代々木丈太郎の何だか良く判らないブログ

主にゲームブックについて語ります。他、北海道ネタ、ホリエモン、雑談など

ちきりんさんの「徹底的に考えてリノベをしたら、みんなに伝えたくなった50のこと」のレビュー・感想とオススメ

こんにちは。

さあ、選択肢を創りましょう。

ゲームブック投稿サイト・マーケットサイト・Webツールの管理者です。

さて、今回はこちらの著作を通読してのレビューと言うか感想です。 

徹底的に考えてリノベをしたら、みんなに伝えたくなった50のこと

徹底的に考えてリノベをしたら、みんなに伝えたくなった50のこと

 

ファンと言うか、ちきりんさんのブログ・著作は多数通読しているのでいろいろな背景を把握しているのですが今回はリノベ業者さんとの信頼関係の厚さに感嘆としましたね。

おわかりの通り「ちきりん」さんはハンドルネームです。

つねに自画像が書かれたうちわなどで写真撮影のときも素顔を隠しています。

正体は知られたくないはずなんですよ。

でも様々な契約があるし打ち合わせで何度も顔合わせするし、このような書籍をだすなら本人の素性がすべて相手にわかっちゃいますよね。

それを業者は内緒にしてくれているのでしょうから、よほどの信頼関係を構築できないとできないことです。

リノベ以前にいちばん大切なところはそこかなあーと、思わずにはいられませんでした。

ま、そのへんのことは書籍内容と全く関係のないところですね。

筆者はマイホームや分譲マンションには全く興味がなく、賃貸でOKです。

そのため、リノベという用語は今回はじめて知りましたし、実際リノベそのものには全くどうでもいいようなことです。

それでも今回この著作をよんで様々な気付きがあったので、大変おもしろく読み終える事ができました。

  • 普通にドキュメンタリーとして読んでもOK。
  • 自分の住んでいるところへの気付きや改善にも役立つ実用書でもあり…。
  • あるいはビジネス感覚を研ぎ澄ますのにも役立つ今までになかった体の書籍と言えます。

そのことについてこれから書いていきますよ。

 

目次

ドキュメンタリー

まるで冒険をしているかのようなんですねえ。

今回ちきりんさんはリノベの予算として1000万と設定。

お金持ちと思われるちきりんさんと言えど、1000万は大金です。

決断には慎重にならざるを得ません。

リノベを行うに当たっては様々な選択肢があり、目指すゴールも

「やってみないとわかんない」

「施工中トラブルがあるのが前提」

というもの。

ゲームブックを執筆したり投稿サイトやらを運営している筆者にしてみれば、リノベってゲームブックみたいだと思わずにはいられませんでした。

ゲームブックについての詳細はこちらのエントリをご参照ください。blog.gamebook.xyz

ゲームブックと大きく異なる点は、選択肢を選んで読み進めて、行き詰まったりしてもやり直しができるのに対し、リノベはやり直しができない点です。

後悔先に立たず、じっくり考えてこれだと思ってもあとから実際に住んでみたら「こんなはずじゃなかった」となってしまうパターンもあるそうで。

それだけのリスクを抱えても、住まいは毎日の生活の基盤。

調理一つとっても動線やら家電家具の配置やら、それによって生活の質に断然差がついてきます。

つまり1000万と半年くらいの歳月を費やしても、今後20年の生活の快適さを思えば投資する価値があるのがリノベ。

そういうことが手に取るようにわかるように詳細に写真・図解入りで構成されているのです。

面白そうでしょ?

実用書

筆者は道民です。

たまたま今長期出張で、まだ東京で消耗しています。

(このまえ地下鉄乗り継ぎで間違えて行く予定の全く無いスカイツリーまでたどり着いてしまいました…)

北海道で賃貸はマンションよりはアパートが圧倒的に多いです。

せいぜい3階建てです。

そしてご存知の通り豪雪地帯であり、夏は涼しく冬は寒いのです。

となると住宅状況は高層ビルが立ち並ぶ東京とは全く異なります。

それで東京に来てマンスリーに住むといつも不思議に思っていたことがありまして。
まず、段差って何であるのか?

玄関があり、そこには狭いとは言え土間がありますね。

一段上がって部屋に向かうとキッチンや風呂場を廊下づたいにやり過ごしてリビングにつくと一段下がるって……。

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北海道の物件で段差のあるのを見たことなかったんですよ。

玄関での泥汚れとか砂とか部屋の中に入らないようにする工夫なのかと思いつつも、よく段差で突っ転びそうになるのでやめてほしい設計だなあと毎日思いながら過ごしておりますのですよ。

ただですね!

この著作を読んでなんでそのような設計になっているか、長年の疑問が目から鱗のように氷解しましてですね!

納得感半端なかったですよ、ホント。

どうして段差があるか気になるでしょ?

