こんにちは。
あるいはこんばんは。
ゲームブック総合サイトの管理者です。
お世話になっているちゃなさんのTweetがタイムラインに流れてきました。
おお…。恐れ多い。
ありがとうございます。
もっともっと頑張ります。
おお、そしてProps Gamesも。
鬼殺隊羨望の隊員の柱。
その中でも最強とほまれ高い悲鳴嶼さんが仰ってるのですからすごそうです。
ブラウザゲーム?
ゲームブックライク?
ゲームブック関連のおサイトを管理している筆者には実に興味をそそる仕様になのでちょいと覗いてみることにしました。
ブラウザゲーム?
ブラウザゲームと言うと、ふりーむさんとか、最近では強力なJavaScriptゲームエンジンであるPlayCanvasみたいなモンを想像していたのですが、Props Gamesを弄ること数時間、ようやく理解しました。
Props Gamesと言うノベルゲームを作成するのに最適化されている投稿ツール。
ブラウザゲームと謳っていますが、実質ノベルゲームを作成するのに一番適しています。
かつ、ノベルゲームを作るにしても、SORCERIAN TextがSORCERIAN派生作品を推奨している様に、サイト内投稿作品の「旅のはじまり」の派生作品を作るのに最も向いている投稿サイトです。
逆に言うとオリジナルのノベルゲームを作成するにしても、既存キャラクターを変えられない(筆者が気付かないだけかも)ようなのですね。
正直、これが一番困惑しました。(後述:解決策あり)
高機能盛りだくさん
筆者もゲームブック総合サイトにおいて投稿機能を設けているわけですが……。
このProps Gamesに比べられるとGameBook.xyzはDIO様にお叱りを受けそうです。
今は鬼滅がお流行りなので、鱗滝左近次様にもお叱りを受けそうです。
ほぼテキストベースで選択肢を選ぶと言うシンプルなCYOA作品ををウェブで投稿出来ますよというのが筆者の管理しているサイトなんですけども、Props Gamesは本格的なノベルゲームが作成可能です。
一例としては公式さんが作成したこの作品をひとプレイして頂くと歴然かと。
モーションのある背景画像、立ち絵は入れ代わり立ち代わり表示され、選択肢もらくらく表示。
BGMもいい感じで流れてくれて物語の楽しさをひときわ際立たせています。
バトルシステムも様々なパラメータを操作できるので、普通にドラクエやファイナルファンタジーみたいなゲームも作成出来ることでしょう。
(試してませんが)スマホにも完全対応、というかスマホに最適化されていると言っていいでしょう。
さらにはパソコンはWindowsやMacはもちろん、Chrome Bookにも対応しているようです。
ブラウザで楽しめるゲームなので、恐らくLinuxや、プレステやSwitchなどのゲーム端末、およびインターネットテレビでも遊べるのではないでしょうか。(動作確認までしてませんが…)
まーでも多分そうでしょう。
なかなかいい感じですね。
作成困難
プレイする側としてはかなりいいツールのProps Gamesなのですが、作成しようとするとまるでひとつのゲームブックを読み進めているかのような困難が立ちはだかっていました。
まず立ち絵をどう表示させるのと。
3時間位試行錯誤しましたけど、結局わからず、背景画像に人物をはめ込んだ状態で、シーンを1パラグラフという扱いで作成してみました。
ビューティフルな方法じゃないですよねぇ。
でもそれ以外の方法が当初は分からなかったのですよ。
まーそれは強引に解決できたとしても、もっと問題があります。
どうしても既存キャラクターを消せないのですよ。
オリジナル作品を作るなら、このキャラクターを消すのが必須なんですけど、どうやっても消す方法が見つかりませんでした。
プレイする側としても「この方々は……?」
と気まずい思いをする方も中にはいるかも知れません。
まーでもこれも「会話」と言う機能を使えば、出演キャラクターのセリフを表示するときにこの既存キャラクターがいい感じで隠れてくれるので、あんまり気にしないことにしました。
※2020年12月27日追記
公式さんからご指南いただけました。
下記のコードで消せます。(筆者確認済み)
<それぞれ 対象="味方全体">
<人物表示 表示="非表示" />
</それぞれ>
ノンプレイヤーキャラクターの存在
で、いろいろツールを触っているうちに、立ち絵については「ノンプレイヤーキャラクター」やら「スプライト」という機能で、オリジナルキャラを登録したり、画像をアップロード出来ることに気づきました。
もっともそれをどういう命令なら表示させられるのか分からず、「Propsgames+キーワード」でググって、「旅のはじまり」と言う作品のコードが公開されていることに気づき、ついに表示方法を発見。
どうやら、<会話>タグにスプライト属性で登録スプライトを指定することで表示出来る様子。
例えば、煉獄さんと言うノンプレイヤーキャラクターを登録し、スプライト画像をアップロードしておけば、
<会話 名前="煉獄さん" 速度="100" スプライト="煉獄さん" >
ここにいる者は誰も死なせない!
