こんにちは。
あるいはこんばんは。
ゲームブック総合サイトの管理者です。
年も開けて2021年。
先程初詣も済ませ、スープストック東京のバターチキンカレーセットを頂きました。
とても美味しかったです。
さて今回は自主制作本のゲームブック、『旅するゲームブック:ウィーン』についてです。
Twitterを閲覧していましたらこういうnoteの記事を見かけました。
なるほど……。
観光情報をゲームブックで伝えるということは、筆者も地方自治体に許可を得て何回か執筆したことがあります。
ものになりませんでしたのでサイトは閉じましたけど、今回の作品は非常にデザイン性に優れ、筆者は電子媒体で提供していましたが、今回は紙媒体と。
筆者は印刷会社の勤務経験があるので、非常に興味を惹かれてポチしました。
その時の模様を書きたいと思います。
12月29日にポチ
世間では仕事納めの12月29日ですよ。
企業によってはもっと速い段階で年内の仕事にケリを付けているはず。
そのためこのタイミングでポチすることを躊躇いましたが、まあいつでもいいんだ、と自分に言い聞かせてポチしました。
筆者はネット通販もやってましたからね。
受注を受けて・送り状印刷して・梱包して・添え状を印字して・入れて発送もそれなりの手間ですよ。
そう思っていたら、ポチした当日に発送して頂きました。
そんな……。
申し訳ありません。
で、発送は「クリックポスト」と言う、筆者がネット通販していたときにはなかった郵便サービスで送ってもらいました。
で、まあご覧の通りですよ。
元旦の朝5時半には北海道に移動が済んでいる。
で、14時半には筆者の手元に届きました。
郵便局の職員さんも、年賀状配達で忙しいと言うのに、マイナス10度を下回るような酷寒の、路面ツルツルの中、はるばる荷物をよく届けてくれたものだと感動しました。
私はポチッとしただけなのに。
それだけでここまで感動する展開を経験させて頂いていろいろな方に感謝ですね。
荷姿
で、どんな形で届いたのよと。
これが生まれて初めて見るクリックポスト……!
自宅のインクジェットプリンターで送り状が印字可能なのですね。
で、ポストに投函でOKらしく、ローソンなど最寄りのコンビニとかで発送可能な様ですね。
ナイス!
開梱すると
- 感謝状
- ブランドロゴカード
- ビニル袋に入れられた商品(マップ含む)
- 納品書
と言うふうに、非常に丁寧に内包されていました。
これ、凄いですね。
手描きの感謝状なんて、ホントは面倒くさいじゃないですか。
ブランドロゴカードもね、デザイン作って特殊印刷会社に下版して印字でしょ?
銀色の箔押しが実にいいですね。
この辺は流石デザイナーって感じしますよ。
で、サイズどれくらい?
と突っ込みたいでしょうから、比較のために空のガラナの500mlペットボトルを並べました。
さらに左横のROYCE’チョコの空き箱が北海道感を増すのに役立っています。(ウィーンだって言ってるのに)
A5サイズ、一般的なコピー用紙サイズがA4ですからその半分ですね。
内容
ネタバレしないように触れますよと。
画像は公式さんのを拝借しました。
物凄くクオリティの高い、美しい写真が収められています。
選択肢を選んで読み進めていくことで、あたかもウィーンを旅して回っているような、コロナで海外旅行に行けなくてストレスフルな昨今には、より一層楽しめる企画の作品に仕上がっています。
パラグラフに情景描写、選択肢が記載されています。
この作品の最大の特徴は辿ったパラグラフを付属のマップにメモしていく仕掛けになっていること。
このマップもホントにね~。
センスのいいデザイナーさんが描いた眼を見張るイラスト、配置バランス、色使いになってるんですよね。
こんな優れたデザイナーさんが居てくれたら印刷営業でクライアントへの提案も苦労しませんぜ?
色一つとっても非常に重要なんですよね。
イラストだって描ける人は世間にそんな多くないですし。
完成度が高いです。
紙がいい
印刷物においては逃れることの出来ない紙のチョイス。
紙質がいいですね。
何キロの紙なんだろう?(注:紙の厚さはキロで表します。)
かなり厚めで手触りもよく、写真品質、美しさを最大限引き出してくれる紙なのかなと。
印刷技術もね。
表示、裏表紙はベタが多いんですけど、色むらや細かい白い穴状(ベタには稀に生じる望ましくない状態)にもなっていないし。
デザインはもとより、紙質も印刷も製本も断裁も拘りを感じますね。
元印刷屋としてはどうしてもその辺のところをチェックしてしまいますわ。
まー、もとプロから見てもそんだけ凄いってことですよ。
散策を楽しむ
パラグラフは全部で149です。
分量として丁度いいでしょう。
つまり149の場面毎に写真が掲載されています。
ゲームブックによくありがちな理不尽なバッドエンドもないようです。
本来海外旅行に行けば言葉の問題であったり、日本ほど安全ではなかったり、トイレとかないとか汚いとかトラブルありますからね。
そんな苦労と無縁でウィーン散策を楽しめます。
分岐パターンがいくつかあるようで、何度か読み返して、マップで全てのパラグラフをチェックすると言う楽しみ方が一番おもしろいと思います。
まー、個人的にはマップをコピーしますね。
もったいなくて原本は汚したくないですよね。
それにしてもウィーンは非常にきれいな町並みで、写真が映える観光名所だらけなんだなあと感心しきりです。
そもそもウィーンってどこにあるんだろうなとググりました。
なんか、地理的にヨーロッパのど真ん中なんですね。
筆者は北海道出身であり、日本の観光地としては指折りの存在と思っており、観光地だらけで目は肥えているつもりですけど、それを持ってしてみてもウィーンは美しい街ですよね、ホント。
次作に期待
この作品を作ること自体に著者の方は何度もウィーンに足を運び、更に自分の目で見て、写真を用意されたり、情景描写をされたのでしょう。
ウィーンに対する愛着が非常によく伝わってきます。
筆者も海外旅行はシンガポールくらいしか行ったことがなく、ウィーンには余程のことがない限り行けないんじゃなかとも思うので、こういう企画があると、非常に興味深く思います。
あとがきで、様々な国を巡るゲームブックを、今後も製作していきたい、と結ばれているので、今後にも期待したいと思います。
まとめ
そんな感じで年始から、企画した方、制作した方、印刷製本した方、発送した方、郵便配達した方、要するにこの作品に携わった全ての方が実にいい仕事をされているなあと実感した元日の昼下がりでありました。
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