ま、ヒントはすでに書きましたけどね。

答えはこちらをぜひどうぞ。 

徹底的に考えてリノベをしたら、みんなに伝えたくなった50のこと

徹底的に考えてリノベをしたら、みんなに伝えたくなった50のこと

 

余談ですけど、梁というのですか?

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北海道でこんな出っ張り見たこと無いんですよね。

邪魔ですよねー。

おそらく4階建て以上とかにもなってくると建物の強度を保つために必要な構造様式なんでしょうけど…。

北海道は土地が広い・(ニセコ以外は)安い・低い建物ばっかりという諸事情と、酷寒地なので断熱材とか入っていて梁が外観ではわからないようになっているのかな、と推測しております。

札幌であっても東京の3D感と比べ、北海道は平面的な、2Dのような空間が広がっています。

さて話を戻します。
書籍の中での一例ではキッチンのレイアウトについて記述されており、動線を考慮してより快適なレイアウトはこう考えたらいいと記載されています。

毎日のように使うものでありながら、意外に不便なまま受け入れてしまっていて、ゼロベースで考えると、なるほど、そう配置したほうがいいと思い当たります。

そういう事例がいくつも載っているので、それをヒントにしてリノベまでしなくとも家具や家電の配置を見直すいいきっかけとなることでしょう。

筆者も可能であれば、今の賃貸、まずは泡沫金具付きのシングルレバー混合栓に交換したいです。

ふつーの混合栓なんですよ。 

※写真はイメージです

とても硬くて操作性が悪いです。

小指一つで操れるシングルレバー混合栓が恋しいです。 

そこまでじゃなくとも、節水ハンドルなるものがホームセンターで売っていてですね。 

カクダイ 水栓本体部品 レバーハンドル 793-618

カクダイ 水栓本体部品 レバーハンドル 793-618

 

レバー状になっていて力をあまり入れなくとも水の出し止めが容易に操作できるので重宝します。

あと調理は全くしないのでHIコンロを取っ払い、鏡でもおいてほしいです。
仕方ないので100均で小さい鏡買いましたけどね。

風呂場に鏡あるんですけど、いちいちそこまで行って、立ち位置も不安定なユニットバスで顔洗ったりできませんから。

そういうアイデアも触発されるのがこの著作なんですね。

ビジネス感覚

この様なテーマと言うかジャンルを取り扱った書籍は無かったと思いません?

筆者などはそもそも「リノベ(=リノベーション)」と言う用語さえ初めて知りました。
流行りのリフォームとはどう違うのか。

何故リノベなのか。

このテーマの書籍は余りにも斬新で希少性が高いためこれからリノベを検討している消費者はもちろん、リノベ業者側にも大変有益な情報となっています。

お客さんとの折衝で、お客さんの疑問点や不安に思うところ、更にはどうしたら財布の紐を緩められるかと言う視点でも記述されているので、リノベ業者によっては会社単位でまとめ買いして従業員に配ると言うところまで出てくるでしょうね。

リノベを全く考えていない人にしてみても、このテーマを取り上げて書籍にすると言う着眼点であったり、顧客のニーズを把握する上でのヒントや考え方と言ったものを細かく具体的として綴られているので、リノベを自分の商売のテーマに置き換えて見れば大変役立ちますよね。

とりわけちきりんさんの著作でマーケット感覚と言う概念を提唱したものがありますが。 

マーケット感覚を身につけよう---「これから何が売れるのか?」わかる人になる5つの方法

マーケット感覚を身につけよう---「これから何が売れるのか?」わかる人になる5つの方法

 

今回の著作はその具体例として捉えると、よりマーケット感覚と言うスキルを磨くのに一助となる事でしょう。

ま、もっと言えば自分のアタマで考えようと言う著作もありますので…。 

自分のアタマで考えよう――知識にだまされない思考の技術

自分のアタマで考えよう――知識にだまされない思考の技術

 

そちらも併せて読むとより効果的ですよ。

まとめ

そんな感じで様々な気付きや学びのある「徹底的に考えてリノベをしたら、みんなに伝えたくなった50のこと」 

徹底的に考えてリノベをしたら、みんなに伝えたくなった50のこと

徹底的に考えてリノベをしたら、みんなに伝えたくなった50のこと

 
  • 1000万もリノベに予算かけられる人の世界と自分は違うと思うのも一つ。
  • それを自分の知らない世界を知る事が出来き、知的好奇心を満たしてくれると思うのもひとつ。
  • 更には自分もリノベに興味が湧いた、どうしたらリノベが出来る(様なお金を稼ぐ事が出来る)だろうかと試行錯誤するのも一つ。

実は選択肢があなたを待っているのです。

 

以上、道民より東京からでした。

さて、あなたはどうする?
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