電子書籍は「書籍」と名付けたので成功したんでないかって話

こんにちは。

ゲームブック投稿サイトの管理者です。

自作ゲームブックを投稿したり、すでに投稿されている作品で遊んだり、AmazonBOOTHで販売されているゲームブックを買うのに便利なサイトです。

なので、サイト名をゲームブック投稿サイトからゲームブック総合サイトへ変えようか悩んでいるところです。

で、今回のテーマは書籍です。

電子書籍はなぜ書籍という名称が付くのか、普段から思っていることを書き綴りたいと思います。

紙媒体書籍は有料

世の中には確かにフリーペーパーというものは存在します。

http://www.freepapernavi.jp/

上記サイトによると全国には1200種類以上ものフリーペーパーが存在するようです。

印刷会社にいた事も有る筆者にして見れば

  • コンテンツを作る費用
  • 紙代
  • 製版代
  • 印刷代
  • 製本代
  • 梱包費
  • 配送費
  • 倉庫管理費

……などなど、これだけ経費や手間がかかるのに無料で配布するのは本当に驚異的だと思います。

ご想像どおり、広告費で賄っているわけです。

GAFAと呼ばれ知らない人は居ないと思われるほど大企業Googleも検索連動型広告が収益の柱ですから、広告というものを最初に発明した方は本当に素晴らしいですね。

ですが世に流通している紙媒体の冊子の殆どが有料であるわけです。

これはコンテンツを作る費用も去ることながら、モノとして存在しているので人類が貨幣通貨を発明する以前から物々交換という形で、モノはただでは入手できないという長い長い歴史があるのでどんな方でも本能的に理解しやすいです。

材料費という概念から見てもわかりやすい。

料理でもなんでも、モノを作るときには材料がなければ作ることが出来ません。

このような背景から、紙媒体の書籍は有料だよというのは人類が本能的に受け入れやすい状況にあります。

では電子とかWeb上のコンテンツに関してはどうでしょうか。

無料コンテンツが世に溢れている

このブログも無料なのはもちろん、Googleの検索も無料ですし、YouTubeも基本は無料。

ネットニュースや漫画コンテンツも無料で読めるものがかなりあります。

課金しなければゲームアプリも無料で楽しめますよね。

一部有料なものもありますが、無料でやり過ごそう思えばかなりの電子的媒体、ネットコンテンツやアプリと行った類いのものが無料で楽しむことが出来ます。

恐らくこの物質的なモノではない電子的なモノ、ソフトウェアは有料であるということを世界で一番うまく世に知らしめたのがビル・ゲイツ。

Windowsを有料で販売しましたね。

Linuxは無料であるのに。

MS-Officeも有料ですね。

無料のOffice系アプリは沢山世に溢れているのに。

なかなか人類は、有形ではない無形なものや概念に、お金を出すということにはまだ慣れてはいないのだろう、と思ったりするわけです。

つまり電子的なソフトウェアとかコンテンツと言ったものを有料です、と言って課金するのはとてつもなく難易度の高いことだったのだと思います。

これはWindowsのシステムを制作すること以上に難しかったのかもしれません。

それに成功したから、ビル・ゲイツは世界で一番の金持ちになったのでしょう。

HTML5とAmazon Kindle

ま、それだけ難しいことなのですから、巨大企業じゃないとやってのけられません。

かつてのビル・ゲイツがやってのけた事を書籍に於いてAmazonがKindleにてやろうとしています。

電子書籍の事実上のデファクト・スタンダードがKindleです。

さすがAmazon!