<クリック />
</会話>
というコードでキャラ表示可能。
(<クリック />タグは、読者がクリックするまで煉獄さんを表示させるため。それがないと一瞬で消えてしまう。)
ただこれ、「旅のはじまり」のコードを公開してくれていないと、或いはそれに気付かないと少なくとも筆者にはたどり着けない機能でした。
カーソルが見えん!
あとProps Gamesではxmlと言う、ウエブサイトで表示される言語であるHTMLの親戚みたいな言語によってコンテンツ管理をしています。
筆者もjsonとか好きなので、その管理方法は成程と頷けるものです。
で、直接xmlタグを打ち込んでも良い仕様にもなっていて、それでやるべなと思ったら、カーソルが見えないんですよね。
恐らくカーソルは間違いなく存在していて、エンターキーで改行などすると一番左端にカーソルが移動しますよね。
で、多分paddingが0なのではないでしょうかね。
要するに入力欄のボーダー線とカーソルが重なって見えない状態なんだと思います。
余白をpaddingで設けて頂けるとUIが格段に向上すると思われます。
あと個人的にはCSSでBootstrapを利用して頂けると見やすくて嬉しいですね。
高機能ゆえに使いこなすのにもスキルが必要
まあそらそうだと。
筆者があえて自身の投稿サイトで機能をシンプルにしているのは、筆者のプログラミングスキルがないのもありますけど(てかそれが9割ですが)作成する側の制作コストを極限まで下げたい、というのがあるからです。
だいたいプレイする側、消費者であっても「そこまでいる?」と言う場面が結構あります。
例えば、本格的な音楽を聞くなら、レコードを真空管アンプで再生する方法だと音としては最高に良いものが聴けます。
でも、それがデジタル化してCDになり、明らかにレコードよりも音の情報量が減りますが、バブル期平成までは人気がありました。
いまはさらに進んで、CDから音の情報をもっと減らした圧縮音源、MP3やAIFFが主流となり、ダウンロードやストリーミング再生が主流です。
レコードだと円盤をプレーヤーに乗せて慎重にレコード針をレコード盤に落とし込む必要があります。
アンプも真空管だと温めるのに、要するに音楽が聴けるようになるまで時間が少しかかります。
その反面、MP3やAIFFはネットに繋いでボタン一つですぐ聴ける。
まあそんな感じで、高機能・高品質のものは手軽さ簡便さとトレードオフのような関係があることが多いですよね。
なので高機能でシンプル操作・わかり易さの両立と言う、一見矛盾する難しい取り組みがこの手のツールには必要とされるわけで、大変ですよ。
筆者もツールを作っているのでよく分かります。
その点ではProps Gamesも改善の余地はありますが、作品作成する労力を極力減らそうと言う努力は随所に見られます。
今後に期待できそうですね。
リファレンスが必要
高機能なノベルゲームやゲームブック作成ウェブツールには、twineと言うツールがあります。
強引に筆者が日本語担当して、中途半端ではありますがツール本体は日本語版も利用できるので一度くらい触ってみてほしいのですが、これは実にリファレンスが優れています。
リファレンスまでは日本語化してないですけども💦
どういう命令があって、その命令にはこういう範囲で設定できる属性があって、利用例はこんな感じと言うようにコード例が載っていたりします。
しかもそれは変数や条件判断、ループ機能などバトルシステムの様な複雑な処理をさせるのに必要となるコードを使う場合の説明に多くを割かれており、コードの必要のない、パラグラフ遷移だけの所謂CYOAを作るだけなら何も見ずに操作しているうちに何となく分かる設計になっています。
Props Gamesもその辺の情報が共有されればいい感じになっていくと思いますね。
相当の技術者がコーディング
