ノベルゲーム(サウンドノベル・ビジュアルノベル)はどうして美少女ゲームやホラーばかりなの? もっといろんなジャンルがあったらいいのでは?
こんにつわ。
ゲームブック投稿サイトの管理者です。
ゲームブックと似たものについてはノベルゲームがありますね。
他にサウンドノベル、ビジュアルノベルと言う呼ばれ方もします。
筆者が調べた限りではこれら全てほぼおなじ意味で使われて
- ノベルゲーム(今日本ではこう呼ばれることが多い)
- サウンドノベル(スパイク・チュンソフトの登録商標)
- ビジュアルノベル(世界的にはこちらの名称で知られる)
と言う微妙な違いがあります。
まとめてノベルゲームに統一して話を進めます。
ゲームブックとの大きな違いは下記の要素が必須で
- テキスト
- 音楽・音響
- 画像
- 演出
ゲーム性は必ずしも必須ではないと言うのが筆者の見解です。
これに比べるとゲームブックはその4要素どれもが欠けても大丈夫です。
その代わり主人公の体力やアイテム、点数といったパラメータの管理が必要とされることが多いです。
ゲームブックが廃れてノベルゲームになった
と言う意見もありますが、どちらもなかった時代を知っている筆者からすると違いはその起源にあります。
- ゲームブック……文字通り紙の書籍が始まり
- ノベルゲーム……コンピュータが始まり
でも結果的にどちらもアドベンチャーゲームに区分されるものです。
ここでテクノロジーの進化により、ゲームブックがアプリ化するとノベルゲームとの区分が微妙になってきますが、そんな事気にしなければいいと思います。
ゲームブックだから紙に限る!
ノベルゲームは画像と音の出るタイミングが命だ!
とか言ってるとイノベーションが生まれないだろうな、と危惧します。
ゼロベースで見つめなおすほうが良いと思いますよ。
ゲームブックを見ていると、ノベルゲーム内のジャンルの少なさに驚きます。
目次
ノベルゲームのサイト
ふりーむ
↑例えばこちらのサイトの「ノベルゲーム」を見てみますと
- BL
- ホラー
- 学園モノ
- 美少女
の4つのジャンルが突出しています。
もうちょい幅を広げても良いんじゃないかなあ。
ノベルスフィア
↑こちらは結構人気のあるノベルゲームサイトだと思うんですが
↑美少女ゲームしか見当たらないんですけど……。
プレイする方も作る方も飽きないんですかね?
もっといろいろなジャンルがあっていいと思うんだけど。
ゲームブックは
そうだなあ……思いつくだけでも
シャムタンティの丘を越えて (Adventure game novel―ソーサリー)
- 作者: スティーブ・ジャクソン,浅羽莢子
- 出版社/メーカー: 創土社
- 発売日: 2003/07
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↑RPG、ファンタジーもの。
人狼村からの脱出 狼を見つけないと、殺される (脱出ゲームブック)
- 作者: SCRAP
- 出版社/メーカー: リットーミュージック
- 発売日: 2012/05/25
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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↑謎解きもの
にゃんたんのゲームブック (ポプラ社の小さな童話―にゃんたんシリーズ)
- 作者: 巻左千夫,岡田日出子
- 出版社/メーカー: ポプラ社
- 発売日: 1987/02
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↑もう廃盤だけど児童用かつなぞなぞや迷路もの。
↑SNS風なやりとりで宇宙空間をさまよう人を助けるサバイバルもの。
↑Twitterで出来るホラー冒険もの
リアル恋愛ゲームブック 片想いからの脱出 「運命の人」と、両想いを目指せ! (マップ、手紙付)
- 作者: SCRAP,田中寛崇,松本哲也
- 出版社/メーカー: リットーミュージック
- 発売日: 2016/02/12
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↑ゲーム性の高い恋愛もの
銀行員ゲームブック バンカーズクエスト (SHINKIGENSHA GAME BOOK)
- 作者: 高平鳴海,ビッグ錠
- 出版社/メーカー: 新紀元社
- 発売日: 2015/11/11
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↑銀行員の人生ゲームもの
グラディウス―未知との戦い (双葉文庫―ファミコン冒険ゲームブックシリーズ)
- 作者: 吉川剛史,大出秀明,飯野文彦
- 出版社/メーカー: 双葉社
- 発売日: 1986/08
- メディア: 文庫
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↑入手困難だけどシューティングゲームもの(!)
そんな感じでジャンルはもちろん購読対象者や提供媒体なども多種多様です。
二択の選択肢だけで進めるものや、サイコロを使うもの、鉛筆でアドベンチャーシート に書き込む様体のものやら千差万別。
そんなの見ていると飽きないですよ。
まとめ
ノベルゲームがゲームブックと一番異なる点は日本発のアドベンチャーゲームというところです。
ゲームブックに比べると求められるものが多く、より多くの人材や技術が必要とされるので開発が困難です。
ただゲームブックをいろいろ研究しているものから見るとジャンルや対象ユーザーをもの凄く限定し過ぎている感じがします。
もう少し柔軟な発想で作ってくれたらプレイ人口も増えるんじゃないかな、と推測します。
以上、北海道からでした。