こんにちは。
ゲームブック投稿サイトの管理者です。
4年以上前のその日……いつものようにTwitterを「ゲームブック」で検索していますと、このようなTweetを発見しました。
何ですと!? 漫画でゲームブックを作られたのですか!?
気になって仕方なくなり、失礼を承知で@Tweetしたらわざわざご返信してくださいました。
当時はKindle版が紙媒体より1ヶ月程経過してからリリースされるという慣習があり、やむなく筆者は近くの書店で紙媒体を買いました。
その時の模様をお伝えします。
買うの恥ずいんだぞ
まあねえ。少女漫画ですからね。自分で買うとなると、背徳感があります。
エ〇本買うより恥ずかしいですね。
でも、筆者くらいのオッサンですと、自分の子供に頼まれて買ったと装うことも可能です。
でも店員さん何か白い目で見ていたなあ。
オッサンは嫌われますね。いや、自意識過剰とでも思うことにしましょう。
今ならKindle版がありますぜ?
恥ずかしがらずにポチしましょう。
企画の一部にゲームブック
当時はこう言う取り組みが結構見られました。
↑こちらの作品はページの下にゲームブック(ペーパーアドベンチャー)が掲載。
↑こちらは芥川賞作家の津村記久子先生が「真夜中をさまようゲームブック」を寄稿。
パラグラフが62で、文章や描写が卓越。人間関係や欲望の蠢き方など最高です。
素晴らしい作品でした。津村先生のゲームブック次回作に期待です。
漫画のゲームブック
漫画のゲームブックといえばにゃんたんですね。
なかなか大人でも楽しめるほどの勢いでした。
漫画とゲームブックも相性がいいのです。
アニ横の初心者でも楽しめる
今回の「アニマル横町16巻」の「~どき☆どき マカロンの精のおたわむれ の巻~」ですが、パラグラフ数は43です。
全ページ数は10。コマ割りを高度に活用して物語を展開しています。
永久循環のトラップや、マルチエンディングが盛り込まれ、ゲームブックとしてパラグラフ遷移もかなりいい作り方です。
そしてギャグのてんこ盛りなど、とにかく読んでてウケます。
内容もアニ横初心者向けになっているので、これをアニ横の説明媒体に使ってもいいかもしれないですね。
いやあ、ホントにギャグマンガっていいですね。
Twitterを見ているとバグがあるみたいなんですけど、ギャグマンガなんだから普通にアリですよね。
アニマル横町とは
大事なことに触れていませんでしたね。
筆者も実は初めてこちらのコンテンツの存在を知りました。
アニメ
現在は20巻まで続いており、過去にはTVアニメも放映されていました。
ゲーム
さらに、ゲームコンテンツも制作されてます。
すごい人気コンテンツですね。
この調子でフルバージョンのゲームブックがリリースされることを期待したいです。
進撃とか七つの大罪はゲームブック化してますからね。
内容
主人公の5歳児あみちゃんが「アニマル横町」の住民である日本語のコミュニケーション能力のあるぶっ飛んだ動物たちと繰り広げるギャグマンガです。
のび太くんの学習机の引き出しのように、アニマル横町への入り口があみちゃんの部屋に存在します。そんな超常現象を平然と受け入れるあみちゃんは大人すぎですね。
教育的価値
小学館漫画賞児童向け部門受賞作品でもあります。それ、実感しますよ。
16巻に収録されている「~どき☆どき 悩みは1人で抱えないで!! の巻~」は主人公あみちゃんが友達が悩んでいることで、悩みます。
友達思いですね。動物たちもギャグでボケたり突っ込んだりしながらも協力し、問題解決方法を模索し、行動を起こします。
あみちゃんは5歳児。その等身大の葛藤がよく描かれています。
そして子供の純粋さ、友情の素晴らしさがとてもよく伝わってきます。
最後はオチもついていて。これね、素晴らしいですよ。
筆者も男の子の父親ですからね。子供が年頃なら読ませたい内容ですよ。
内容ではジェンダーは無関係なんですが、パッケージ上男の子には目に止まらないでしょうね。親の立場からしてもなかったことになっちゃう。もったいない。
男の子にも展開しては
少年ジャンプをJKやJDが好んで読むのはたまに見かけますよね。
マーケティング上困難かとは思いますが、作品によっては少女漫画でもジェンダーを意識しないで購入できるパッケージにするといいんじゃないでしょうか。
例えばアンパンマンは男女関係なしに愛されるキャラクターです。
だから余計に人気が出るんですよね。
男の子限定、女の子限定と言うキャラクターやコンテンツだと提供する側も懸念してしまいます。
例えば床屋さんとか病院とかで子供様のスペースにはアンパンマン率高いんですよね。
それはそうでしょう。仮面ライダーとかプリキュアとかだとお客さんが限定されちゃうから。
アンパンマンの一人勝ちですよ。
まとめ
今回の企画は作者である前川涼先生が
漫画でゲームブックを作りたかった
と言うところから実現したようです。
ゲームブックは様々な物語媒体やイベントと非情に親和性が高いので、この流れが広がってもらえればなあと思います。
銀魂の作者である空知英秋先生もゲームブック好きそうなんですよね。
七つの大罪のゲームブックが出来た経緯も作者の鈴木央 先生がゲームブックが好きだったから実現したと言う話だし。
ゲームブックが好きな漫画家さんもまだまだ潜在的にいらっしゃると思います。
ぜひリリースしていただければと思います。
あ、あと話しを戻しますけど、こちらは間違いなくお勧めです。
先ほどAmazonにレビューも書いておきました。このエントリからの抜粋です。
どうぞポチしてくださいな。
レビュー書いたら著者の前川涼先生にもまた感謝のリプライ頂いて、サイコーでした。
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