小売業の現役プレーヤーでも「お客様のために行動する」って難しいんだなとOBとしてはがっかりな件
こんにつわ。
ゲームブック投稿サイトの管理者です。
かつては小売店で働いていました。
それなりの大型店で副店長を務めたこともあるので、自分が店舗を利用するときにはその視点で見てしまいます。
酷い時は普段着なのに売場で
店員さんですか?
と別のお客さんに尋ねられることもあり……。
職業病というのは恐ろしいものですね。
目次
レジが停まった
さて結構昔の話ですけど、筆者はスーパーマーケットで飲料水を買いました。
最近のレジはお釣りが自動で計算されて、きっちりお釣りが出てくるタイプのものがありますね。
レジの過不足がまず発生しないという利点がありますが、融通が効かないですね。
たまに故障するじゃないですか。
筆者も運悪く、お釣りが1円と言うところでレジトラブルに遭いました。
当然レジ担当は上司を呼びました。
少々お待ちください。
上司は見たところ筆者より年上です。
店長か副店長クラスでしょうか。
ひたすらレジを操作し、正常に動くかどうか懸命に頑張っています。
ただ、非常に待たされたんですよ。
時間にして3分くらいですかね。
お客が待てる時間って2分までなんですよ。
副店長クラスでそのことを知らないはずはないんですが。
流石に1円くらいで文句を言う自分もマヌケなので
いいですよ。お釣りいりません。
と言って帰ろうとしました。
お客様、少々お待ちください。
年配の店員は筆者を引きとめようとしますが、お釣りの1円をくれる訳でもありませんでした。
せめてここでレジが復帰しなくとも、現金1円を渡してくれればいいとは思うのですが、その気配はまるでありませんでした。
だっていざとなれば1円位自分の財布から出してもいいでしょ?
お客さんによっては
あら、自分の財布からお金を出してまで迷惑をかけないようにしてるのね
と、店員の対応に感心する人も居るはずですよ。
筆者はそのまま帰りました。
二次被害を考えて欲しい
最低賃金が時給700円としても1分で約10円。
1円のために1分待つのはコスト的に馬鹿らしいですね。
筆者が彼の立場ならどうにかして1円を渡し、レシートが必要か否かを聞いてお客を開放しますね。
飲料水買ったお客がレシートを欲しがるなんてことはほぼないですし、どうしてもいるという人には手書きで領収書を出せば済む話ですから。
お客にしてみればレジか直ろうが壊れていようがどうでもいいことです。
でも店の責任者にしてみれば、レジが直らない事には今後の営業にも差し支えるので懸命に復旧に取り組んだのでしょうね。
残念ながらそれはお客の立場で考えているのではなく、あくまで自分の都合最優先で動いています。
なかなかお客の立場で行動できる人が少ないことに気付かされますね。
人材がいない
別の機会でもクレジットのレジ操作をミスったかなんかで、レジのトレーナー的な立場の人が慌てて処理をしてましたよ、レジを止めて。
筆者の後ろに何人もお客さんが待っていてもお構いなし。
筆者だけが問題なんだから、カウンターかどこかで辻褄が合わせをして、後ろに並んでいるお客さんへは通常通りレジ担当に指示して作業させればいいのに。
まるで筆者のせいでレジを止めたかのような罪悪感がありましたね。
まあ、小売業界の上層部が考えるお客様の為ってこんな感じなんでしょうね。
まとめ
売場ではトラブルが発生するものです。
でも残念なことにそれに対処できる人材に会ったことがありません。
リアル店舗からネットショップにお客さんが流れている理由の一つに、そのへんのところがありそうだなあと感じますね。
先に挙げたケースでは筆者も黙っていたことは反省しており、今後は指摘しようかな、と思います。
以上、北海道からでした。