胃カメラ初めて体験する方へ、心の準備のススメを書いておきます。
こんにちは。
さあ、選択肢を作りましょう。
ゲームブック投稿サイトの管理者です。
先日健康診断を受けてきました。
胃の内部を検診するのに、選択肢は三択。
- バリウムを飲むか?
- 胃カメラを飲むか?
- 鼻から牛乳カメラを入れてもらうか?
筆者は2番を選択しました。
散々バリウムを飲んできて飽きたからと言うよりは、その病院はデカい割にはバリウムを使っての検査施設がない(!?)と言う鬼の仕様だったからです。
そんな病院があるとは……。
でもそれなりに著名な先生のいる、できたばかりで大きい病院なので、数ある病院からそこを選んでみました。
電話予約や事前の問診で、
胃カメラ初めてですか?
と念を押され、非常に胃カメラを飲むと言うイベントが大層難儀に聞こえてきました。
で、実際は大変に苦しいものでしたが、あっと言える間に終わったので、その時の模様を報告したいと思います。
目次
「まずい、もう一杯」は無理
まず最初に胃の中の泡沫を消し去る怪しい液状の薬を飲みます。
紙コップで100cc位ですかね。
匂いはシトラスというか、微妙にグレープフルーツのような柑橘系の香りがしましたが、味はホントに微妙。
看護師さんも
おいしくないですよー
と力説してくれました。
そんな笑顔で。
おかわり!
って言ってやろうかと思いましたが、その言葉を飲み込んでおきました。
本当におかわり出されたら一環の終わりですよ。
スプレーで喉に麻酔
で、胃カメラは当然喉を通って胃まで到達させるわけですが、スムーズに胃にカメラを通す都合上、喉に麻酔をかけます。
注射じゃなくてラッキー♪
っと思ったら甘いです。
この麻酔が曲者で、浴びたら最後、非常に喉に違和感を覚え、思わず咳き込んでしまうような感じなのです。
これでしばらく飲食できません。
想像以上にこの感覚は嫌なものでした。
診察室に行く
ここで診察室に入るわけですが、ここがまた嫌な空間なんですよ。
おどろおどろしいと言うか。
部屋の照明が暗転し、新しい部屋のはずなのに何だかポルターガイストが起こっても何にもおかしくない雰囲気なんですよ。
ハロウィンの時期ならいいんでしょうけど……。いや、良くない。
何でなんでしょうね?
先生や看護師さんたちもビニールの前掛けを装着。
自分が得体の知れない異星から来た生物で、診察されるかのような気分です。
そして胃カメラの先端が七色に光線を放っていて……。
それを持たれるとかなり「料理されちゃう」感が増します。
一応口早に先生から
楽と言ってあげられないのが申し訳ありません。正直苦しいです。
と言ってくれたのがせめてもの救い。
五分位で終わるとのことですが。
カップラーメンやウルトラマンより長期戦かよ……。
ここに来て胃カメラは相当心身に負担をかけるものだと実感しました。
いざ飲み込む
まず、先ほどの麻酔でかなり口元、喉のあたりにダメージが既にあります。
そしてマウスピースを咥えます。
これが予想外に咥えにくい。
で、口の中に胃カメラを入れます。
その時点でかなりやられた感があります。
次に最大の難関、喉を超えるとき。
ここがすごく咳き込みます。
おえっ! と吐き気を催します。
でも朝食を食べていないので食物の逆流はありませんでしたが、それ以外のものは出てきます。
食事中の方はすみません……。
正直に書くと、涙、鼻水、涎、胃液、ゲップ、すべて出ます。
垂れ流し。
でもそれを気にしてはいられません。
胃カメラはどんどん奥まで入っていきます。
身体が反り返るほどの衝撃の波が来ます。
本来なら胃まで到達したら、そこでエアーを入れて胃を膨張させ、ヒダを伸ばしてポリープなどの有無を確認する必要があるのですが、初心者なのでそこまでは先生も気を使って(忖度)遠慮してくれました。
ゲップを我慢しないとヒダを伸ばすことができないのですが、今回はそこまでしませんでした。
胃の中にエアーを溜め込んでおくのにはスキルが必要ですね。
↑このイラストは百戦錬磨のプロが胃カメラを飲み込んでいます。
んな平然と瞳を閉じて安眠するかのように処術を受けていられませんて。
凄いですよ、実際にやってみると。
目んたま飛び出しますよ!
神がいた
苦しみはこの世の終わりかと思えるほどです。
遺言状、エンディングノート書いておけば良かったと。
ハードディスクやSSD、クラウドストレージの秘密のデータを消去しておけば良かったと
DM〇さんのアカウント書いた紙もシュレッダーにかけておけば良かったと。
後悔先立たず。
走馬灯のように今までの人生が夢うつつに現れてきた……と思ったら、
徐々に戻していきますね。
と先生が言ってくれました。
神様……。
その時ばかりは無神論者、仏教も信じてない筆者でも神の存在を信じました。
少しずつですが胃カメラが戻っていくさまが実感できます。
その間も吐き気や咽び、嗚咽をしたくなります。
でも先生や看護師さんが優しくしてくれたのでとてもありがたかったです。
正直、吐瀉物まみれのティッシュをビニール手袋越しとはいえ、快く手にとってゴミ箱に捨ててくれたのには驚きと感謝の念を覚えましたね。
手や顔を洗いたいが……。
一応ティッシュ等に口内の涎などを吐き出すわけですが、きちんと洗面所で洗顔、うがい、手洗いをしたいところなのですが、そんな暇もなく先生の話が始まります。
筆者は自身で「逆流性食道炎の気がある」と思っていましたが、案の定、つい先程撮影したてホヤホヤの画像をディスプレイで見せてくれて、
胃と食道の境目辺りが炎症を少し起こしています。逆流性食道炎になりかけていますね。
と診断してくれました。
筆者の予見は当たりました!
って喜ぶところではありません。
暴飲暴食、刺激物の過多、不摂生をやめ、姿勢を正し、軽い運動をして生活習慣を正していかないと、ヤバイですね。
胃の中にポリープは見当たらない、ヒダの部分にないとは言えないけど、今回はこれで様子を見て、来年再来年と胃カメラを飲んで調べる習慣をつけてください
と言われました。
毎年こんな思いをするのか……。
ポリープは自分の目で見てもないなあと実感できましたが、
血が出てますね?
と思った部分は、
光の加減ですw
と言われ赤っ恥をかいたことは今となってはいい思い出です。(な訳なかろう……)
その画像たちをインスタにでも上げたかったのですが、流石に
この画像ください!
とは言えませんでした。
まとめ
そんな感じで大変でした。
胃カメラ飲んでいる時間としては五分未満なので、耐えられないわけでは無いですが、かなり心身に負担をかけることは間違いないですよ。
よくテレビの健康番組で、胃カメラの画像がなんの前触れもなく放送されていますが、あれ撮影するの本当に大変ですよ。
麻酔は一時間位で回復し、自身の唾液を飲み込んで違和感がなければ飲食OKです。
筆者もおいしくセコマの焼きうどん(108円税込み、安くてうまい)に舌鼓を打ちました、とさ。
以上、北海道からでした。
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