インターネット・アーカイブで往年の名作ゲームブックが無料で楽しめる! (ただし英語版)
アメリカでは最近ゲームブックを活用して商品の販促やタレントのプロモーションに使う動きが比較的活発化している様子が伺えるので、Google.comでいろいろ検索しておりますと、インターネット・アーカイブにたどり着きました。
そこで筆者が見たものは
The Warlock of Firetop Mountain
つまりあの名作「火吹山の魔法使い(ただし英語版)」ではないですか!
ほほう。これは凄いですね。
早速やってみましょう。
うーん。何か違和感ありますね。
あ! そうか……。筆者は日本語で「縦書」で慣れ親しんでいたからですね。
英語版ということ以上に違和感があるのは「縦書」から「横書」になっていて、レイアウトが変わっているからでしょうね。
なるほど。それが分かれば安心してページをめくりましょう……って。
ページをめくるのにモーションがある!
最初の選択肢で
西へ行くか? →71へ進め
それとも東へ行くか? →278へ進め
と聞かれていますが、71までページをめくるのトンデモねえ~。
ましてや278まで行きたくなったらもう、日が暮れますわよ。
ちょっとこれ、このままでゲームブックを進めるのは手間がかかりすぎです。
何かいい方法はないか ?
そう考えて下へスクロールすると
ダウンロードできるようですよ。
色々なフォーマットが選べるので、Kindleを選んでみたら
残念。画像が出ないみたいですね。
ちょっとKindle版でプレイするのは面白さが半減しそうです。
じゃあ他の種類では……とPDF WITH TEXTを選んでみます。
ブラウザ上でPDFを閲覧するともっさりして実にやりにくいのですが、パソコンに保存して、PDFビューワーなどで見ると比較的軽快です。
PDFデータは文字もイラストもすべて一連の画像データとして取り込まれているのですが、PDF WITH TEXTは文字がテキストデータとしても記録されているので検索が可能です。
つまり、パラグラフ1から278へ行きたい場合
Ctrl+Fで検索窓を出し、278と入力して右向き三角を押すと、
このように278までジャンプしてくれるんですねえ。
便利だなあと思ったのですが、例えばパラグラフ1に戻りたいと思ったら、色々なところで延々と捕まります。
1桁台だと特に捕まりやすいですね。なので場合により右のスライドバーを頼りに「大体このへんだよな」と狙いを定めてパラグラフを目指したほうが良いでしょう。
それよりもっと軽いのはTEXTを含まないただのPDF版です。これはマウスのホイールコロコロや、PageUp、Downキー、カーソルの上下キーでも軽快に行きます。
こちらのほうがやりやすかもしれませんね。唯一の弱点はファイルサイズが大きめで約30MBです。(デカすぎ)
でも面白いなあとインターネット・アーカイブを散策しますと、ありましたよ。
スティーブ・ジャクソン(UK)の名作ソーサリーシリーズ第一弾、「魔法使いの丘(シャムタンティの丘を越えて)」
これは魔法の呪文の書は別売りになっているんですね。
日本語版では確か各書に巻末に付属で付いていましたが、海外版はそうなっていないんですね。
まあ確かに、魔法を使わなくともソーサリーはクリアできるはずですが、面白みや深みが減ってしまうような気がします。
ソーサリーシリーズをより一層楽しむためにはオプション品の「魔法の呪文の書をどうぞ!」と言うマネタイズの試みがあったんですね。
いろいろなことがわかって興味深いです。他にも沢山ゲームブックがありましたよ。
英語の勉強も含め、往年のゲームブックを楽しみたい方はいかがでしょうか。
以上、北海道からでした。