コンビニで売っているもの、価値とは何か? コンビニエンスの意味をご存知ですか?
皆さんこんにちは。ゲームブック投稿サイトの中の人です。
筆者は元大手量販店での勤務経験があるので、小売業ネタも書いていきたいと思います。
いま、日本人がお買い物をするといえばAmazonや楽天などをはじめとするネットショップや、コンビニエンスストアを利用する方が多いことでしょう。
リアル店舗ではコンビニの店舗数は圧倒的です。
スーパーマーケット店舗数:2015年10月 20,015
スーパーマーケット統計調査DATAよりデータ抜粋
JFAコンビニエンスストア店舗数:2015年9月 53,108
一般社団法人日本フランチャイズチェーン協会よりデータ抜粋
スーパーが2万店に対し、倍以上の5万3千店。
現代人に不可欠とも言えそうなコンビニですが、そこで売っているもの、価値とは何でしょうか。それについて触れたいと思います。
目次
コンビニの売場
思い浮かべるのはお弁当。アルコール類を含む飲料、サンドイッチやパン、カップ麺やレトルトに冷凍食品、更には唐揚げやドーナツなどファストフード食品も陳列しています。
その他雑誌や雑貨など、日常生活の必需品がそろっています。ATMやチケット購入などもできますし、恐らくコンビニさえあればほぼ全ての生活をカバー出来そうです。
それがコンビニエンスと言うことなのでしょうか
高いけど売れる
殆どの商品は、NB(ナショナルブランド。全国規模でメーカーが生産している商品)ならスーパーの方が価格を安く売っています。
全部ではありませんが、PB(プライベートブランド。小売業がメーカーに依頼し大量で仕入れる条件のため価格を安く提供できる上利益率も高い商品)も例えばセブンイレブンで売っているセブンプレミアムよりも、マックスバリュで売っているトップバリュの方が価格は安いです。
同じような商品でも、スーパーのほうがコンビニよりも安い。
でも売れますよね。なぜなんでしょうか?
要はスピード
つまり、全ての上で時短ショッピングが可能なのがコンビニです。
売場面積は大小ありますが約30坪(100㎡:一坪≒約3.3㎡で計算)に対し、スーパーは1000坪(3300㎡:同)とか、平気であります。売場を歩きまわる時間が違います。
あと、スーパーのレジでは何本もあり、それぞれが7,8人並ぶというのもザラでしょう。また買上点数(一人のお客さんのお買い物の数)も多いため、一人のお客の会計に時間がかかります。
それに引き換えコンビニのレジはどうか。大体二本のレジがあり、片方のレジで2,3人並ぶと大体はもう一つのレジに係員が走り、「二番目にお待ちのお客様どうぞ」とレジを開放します。
スーパーと比べて待ち時間が極端に短いんですよ。
稀におでんとか頼むお客はおでん一点を選ぶのにも迷うので、大変に時間がかかりますね。あるいは宅配便を頼むお客とか、更に良くないのは道を尋ねるだけのお客とか。(それ、客じゃないし。凄く迷惑ですよね。スマホでググれよ!)
コンビニの価値
つまり忙しい現代人にはスピードが全てです。
一秒でも早く買物や取引を済ませられるというのがコンビニ最大の価値です。
そこに正確性はそれほど必要とされていません。
実際、数円単位のお釣りなら、レジそばにある募金箱に「入れておいて」と言うお客さんを筆者は何度も目撃しています。
で、筆者もやったことありますしね。10円未満でギャーギャー騒ぐ必要ある?
本末転倒の本部
それなのにレジでポイントカードをサッカー台(袋詰する台のことね)に置いて提示すると、置いてあるのをわざわざ拾い上げて、それも両手で返してくれる店員さん、いますね。
それ、本来お客としてもマナー上両手で受け取らないとダメですけど、あまりに面倒なので筆者は片手で受け取ってしまいます。
丁度その時に財布を弄り、お金を出そうとしている時だったりするので、お金を出すタイミングに時間を取られます。
多分本部からの指示なんでしょうね。置きっぱの方が時短できるのに。
ちきりんさんのブログでも指摘がありますが
こういうの困りますよね。
とにかく早くして欲しいんですよお会計。無理して丁寧じゃなくていいんですよ。モノが溢れる時代なんだから。ゴミ屋敷なんて最たる例で、断捨離が持て囃され、こんまりさんがTIMEで影響力のある100人に選ばれる時代なんですから。
本部の人は現場を全く知らないんでしょうね。如何にお客と素早く取引を済ませるか。その事に全力を尽くすべきなのに、見当違いの指示が多すぎるんだと思います。
以上、北海道からでした。