デジタル・ゲームブック第四弾「Lifeline Whiteout」の感想・レビュー書きます。ストーリーの面白さと主人公との対話が夢中にさせてくれます。

ゲームブックレビュー

こんにちは。

ゲームブック投稿サイトの管理者です。

今回はLifelineシリーズのWhite Outのレビューです。

主人公はこれまでのタイラーやアリカではなく「アダム」と名乗る人物(?)。

偶然としか思えない通信があなたの元に届きます。

彼は記憶を失っています。

酷寒の極限状況で生き延びようと奮闘する彼に救いの手を差し伸べるのはあなた。

アダムとの対話によって状況を把握し、相談に乗り、時には励まし、正しい選択肢を選んでクエストまで導いて上げて下さい。

選択がまずければ生死に関わります。

心して選んで下さい。

僕は誰だ? 

突如通信デバイスであなたに助けを求めるメッセージが届きます。

雪上でスノーモービルの事故に巻き込まれたアダムは記憶を失っています。

自分が何者かも分からない。

目的も職業も名前ですらも思い出せない。

僅かな手がかりから自分の名前が「アダム」であると認識する程度です。

彼は自分が何者であるかを解明しようともがきます。

ところが物語を進めるに連れ、恐ろしい組織の存在や、信じられない光景を目の当たりにしたり、身の毛もよだつ様な恐怖を味わったり、人の道を外れるような行為も余儀なくされます。

これはショックですね。

かなりの頻度で「人の死」に直面しますよ。

仲間を見つけよう

冒険の途中で思わぬ心強い味方が現れてくれます。

この存在は主人公はもちろん、あなたの支えにもなってくれそうですよ。

力を合わせて様々な困難を乗り越えていって下さい。

もちろんタダでは味方になってくれないですよ。

いろいろ知恵や試行錯誤を駆使して下さい。

皮肉が控えめ

今までのLifelineシリーズと比べて皮肉が少ない様な印象です。

作者が異なるようですね。

あと日本語化も無難に仕上がっていますが、Lifeline2程日本の事情に精通していると言う場面はないように思います。

これまでタイラーが主人公だと読者は女性言葉の選択肢を選び、アリカだと男性言葉の選択肢でしたが、今回はジェンダーを意識しないでもいいと思います。

だからと言ってこの要素がゲームのエンタメ性を下げているかといえばむしろ逆で、主人公の置かれている悲惨な状況を考えれば、いい設定と言えそうですよ。

とにかくアダムは過酷で筆舌に尽くしがたい辛い立場にいますよ。

彼の身になって考えてあげると言うことが難しいと思います。

まとめ

人気者のタイラーを敢えて主人公に起用しなかったところがポイントです。

そうすることによって壮大なストーリーを描けることが可能だったのでしょう。

発売当時は3Minutesgamesの本気度を目の当たりにしたような気がしました。

主人公と通信すると言う新ジャンルのゲームブックを作り上げてくれたと思ったのですがね……。

実際続編のWhite Out2は完成間近だったと思われるのですが、いろいろあってお蔵入りになったようなんですよね。

↑トレーラーまであったのに。

ま、でも作品は今でもApp StoreやGoogle Playからダウンロード出来ますよ。

大変お勧めのゲームブックですので、ぜひプレイしてみてください。 

Lifeline:ホワイトアウト

Lifeline:ホワイトアウト

  • 3 Minute Games, LLC
  • ゲーム
  • ¥360

play.google.com

 

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