おれたちにできない事を平然とやってのけるッ

電子書籍の多くはEPUBと言う、HTML5を土台としたフォーマットが使われています。

AmazonのKindleはこれとは異なる「AZW」や「Topaz」と言うフォーマットなんですけど、EPUBからAZWへの変換は比較的容易にできるので、実質HTML5みたいなモンが電子書籍になっていると言えます。

つまり電子書籍だろうが、WebコンテンツだろうがHTML5でしょって話なんですよ。

本質は一緒。

それで電子書籍は有料で、Webコンテンツの多くは無料なんですね。

実質Webコンテンツと同じようなモンを、「いらっしゃい、いらっしゃい、電子書籍ですよ~」と言って上手いこと有料で販売することに成功しているのがKindleなんですね。

そのお蔭で他の電子書籍フォーマットをリリースしている会社も「電子書籍なので有料です」と言えるわけです。

電子書籍、貧弱貧弱ゥ!

ただですね……。

ホント思うんですけど電子書籍って機能が著しく限られているんですよ。

例えば電子書籍で動画が埋め込まれているのって見たことあります?

TwitterのTweetとか。

リプライしたりリツイートしたりファボッたり、フォローもできますよね?

イアン・リビングストン先生から引用Tweetされて喜ぶ筆者の図

ブラウザゲームもできるし検索で調べられるし、ニュースもAbemaTVも楽しめる。

Webメールで連絡をやり取りも出来るし、Googleドキュメントやスプレッドシートでワープロや表計算も思いのままなんですよ、無料で。

つまり、有料であるはずの電子書籍が書籍の機能しかない反面、無料のWebコンテンツがありとあらゆる表現が可能で、ユーザーはとてつもないサービスを享受出来る状態になっているのです。

書籍と名付けたから

これだけ表現力が乏しく、機能が著しく限定されているのにも関わらず電子書籍が有料で受け入れられているのは、恐らく「書籍」と名付けて、

紙の書籍が電子になったんですよ、紙の書籍は有料だから電子の書籍も有料なんですよ。

と、人類にあくまでも書籍だということを思わせることに成功したからなのです。

紙ペラなのにお金の機能を果たしている紙幣みたいなモン。

ソフトウェアは有料だよ、と言ったビル・ゲイツみたいなモンですよ。

それを電子書籍で成功させるにはAmazonほどの力がないと難しかったのだろうなと思います。

さらにAmazonはKindleUnlimitedという形で、一部の電子書籍は月々のサブスクリプション料を払えば無料だよ、というビジネスモデルも確立しています。

Kindle版のゲームブックはKindleUnlimited対応作品が多いので、狙い目ですよ。

https://gamebook.xyz/book

で、結構賢いと思えるのが、漫画などで1巻、2巻あたりまで無料で、3巻以降は有料にするとかって手法。

途中まで読んだ読者は続きが気になって思わず有料でも買っちゃう、と言う購買意欲を掻き立てることにも成功しています。

無料・有料であろうと、いずれにせよユーザーが購入すればロイヤリティが出版社や作者には支払われますから、読者にも制作側にも、Amazonとしてもお金が入る良いシステムなのではないでしょうかね。

電子書籍版ゲームブックのジレンマ

上記に述べたとおり、電子書籍マーケットというのは出来上がっているので、ゲームブックも電子書籍で販売するというのは有効です。

でもお伝えしたとおり、実はWebコンテンツにしちゃった方がゲームブックとしての表現力であったり完成度はとてつもなく高いものが出来るはずなんですよ。

だったらアプリでゲームブック出せば、という話にもなり、実際iGameBookというiOSのサービスが有ったんですけどそれは14へ行きました。

そもそもゲームブック作成ツールは無料で良いのがありますよ。

Twineっていうんですけどね。

もとは英語版とかしかなかったから筆者が日本語版を担当しましたけど。

これで作成すると、Kindle版より高度なゲームブックが出来るのにも関わらず、人類はまだ有料では買ってくれないんですよね。

筆者もeGameBookと定義してサイト作りましたけど、確かにまだ人類には早すぎました。

人類補完計画みたいなモンが必要でしょうね。

ここまで読み進めてくださった皆さん、一言仰ってくださってOKですよ。

あんた、バカァ?

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