まんまとやられた
エヴァンゲリオンと言えばWindows95がリリースされたくらいに地上波テレビで連載が始まったアニメコンテンツ。
地上波テレビアニメは26話、1996年3月27日に完結したつもりが「終わり方が納得行かない」というファンが続出。
やむを得ず旧劇場版(3種類くらいある様子)にて正式な完結編の位置づけだったようですが、2007年にリメイク作としていわゆる「新劇場版シリーズ」をリリース。
新劇場版は「ヱヴァンゲリヲン」と3部までは名称を変え、「序」+「破」+「Q」+「シン・エヴァンゲリオン劇場版:||」(以下、シン・エヴァ)と言う4部作に。
序破Qは序破急という日本の雅楽の舞楽から出た概念だそうで、全体を3部に分ける意味合いがあるようですが、その「急」を「Q」に言い換えているんですね。
日本人は「キュウ」という発音を「Q」になぞらえるのが割と好きなのか、こんな名作もありましたね。
上記作品はジョージ・オーウェルの1984を意識してますよね。
村上さんも愛読したのでしょう……。
まあ、それはさておき、コロナ禍のせいで新劇場版の完結編のシン・エヴァの劇場公開が無期限延期になっちまいました。
本来2020年6月公開予定だったため、それに合わせたコラボレーション企画やら、グッズなどが盛り沢山ですね。
で、NHKでもエヴァのキャラクターや使徒の人気投票が行われたりしましたね。
筆者はエヴァンゲリオンをコロナが流行る前まで知りませんでした。
無論社会現象になっていたので、主人公がシンジくんだとか、ツンデレキャラがいるし、綾波レイの存在もなんとなくわかっていました。
それがコロナのせいで自宅待機を余儀なくされ、まあたまに動画の映画でも見るかと。
NetflixやらAmazonプライムやらいろいろあるじゃないですか。
それで調べていくと、ヱヴァンゲリヲン新劇場版は3部あって4部は6月公開。
アスカが出てくるのは2部の「破」だよと。
それで産まれて初めて「破」を見たんですよ。
世界観やキャラのやり取りに没頭してしまいましたね💦
それから「序」を見て「Q」を見て「まごころ」にまで手を出して……。
シンカリオンにも出てきているというのを発見してしまったし。
まんまと策略にハマってしまったような……。
この4月までは全く興味のないコンテンツだったのに💦
シン・エヴァの公開が待ち遠しいです。
(この前なんてコンビニで一番くじを展開してるのですけど、危うく「全部ください」といいそうになりました。)
で、そのシン・エヴァの告知画像がこれなんですけど。
https://www.evangelion.co.jp/ エヴァンゲリオン公式サイトよりスクショ引用。
さらば、全てのエヴァンゲリオン
とメッセージが添えられています。
分岐している線路が一つになり遠くに主人公であるシンジくんが佇んでいます。
エヴァンゲリオンは上記に述べたように地上波テレビ版や旧劇場版、新劇場版といろいろ種類があります。
これにさらに漫画版を加える考え方もあるようで、物語の分岐もいろいろなんですね。
エンディングが「ありがとう」だったり「気持ち悪い」だったり。
すでにこのあたりでファンが選択肢を選んで好きなエンディングを選ぼうと思えば選べられるゲームブック的要素を含んでいるんですよ。
新劇場版はQですでに地上波テレビ版や旧劇場版とはかなり乖離した物語の流れになっていますから、「ありがとう」でも「気持ち悪い」でもない終わり方をするのは容易に想像が付きます。
でも、このイラストが、分岐していた物語たちを一つにまとめるという示唆を含んでいるようで、一体どのような結末を迎えるのか。
往年のファンじゃなくとも実に興味をそそられるところです。
だいたいエヴァンゲリオンは物語としては見ていると辛いんですよ。
(なのに何か見ちゃうんですよね)
新劇場版のQなんてシンジくん精神崩壊状態ですよ。
筆者が思うに4つくらいの試練が重なりますから。
このつらそうなシンジくん……。
声優役の緒方恵美さんは、感情移入のあまりシンジくんの辛い運命に心を病んで、台本にあったセリフを言えないときもあったそうですよ。
その緒方さんを優しくケアしてコーヒーを差し出してあげたりしたのがカヲルくん役の石田彰さんだったらしいですね。
でまあ、話を戻しますと、このように分岐の多いエヴァンゲリオンはアドベンチャーゲームとかゲームブックに向いているんじゃないかと思うのですが、既にあるようです。
……てかもう、ありすぎて何だか分かんない。
まあ、そんな感じでエヴァンゲリオンの世界観はいろいろなところに行こうと思えば行けるんだなあと感心します。
エヴァンゲリオンはこんな感じで地上波テレビ、旧劇場版、新劇場版、漫画、ゲーム各種とカオス状態でありますが、これが整理されて一つにまとまるとまた面白い展開になるんじゃないかなと思います。
シンジくんを始めとして、登場人物はみんな死んだり辛い目に遭いがちなので、「あのとき(敵である)使徒が襲来しなければ……」と思うファンがいても全然不思議じゃないです。
特に新劇場版「破」でアスカが○○しないで、○○が来なければ……。
綾波レイの活躍でシンジくんも碇司令もポカポカしてたんじゃないかなと思います。
そういう分岐も見てみたいですよね。
あと、どのゲームだか知りませんが、シンジくんと彼の上司である葛城ミサトさんが結婚して結ばれるというエンディングになるものがあるようです。
でも流石にそれはないかなぁ。
それ、結婚というハッピーエンドのはずが、かなりのバッドエンドだと思いますね。(何なんだ)
シンジくんはアスカ・ラングレーか渚カヲルくんの二択で迷うところでしょう。
ここで綾波レイはないと思うんですよね。
で、あとシンジくんも男の子として産まれてきちゃったから災難だったのじゃないかなと。
NHKの人気投票では主人公なのに4位に甘んじてますが、女の子だったら1位であった可能性高いですよ。
なにせ彼は美少女ナディアが原型ですから。
そして親父碇ゲンドウとの不仲もシンジくんが女の子だったらそうはならなかったはず。
綾波レイと碇ゲンドウの関係は良好ですが、その綾波レイの立場にシンジくんが取って代わってたと思われるのです。
まあそんな感じでエヴァンゲリオンには「if」がたくさん盛り込める作品なのです。
それを見越して2次創作が溢れ、お互いポカポカしているファン同士もいるのがエヴァンゲリオンの世界なのだなあと思い知りました。
なのでエヴァンゲリオンのゲームブックってたいへん作りがいのあるものになります。
すでに多数のゲームで実現されているとおりですね。
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