代々木丈太郎の何だか良く判らないブログ

主にゲームブックについて語ります。他、北海道ネタ、ホリエモン、雑談など

ゲームブックとは言えないグラブルの公式ゲームブック。Cygamesさんに問合わせのメールを送ってみました。

 

こんにちは。ゲームブック投稿サイトを運営している者です。

先日こんなニュースがネットを駆け巡りましたね。

www.4gamer.net

何だよ~。4Gamerさん「ゲームブック」の言葉の意味間違って使っているよと思って、こんな記事を書きましたが 

blog.gamebook.xyz

いろいろなTweetを見ていると、Cygamesさんが「ゲームブック」と表現していると言うものを見かけ、実際サイトを見てみると 

www.cygames.co.jp

大元のCygamesさんが誤用しているじゃあないか!

これは……。筆者はCygamesさんに問い合わせてみることにしました。

はい。以下送ったメールの内容です。


Cygames御中
プレスリリースご担当者様

この度はお世話になります。
ゲームブック投稿サイト”GameBook.xyz”を個人で運営している、代々木丈太郎(HN)と申します。

先日御社が人気ゲームアプリグランブルーファンタジーの月刊ムック『GRANBLUE FANTASY Chronicle』の創刊号発売の告知に関しまして
http://www.cygames.co.jp/news/news-14457/
名称を『ゲームブック』と謳っていらっしゃいます。

オワコンと言われるゲームブック復興に奮闘している私としては大変遺憾に感じましたので、ぜひ以下主張をご覧頂ければとメールをお送りする次第です。

■ゲームブックの定義

まずGoogleで「ゲームブック」と検索すると「火吹山の魔法使い」「バルサスの要塞」と言った往年の名作がリストされます。
どのようなものかはWikipediaに掲載されております。

ゲームブック (Gamebook) は、読者の選択によってストーリーの展開と結末が変わるように作られ、ゲームとして遊ばれることを目的としている本である。媒体により[疑問点 – ノート]「アドベンチャーゲームブック」・「アドベンチャーブック」とも呼ばれる。
迷路やなぞなぞなど「遊び」の要素を含んだ書籍(主に児童書)も「ゲームブック」と呼ばれるが、本項で解説するものはこれと本質的に異なるものである。ただし、これら児童書の中でも読者によるストーリー分岐を取り入れたものは、単純ながらも本項で解説するような「ゲームブック」の要素を持ち合わせている。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B2%E3%83%BC%E3%83%A0%E3%83%96%E3%83%83%E3%82%AFより引用

おそらくAmazon社の書籍の分類で、ゲーム攻略本とゲームブックが一緒に扱われていることも要因かと思いますが誤用される例は少なからずあります。

■言葉は民主的です

「白夜」は本来「はくや」と読みますが森繁久彌さんがある番組内で「びゃくや」と朗読したことが影響を及ぼしたらしく、現在では「びゃくや」が望ましい読み方とまでされています。
このように、影響力の強い方が誤読されると、言葉はそれに取って代わられてしまうという特性を持ち合わせています。
影響力の強いサイゲームス様がそのように言葉を使われては、多くの方がゲームブックとはファンブックの様な意味に捉えてしまう可能性があります。
ただでさえ「オワコン」と言う風潮もある中で、「ゲームブック」本来の意味が「攻略本」「ファンブック」といったものに置き換えられては、オワコンに更に拍車をかけるものとなりえます。
ゲームブックと言うジャンルを確立し、世に広め定着させたいという想いは筆者だけに留まるものではありません。
ぜひその想いにご理解を頂ければと思います。

■ゲーム会社の常識を問われる

今までお伝えしたように、『GRANBLUE FANTASY Chronicle』をゲームブックと言い表すことは誤用です。
ゲームブックはオワコンとはいえ、1984年頃に大ヒットしました。そのため団塊ジュニア世代はゲームブックの事を良く知っています。
つまり現代社会でかなりの要職や影響力のある立場にいる方も大勢いらっしゃいます。
Twitterでも「グラブルのゲームブックはゲームブックと言うものではない」「ゲームブックを期待したのにこれは違う」「ゲーム会社なのにこのような誤用して如何なものか」と言うTweetがかなり散見されました。
この事は御社にとってもマイナスイメージとなってしまうのではないでしょうか。

■お願い

以上の事により、私からの勝手なお願いではありますがゲームブックと言う名称は誤用だったと言う表明をして訂正していただくか、潜在的にグラブルのゲームブックを期待する方々のために本当にグラブルのゲームブック制作に着手していただくか。
ぜひご判断をして頂ければ幸いです。

■復活の兆しはあります

おそらくゲームブックをあまりご存じないのかと推測いたしますが、ゲームブックは徐々に復活の兆しを見せています。
とりわけ人気コンテンツのゲームブック派生型は徐々に出版されています。

上記七つの大罪のゲームブックはオリコン週間ランク6位と言う快挙も成し遂げています。
グランブルーファンタジーほどの人気コンテンツのゲームブックであれば、かなりのヒットも期待できるかと思いますので、ぜひご検討をお願い致します。

以上、長文・乱文失礼いたしました。


ま、こんな感じで送ってみました。

実のところは本当に”GRANBLUE FANTASY”のゲームブックを制作して欲しいと言う切なる願いです。

筆者でも良ければタダでもつくりますよ。でも実績もないので。

世の中にゲームブック作家さんはそんなに多くはないけど、確実に居らっしゃいますのでぜひ実現して欲しいと思います。

 

以上、北海道からでした。 

さて、あなたはどうする?
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