Props Gamesを操作して気づいたのはこのツールをコーディングした方のスキルの高さ。
セーブしたときには「更新完了しました」ときちんと表示され、さらにしばらくしたらそのメッセージが自動で消えます。
アップロードした画像を他の場面で使っていると、また別の場面で画像を消そうと思ってもきちんと「別の場面で使ってるので消せません」と言う類のエラー表示で警告してくれるし。
xmlをコーディングして、簡易チェックも出来るし、だめなコードを入力してテストプレイしようとしたら「どの場面のどこのコードの、何行目のどの箇所がこういうエラーを出しています」と。
まるでLaravelみたいなフレームワークのように親切なエラーでコーディングをサポートしてくれます。
このツールを制作するのにはかなりの技術と労力がかかっていることでしょう。
プロのプログラマーではない筆者には想像を絶するものですね。
筆者が挫折しかけてるのは
こんなやつですよ。
昔立ち絵を購入したことがありまして。
その時のイラストたちがうまいこと使えそうだなと。
それとは別に作ってみたい漫画を構想していて。
漫画の内容としては「選択肢を選ぶと言うこと」をゲームブックやCYOAに馴染みがない人にその魅力を伝えるというもの。
幼い頃は漫画家になりたいと思っていましたが、あまりにも画力がなくて挫折しました。
仮にネームを作れたとしてもそれをセミプロの方に漫画描写依頼する必要があり、その費用は30万はくだらないだろうなと。
そこまで予算をかけることも出来ないだろうと頓挫していた構想なんですけど、ノベルゲームならひょっとして行けるかもと作ってみようかと。
冒頭で述べたように立ち絵表示だけで困難だったので、ちょっと心が折れかかったりもしたのですが、試行錯誤しているうちに少しずつ分かってきました。
まるでゲームブックを読み進めているかのように!
説明する自信ある
なかなかProps Gamesは高機能であるがゆえに、ブログや小説投稿サイトに投稿したくらいのスキルの方には取り扱いが難しいだろうなと思います。
でも筆者はそう言う人達に分かりやすく説明するのは自信がありますね。
無論まずは筆者自身がProps Gamesを理解してからではありますけども。
今までそれなりの責任者をいろいろなところでやってきたので、部下は千差万別、問題児も多かったのですよ。
その方々がどういう考えで、どういう思考が及んでいなくて理解していないのか。
教育や指導でいろいろ教えてきましたからね。
あともう一つは子育て経験があるのも強いと思っていて。
赤ん坊。
もう、あいつらときたら一人では何も出来ないんですよ!
飯は食えないし、立って歩くことも出来ないし、話すことも出来ないし、寝ることも出来ない!
何度寝かしつける時に抱っこして夜泣きを収めたことか!
おむつを替えるのがめっちゃ得意になってしまった!
ようやく動けるようになったかと思ったら、自転車の乗り方やら逆上がりの仕方やら冬の北海道ではスキーを滑れなきゃいかんし。
自転車なんて走りながらハンドル操作してあげて……。死ぬかと思ったわ。
自分は泳げもしないのにおプールに連れて行ったり。
ま―そんな感じです。
なので自分がProps Gamesを理解したらですけど、操作方法を説明する文章やら動画をアップしたいと思います。
まとめ
今後ますますのProps Gamesの発展をお祈り申し上げます。
慣れるまでに多少の学習コストがかかるのは否めませんが、筆者も研究して、操作のコツやノウハウをシェアしたいと思います。
せっかくの高度なツールが埋もれていては勿体ありません。
みなさんもお誘い合わせの上、ぜひ触ってみてください。
Props Gamesの操作方法はこちらを御覧ください。
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