代々木丈太郎の何だか良く判らないブログ

主にゲームブックについて語ります。他、北海道ネタ、ホリエモン、雑談など

完全自動運転(レベル4)の最大の価値は、運転中に人が人を殺傷するリスクを減らせられるという事。

こんにちは。

今回は人が死ぬ様子についての描写があります。

少し過激な内容ですので不快に思う方は回れ右でお願いします。

さて本日は自動運転のネタ。

japanese.engadget.com

ついに無人の自動運転バスがデビュー

もちろん一般道ではなく敷地内ですが、確実に前進していますね。

一口に自動運転と言っても技術的目標でレベルが4つあることをご存知ですか?

  1. 安全運転支援
  2. 準自動走行(人がメインに運転)
  3. 準自動走行(AIがメインに運転)
  4. 完全自動走行

テクノロジーが進む毎にレベルが上がるとされています。

もちろん最終目標はAIによる完全自動運転で、人は運転に全く関与しません。

問題はその直前のレベル3

普段はAIが運転をしていて、緊急時に人がフォローする

って話なんですけど、それだと却って人の神経をすり減らすのでは。

事故も多そうですよね。

野球のプレーでお見合いと言う表現がありますが、それと同じになるのでは?

AIも人も事故が起こった時は互いに相手が緊急回避操作をしてくれるものだと思ってどちらも何も動かないと言う状態になりがちだと思いますね。

なので今回はレベル4の「完全自動走行システム」について触れたいと思います。

 

 目次

年配者の事故

交通事故死は減少傾向です。

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(内閣府のデータより)

平成4年(1992年)には11,452人だったのが、平成27年(2015年)には4,117人。

死亡者数が減った事は喜ばしいと言えるかもしれません。

簡単な内訳を見ると下記の通り。

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第1章 道路交通事故の動向|平成26年交通安全白書(概要) - 内閣府より

高齢者(65歳以上)の割合が多くなっています。

64歳未満は死亡者数が減り、年配者はほぼ横ばいです。

筆者の勝手な推測は

年配者の環境変化への不適合

つまり若年層は生まれた時から車社会だったので、交通ルールを順守します。

でも年配者はここまで車や道路状況が発達した世の中に生まれたわけではありません。

加えて、自身の老化に気づきにくいんだと思います。

若いころは動体視力も優れ体力もあり、機敏に反応し危機を回避出来たので、まだ自分はその能力を持ち合わせていると考える方が多いんだと思います。

でも実際は老化は確実に誰にでも訪れるもので、自分の機敏さに不相応の動きをして、事故を回避できない事になりがちなんだと思います。

事故で人が死ぬ現実

数字で見ると他人事のようですが、現に交通事故で亡くなる方がいます。

隣を走行していた車両が人をはねて死亡させた事故を目撃しました。

車を運転すると言うこと

車を運転すると言うこと

 

↑詳細はこちらに書いたとおりです。

筆者が人をはねていたとしても不思議ではない状態でした。

当時の死亡者数と免許保持者で確率を計算すると0.014%程度。

二十歳くらいで免許取って70歳位まで運転する場合、50年運転で0.7%くらい。

こう考えるとリスクは低いのかと思いがちですけど、母数である免許保持者でもペーパードライバーも結構いるでしょうからね。

また車両通勤や営業周りで自動車を日常で使うとなると、リスクは高まります。

どの程度なのか分かりにくいところも困りものですね。

犯罪者扱い

人を車で轢いて死なせてしまったらどうなるのか?

上記の電子書籍の例では被害者の方は即死でした。

事故の直前、車両は全身全霊を込めて前につんのめる程のフルブレーキ。

にも関わらず激しい衝撃とともに人が宙に舞い上げられ……。

筆者は目の前が真っ白になりました。

とりあえず自分も路肩に車を止めます。

ドライバーの方は項垂れて途方に暮れつつも筆者に現場の住所を聞いてきました。

救急車と警察を呼ぶためです。

現場検証が終わった後、筆者とドライバーは警察署で個別に事情徴収を受けます。

ドライバーは両手を後ろに手首をロープで縛られ、警察官の前を歩かされていました。

それを目撃した時の筆者のショックは計り知れません。

確かに轢いてしまいましたよ。

でも現場は雨の降る片側2車線の国道。

信号も横断歩道もない場所を歩行者が横切ったんです。

急に現れたので筆者も大変驚いたのですが、恐らく我々の方に向けて傘をさしていたのでしょうね。

だから発見が遅れた。急に現れたようにしか見えなかった。

筆者は中央よりを走り、ドライバーは歩道側の前方を走っていたんです。

慌てて走って逃げ切ろうとする歩行者の様子が遠目にわかるんですよ。

筆者にはお腹が痛くなるような不安が駆け巡りました。

間に合わない

瞬時に把握しました。

でもどうすることも出来ない。

歩行者は筆者の視界から消え、左斜め前方のフルブレーキしている車両に釘付けでした。

次の瞬間車体に衝撃が走り……。

もう、避けようがないでしょうね。

せめて路面がドライだったなら……。

ある意味、ドライバーも被害者なんです。

ドライバーが可哀想

即死でしたので確かに亡くなった方は大変お気の毒です。

でも信号も横断歩道もないところを横切るのは良くないですね。

それで「殺人犯」や「損害賠償」と言う一生をかけて償わなければならない状態に陥る不憫を思うとやるせなくなります。

これがもしレベル4の完全自動運転だったら……。

ひょっとすると人間以上に歩行者にAIが気づいてくれたかもしれないですよね。

そして最悪事故にあっても

人が人を殺す

と言う悲劇だけは避けられるのではないでしょうか。

まとめ

自動運転はタクシードライバーなどの雇用を奪うと言う意見があります。

そのような残酷な一面を持つと共に

車を運転する事で生じるリスク

をドライバーから開放してくれるものと考えることも出来ます。

その中で一番価値のあるものは

人が人を殺すリスクからの解放

に他ならないでしょう。

それほど交通事故で人を死に至らしめるということは、幸せの絶頂から被害者と加害者の両者を不幸に陥れる恐ろしいものなのです。

筆者がそのような事態から逃れられたのは幸いだったとしか言いようがありません。

皆さんもくれぐれも運転にはお気をつけ下さい。

 

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