こんにちは。ゲームブック投稿サイトをリニューアル中の管理者です。
その立場上、他の投稿サイトは脅威なんですけど、そんな事言っていてはゲームブックの盛り上がりに水を差すというもの。
なのであえて今回はpixivさんで大評判だったゲームブックを紹介します。
もとより実は、pixivさんの投稿システムはページ単位でリンクが張れるので、ゲームブック投稿には適したシステムなんですよ。(多少改良の余地があるとは言えますけど)
よほどKindleより向いているとさえ思います。
まー、システムがあってもゲームブックのサイトとしては多くの方に認識されないので折角の作品も埋もれてしまう傾向はあるかもしれませんね。
そもそもブログと言うものがゲームブックを展開するのに十分なシステムを持ってるんですけど、そういう使われ方をされないのと似ています。
さて、戯言はこれくらいにして、作品を紹介致します。
↑こちらの作品です。
どのようないきさつでこの作品にたどり着いたかといえば、
↑こちらのTweetです。
ゲームブックでTwitterを検索していてたどり着きました。
凄い。
昔懐かしのゲームブック!?
この方ゲームブックをご存知なんですね!
さらにこのエントリ執筆時点で103リツイート、133いいねとなっています。
結構反響がありますね。これはやらない訳にはいかない!
のでやってみました。
刀剣乱舞って……
名前だけは知っていたのですが、女性向けオンラインゲームですよね。
なので何と言うか……独自の世界観があるというか、オッサンが一番手を出してはいけないゲームなような気がします。
何だかエ〇本を買う時以上に背徳感や抵抗感があるんですけど、これでもゲームブック評論家の端くれ、勇気を振り絞ってやってみました。
それでまた、紹介文も
92ページあるのでかなり重いです!
愛を込めた結果です、申し訳ありません。
とか、
続編できました、お納めください!
と言う独自の表現で参りますねえ。
早くもついていけなさそうなところがまたいいです。
頑張ってページをめくってみます。
世界観わかんねえ
なるほど。ラノベを楽しむような感覚で読み進めるのがいいですね。
バトルや謎解きはなく、CYOA(きみならどうする?)の様に選択肢を選んで読み進めるのみのシンプルなゲームになっています。
それほどゲームの難易度が高くはありません。感想コメントも一発クリアと言う方も多く散見されました。
そう言う割に筆者は5回位バッドエンドを向かえましたかねえ。数えてませんよ。
ただちょっと、ハンデを下さい。
この文章、情景描写や心理描写が卓越なんですけど、
何を言っているのか分かんないんですよ!
刀剣乱舞をやった人じゃないと読み進めちゃダメですね。
出てくる名称が人を指すのか武器を指すのかも分からない始末。
もう、ほとんど右脳だけでプレイしてましたね。
すべて運試しって感じでしたよ。
二次創作と言う点
創作では必ず論点になるのが、二次創作の問題。
クリエイターの事を考えれば著作権を順守したり、違反しないよう注意すべきです。
ただ、ものまね名人のコロッケさんが瀕死の状態の美川憲一さんを再度浮上させた例にもあるように、互いに高め合う関係にあるのもまた事実だと思います。
そして、かなり自由に二次創作を認めた結果、世界的な人気にまで成長したのが、我らが道産子初音ミクです。
ここで、問題のある二次創作と、そうでないものの差は、陳腐な表現ですが「コンテンツ愛がある」かどうかだと思います。
今回の「神隠しから逃げるだけ。」も、文章のいたるところからコンテンツ愛が溢れています。
伊達に愛を込めた結果ですとは言っていませんね。
こういう作品であれば、原作といい関係になり、互いにファンからの指示を得られるようになるのではないでしょうか。
ぜひとも訴えないようにして頂きたいものです。
女性用ゲームブック
あくまで筆者の感覚ですけどゲームブックは男性が好む場合が多いと思います。
そのなかで刀剣乱舞は女性に人気のコンテンツ。
そういった意味で、「神隠しから逃げるだけ。」は、女性が楽しめるゲームブックとして非情に価値のあるものです。
2016年1月9日には[小説]ウィークリーランキング1位になったようで、素晴らしい快挙ですね。
DMMさんに期待
感想に
本当にゲーム化or書籍化(小説)化して欲しいくらい大好きです。
と言うコメントがありました。
刀剣乱舞は人気があり大変素晴らしいコンテンツですが、その世界観を損なうこと無く、文章と選択肢を紡いで作成した「神隠しから逃げるだけ。」をこのままで終わらせるのは大変もったいないと思います。
pixivさんは小説やゲームブックも投稿できますが、一番はやはりイラストでしょう。
なのでいっそpixivさんに投稿されている刀剣乱舞のイラストと組み合わせてまずは電子書籍のゲームブックをリリースするのはどうでしょう?
盛況であればクラウドファンディングを利用してコアなファン向けの紙媒体の豪華本を計画するのもいいと思います。
実際昔のゲームブックの書籍版豪華本を作る動きは、英語圏でKickstarterでかなり成功事例があります。
そうなれば不況が叫ばれる出版業界にも光明が見えてくると思うのですが。
ゲームブック業界としても喜ばしい限りです。
ファンも、DMMさんも、出版業界も、そしてゲームブックファンにも朗報になると思うんですけどね……。
ま、見果てぬ夢かも。
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