こんにちは。
ゲームブック投稿サイトをリニューアル中の管理者です。
4年前の今頃、Kickstarterからメールが来てました。
火吹山の魔法使いのSteam版ゲームがリリースされたという告知です。
今なら日本語翻訳されたSwitch版も存在しますので参考になるかなと思いますので、当時の模様を書きたいと思います。
パトロンになっていた
以前ゲームアプリ「火吹山の魔法使い」開発のときにKickstarterでパトロンになったので、 その特典のお知らせメールが届いたのでした。
はい。英検二級レベルで日本語訳しますと
やあやあ、キックスターターのパトロンの皆さん!
ザゴールの時間がついにやってまいりましたッ。まもなくあなたはHumbleからゲームのダウンロードリンクを受け取ることになるでしょう。
これはあなたにDRMフリーでもSteamバージョンでもアクセスすることを許可するものです。
もし数時間以内にあなたが電子メールを受け取ることがなければ、その原因は次のようなことが考えられます。
- あなたはアンケートを全てうめなかった-我々に連絡を!
- 時間はキックスターター以降経過しています。古いメールアドレスだったり、定期的に確認しているだろうか – チェックを!
- 恐らくゴミ箱に入れられたんじゃない – チェックを!
もしなにかしら問題があれば私たちにメッセージを下さい。出来る限り早くあなたにベストを尽くしたいと思います。
このゲームを愛してもらえると幸いです。私たちはこのゲームに沢山のファイティングファンタジー愛を注ぎ込みました。そしてこのゲームは私達が今まで制作してきた中でこれ以上はないという程のものであると自負しております。Steamでプレイしたら、どうかゲームレビューを残して下さい。プレイヤーのレビューは他のプレーヤーに手にとってもらうために大変重要なのです。
アランシアでお楽しみ下さい!
ネイルとTin Man Gamesの仲間たち
「おお…数時間後にダウンロードリンクをゲットできるんだ…。」
と、筆者は当時胸を躍らせながらリンク先のサイトを確認、予定時刻より早く入手できることを知り、喜び勇んでダウンロードしたのでした。
ダウンロードしてみた
メールチェックを続けていると、Humbleからも届いていました。
リンクがありました。(表示は変えています)
でも当時の筆者のパソコンではSteamがうまく動作しないのでせっかく「火吹山の魔法使い 」のゲームを入手してもプレイできないものと思っていました。
でも一応該当リンクをクリックして
ダウンロードしてみました。
↑実行ファイルを入手しました。
Windowsの警告
↑実行したらWindows10に怒られましたよ。
まあ、気にせず詳細情報をクリックして
↑隠されていた実行ボタンを押します。
↑するとこんな表示が。
何かできそうな雰囲気!
ゲームスタート
Ohhh! やったー!
プレイできますよ。
何でなんですかね?
恐らくこのファイルはSteamで動作するものではなく、DRMフリーと言われる暗号化されていないバージョンのものらしいですね。
そのためたまたま筆者のPC環境でも動作させることができたようです。
↑メニュー画面です。
背景画やグラフィックスが非常に美しいのはもちろん、BGMや音響も素晴らしいですよ。
世界観を盛り上げるのに非常に適切な演出が施されています。
アランシアの世界に迷い込んでしまったような気分を味わえることでしょう。
ではNEW GAMEを押してみます。
ゲームマスターの登場
↑ゲームマスター(GM)が出てきます。
何か頭にかぶっているものは、↓オモコロライターARuFaさんが所有していた奇抜な掛け時計にも似ていますが
気にしないで行きましょう。
↑Click to Continue…を押すと、次々に文章が出てきます。
かなり分かりやすい英語なので、読むのに苦労はしないと思いますよ。
いざとなればGoogle先生に翻訳してもらえばいいじゃないですか!
Choose Your Own Figurine
↑プレイヤーを誰にするか選べます。
↑かなりの種類のキャラクターを選べますが、すごく自由すぎですよ。
↑筆者は無難に女性戦士、Alexandraを選びました。
↑できればこんな感じの女性戦士の方が良かったんですけど。
イアン・リビングストン先生に怒られそうなので次行きます。
バトルシステム
その後バトルの練習をすることができます。
ターンベースで、将棋の駒のようにキャラクターを操ります。
↑チュートリアルはかなり親切です。
↑移動範囲や攻撃範囲が図示され、行動を選択します。
相手の動きを読んで、作戦を立てることがポイントです。
↑勝負に勝ったらこのように表示されます。
バトルはかなりの頻度で遭遇しますよ。
采配によって勝敗の分かれ目が決まりますからよく考えて行動しましょう。
↑戦いの後は疲れを癒やしましょう。
このような休憩スポットも結構ありますよ。
旅立ち
↑スタートの名場面。
往年のゲームブックの感動が今蘇りますね。
↑火吹山の中に入りました。真っ暗闇の中ただ一人。
- 東に行くか?
- 西へ行くか?
最初の分岐点です。
巧妙なトラップ
さて、往年のゲームブックファンの皆様、このシーンではどうすべきか覚えていますか?
筆者はまんまとハマリましたよ。
イテテテテテッて感じです。
書籍の火吹山を世襲しつつ、新しい展開やシーンが盛り込まれており、初見プレイヤーは勿論、かつて火吹山を制覇した玄人も懐かしさと新たな発見を体験できる、とてもバランスの取れた内容に仕上がっています。
↑あれ? こんな人いたっけな?
いたのかもしれないし、新たに追加された人物かもしれませんね。
こう言う展開が凄く興味を引きますよ。
キャラの意見
そして冒険の途中、主人公が自分の考えを述べるシーンもあります。
これおそらくキャラクターによって挙動が変わってくると思いますよ。
先に述べたバトルシーンでもスキルや動きがキャラによって変わると思います。
一度このゲームをクリアしても、別のキャラならまた各々の違った展開が楽しめそうですね。
お馴染みのヤバイ敵
↑うあ、ついに強敵のお出ましだ。
↑バトル……って、ちょっとデカ過ぎね?
4コマ分を陣取っているサイクロプス。
果たして主人公は強敵を打ち負かすことが出来るのだろうか……?
ま、そんな感じで冒険はまだまだ続きます。
ゲームオーバー
スタミナが0になり、ゲームオーバーになっても、ARuFaさんの掛け時計をかぶったGMが出てきてコンティニューができます。
少し戻された場面からのやり直しで、復活しやすくなっています。
まとめ
そんな感じで存分に楽しめる「火吹山の魔法使い」こと「The Warlock of Firetop Mountain」の特徴をまとめると下記の通り。
- 英語が平易なので読みやすい
- グラフィクス、BGM、音響が世界観を盛り上げてくれる
- ダンジョン散策だが、複雑なマップではないのでメモ程度で行ける
- バトルシステムも頭脳戦で駆け引きが面白い
- 主人公がかなり自分の意見を述べるが、それがヒントになったり、物語を盛り上げるのに一役買っている
- コンティニューも親切でしかるべくところから再開できる
- 原作を踏まえつつも、新たな展開やシーンを盛り込んでおり、往年のファンも初見プレイヤーも存分に楽しめるバランスに優れた作品になっている
The Warlock of Firetop Mountain on Steam
これはもう、英語の勉強をしながら楽しめる本格RPGです。
英語勉強したくな~い! という方にも朗報。
Switch版があり、それは何と日本語訳されているのです。
往年のゲームブックファンも、初心者の皆さんもぜひプレイしてみてください。
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