ゲームブックアプリ「Lifline2」をプレイしました。そのレビュー・感想を書きます。

こんにちは。いろんなサイト運営しているものです。

さてデジタルゲームブックのLifeline…はシリーズもので2番めにリリースされた作品は「BLOOD LINE」と言う副題が与えられています。

文字通り「血」で読者と交信して物語を進めます。(後述します)

今回バッドエンドと、恐らくグッドエンドを迎えられたようなので、レビューを書いてみたいと思います。

このシリーズの特徴は見ず知らずの相手からあなたあてに連絡が来て、それに会話形式で物語を進めていくというもの。

このやり取りがあたかも登場人物とLINEでやり取りをしているような感覚に襲われるのですよ。

前作は宇宙空間、今回はファンタジーの世界なのですが、このやり取りのせいで登場人物が身近に感じられ、思わずのめり込み、その世界観に没頭してしまいます。

本当に主人公が現実に存在し、あたかも読者のスマホを通じて相手とリアルなやり取りをしているかのような錯覚に陥るような……。

とても面白いですよ。

特徴

前回同様、主人公は会話の流れで移動したり、休憩をとったり、様々な動作をするときに「取り込み中」になってしばらく連絡が途絶えます。

これがリアル社会を模しているかのようで、主人公からの連絡が待ち遠しくなります。

主人公がピンチに陥ってしばらく音信不通になると、本当に心配になりますよ。「大丈夫か!」と言いたくなります。

前回に比べ文字のフォントが大きくなり、一つの会話(TwitterのTLを読んでいるかのよう)は一度に出現します。

割りと表示スピードが早いので、筆者などはスクロールしなおして見なおしたりもしました。

この方がいいですね。スピードが遅い演出をしているアドベンチャーゲームなどは、筆者は耐えられませんから。

音楽も凝っていますね。プレイしているとまるでビジュアルのないノベルゲームと言う感じです。場面によってBGMが変わるんですよ。

それが気分を盛り上げる演出となっています。前回LifelineではBGMは代わり映えなかったような気がします。それほど今回は変化に富んでいます。

ゲームシステム

主人公の会話から状況を把握し、選択肢を通じ主人公と相談、質問、励まし、同情、叱責、提案を繰り返しながら主人公の目的を達成させるゲームです。

選択肢は常に二択なんですけど、どちらも同じじゃないかと思えるようなもの、結局どちらを選んでも同じ方へ物語が進むもの、少し違うもの、180度真逆のものなど……。

何というか、選択肢同士の角度がかなり自由です。これは結構悩むと思いますよ。

ネタバレしない程度にお伝えすると、物語は段階がいくつかあります。徐々にそれをクリアして最終目的を達成されるという流れになっています。

そして、バッドエンドでもいいから、とにかく一度物語のエンディングを迎えると、高速モードや、物語を遡って別の選択肢を選び直せるという事もできます。

そしてゲームオーバーになっても最初からではなくある程度途中からやり直すこともできるので、読者にとってやりやすい仕様になっています。

筆者は高速モードでプレイしましたが、アプリでは非推奨とされており、確かに「待ち」の演出があったほうがずっと楽しめると思いますよ。

通知だけでも読み進められる

スマホのいいところは通知。

アプリをわざわざ開かなくとも、通知の画面で選択肢を選べるのです。

忙しい人にも朗報です。

これなら満員電車に乗ったままでもプレイできますね♪

皮肉の感覚に慣れるべし

前回Lifelineでも主人公のタイラーが皮肉屋と評判でしたが、今回もその通りです。

筆者が前回指摘した通り、作者はアメリカ人なので、そういう傾向があります。 

物語の選択肢で、こちらも皮肉をジョークとして選択したほうがいいことも多数あり、
日本人はなかなかこの感覚に慣れていないかと思いますので、そこはポイントです。

例えば、こう言う下りは本編にはありませんが、こう言う感じです。

あたしには危険を侵してまで行かなくちゃいけないところがある。
でも、そこに行くくらいなら死んだほうがマシかも。

