? ゲームブックの名作デストラップ・ダンジョンが絶賛高騰中。
こんにつは。
ゲームブック投稿サイトの管理者です。
日頃様々なゲームブックニュースやネタを散策していますが、先日こんな光景を目の当たりにしました。
目次
名作の萌え化
はい。
デストラップ・ダンジョンという、イアン・リビングストン先生の名作のリメイク版ですね。
目玉だらけのモンスターが可愛らしい女性戦士に……って。
何か気づきませんか?
え?
68,166円!?
おいおい。
6,816円じゃなくて?
ヤバイじゃないですか。
今もその価格かどうかは↓こちらでご確認下さい。
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いや、凄いですね。
68,166円 と言えば
Nintendo Switch Joy-Con (L) ネオンブルー/ (R) ネオンレッド
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Nintendo Switchに
ゼルダの伝説をつけてもお釣りが来る!
どうしてこうなった?
リメイク前の原作はこちら。
このエントリ執筆時点で856円。
まあ妥当な線ですね。
当時は500円程度だったと思いますので、大変良心的な価格です。
↑ゲームブックで一番知名度と人気のある「火吹山の魔法使い」でも1700円程度と、順当な価格です。
さすがにバブルですね。
8ヶ月ほど前
要因はコレかな。
昨年6月半ばにイアン・リビングストン先生がつぶやいたんですよね。
The Deathtrap Dungeon cover published by Shakaishisou Sha, our first Japanese publishers, was great. @PulpLibrarian pic.twitter.com/IEYrM9zRAu
— Ian Livingstone (@ian_livingstone) 2015年6月15日
俺たちの最初日本の出版社、社会思想社が出版した「死のワナの地下迷宮」のカバーはグレイトだったんだよねー
Foreign publishers mostly used the original UK covers....until the infamous Japanese Deathtrap Dungeon cover. Huh??? pic.twitter.com/6Sa8ln6m04
— Ian Livingstone (@ian_livingstone) 2015年6月14日
諸外国はたいてい原作のイギリスのカバーを使っていたのに……悪名高き日本の「デストラップ・ダンジョン」のカバーまでは。ファッ!?
てな感じでお嘆きとも取れるTweetをして、日本でも物議を醸し出しました。
その様子を知り、当時筆者は
本当に「ファッ!?」って言いたくなるような残念なリメイク版なのか確かめてみたい!
と思いたち、Amazonポチしたんですよ!
結果、品切れで注文キャンセルされてしまったんですけども。
その時も数千円はしたので流石に諦めましたが、世の中は広い。
どうしても「ファッ!?」って言いたくなるのか真実を知りたい!
と言う方が続出なんでしょうね。
それで高騰していても手を出そうとする人が出る
↓
せどりで儲けようとしている人がそれに気づく
↓
需要と供給の兼ね合いで価格が釣り上がる
↓
68,166円
と言う流れなんですね。(未確認)
それにしても、68,166円で売ろうと思っている人が最低二人は居るようなんですよ。
凄いですね。
商魂たくましい。
筆者はそこまでして「ファッ!?」って言いたくはないですけど。
よっぽどSwitch買いますね。
ゼルダ付きでね。
まとめ
なかなかシュールですね。
リメイク版のデストラップ・ダンジョン(萌え版)は
名作をわざわざ女の子にしなくてもいい!
と言う批判も多いんですけど、筆者は試行錯誤の一つとして認識しています。
当時はゲームブックが下火で、どうしたらまた流行るだろうかと模索した過程だと思っています。
それも進化や成長に必要な事でしょう。
言ってしまえば失敗なのかもしれませんが、失敗があるから成功があるんじゃないですか。
それが今のゲームブックに繋がっているのだと思います。
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そして価格は需要と供給で決まりますからね。
その値段でも買おうという人がいるからその価格なのです。
以上、北海道からでした。