と言う主人公の台詞があったとして、選択肢で

  • A それなら行かなくていいんだよ
  • B あの世はいいところだって噂だよ

と言うようなパターンがあったとします。
これ、どちらも主人公を激励しているんです。

どちらも皮肉なんですが、恐らく日本人が慣れている皮肉はAだと思います。
文字通り、危険を慮って、主人公には行く行かないの二択を促してはいますが、どちらかと言えば「行ったほうがいい」と言う背中を押すニュアンスですよね。
一方Bはもっと変化球で、文字通り判断すれば主人公の言うとおり死んでみれば、と言っているわけです。
でも、お互いの関係がありますから、当然読者が主人公に対して死ねなんて言うはずがないんです。
そこは大前提です。その上で、

賢明な君のことだ、死のうなんて思わないでしょ = 危険を侵して前に進みな、大丈夫だよ。

と言うニュアンスを伝えているんです。

もちろんブラック・ユーモアで茶化しているわけですけどね。

逆によっぽどの信頼関係がないとこうは言えないですね。

まあ、偽悪的というか、アメリカ的な激励方法です。

このゲームではこの感覚を磨いておくに越したことはないでしょう。

日本文化半端ねえ

今回英語版と日本語版のリリースがほぼ同時だったんでしょうかね?

英語版は2015年9月22日で日本語版は2015年9月29日になっています。

一週間程度で日本語版が出るとは!

それにしては今回すごいんですよ。何が凄いって日本文化に浸透しすぎです。

  • 主人公が著名な国会議員のマネをしてみたりとか
  • 過去に流行った、今の日本人なら誰もが知ってそうな流行語を言ってみたりとか
  • 楽曲の話題に触れて、そのタイトルが日本の多くの層に知られているものであったりとか。
  • オヤジ世代じゃないと知らないような超マニアックなフィギュアの話題が出てきたり、それに対する主人公の親父ギャが寒かったりとか。

日本にしばらく住んでいる日本人じゃないと出来ない翻訳だと思います。

これ、簡単なようでいて、英語の原文は全く異なるわけですから、アメリカの文化も把握したうえで日本語訳する必要があるのでかなり情報収集したんじゃないですかね。

おそらく日本人に広く知られているアメリカ文化はそのまま表現している様子も見受けられますし。

素晴らしいですね。こんな楽しい日本語訳があるなんて感心します。

前回Lifelineの主人公は男性でしたので、読者は女性を演じる事になっていましたが、今回の主人公は女性なので必然的に男性役を読者は演じます。

あなたが女性であっても男の気持ちにならないと、ダメですからね(?)

いや、そんな恋愛とかそんな感情はアリませけどね。

信頼関係を築くことは出来るでしょう。

物語では前回を彷彿させるキーワードがたくさん出てきますよ。

とある食べ物とか。とある邪魔者(これ凄いわ)とか。

そういう意味で、前回Lifeline…をプレイした方の方がより楽しめると思いますよ。

登場人物の会話もあるよ

前回では主人公と読者の会話にほぼ終始していましたが、今回は多くの登場人物の会話も覗けるようなシステムになっています。

これ、よく出来ていますよ。フォントの色が人物によって異なるんですよ。そしていい色使いですよ。

最後に出会う人物の会話のフォントの色がまたねえ。清々しかったですね。

出てくる人物が主人公にとって敵なのか味方なのか。

最初はまったくわからないところも不気味です。

筆者は「えー!? コイツが?」と何度も驚いたものでした。

まとめ

とても素晴らしい作品でした。

前作Lifelineもそうですが、こちらのLifeline2にも続編を作っていただきたいほどの完成度の高さです。

どちらも続編を作れるような終わり方をしているので、楽しみですね。

大変お勧めのアプリです。是非どうぞ!

Lifeline 2

Lifeline 2

  • 3 Minute Games, LLC
  • ゲーム
  • ¥360

play.google.com

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