作成したゲームブックをKindleに出版するのに良いツールはないか?

ゲームブック作成

こんにちは。

あるいはこんばんは。

ゲームブック総合サイトの管理者です。

現在皆さんが作成したゲームブックをKindleでリリースするに当たり、便利なツールがないかなと模索している最中です。

世界は広く、ある方によると140個位ゲームブック作成ツールがあるそうです。

それだけあるならKindleに応用できそうなツールがありそうですよね?

んーまー、過去にはあったといいますか…そのへんのところを今回はご紹介したいと思います。

ちゃなさん

Kindleゲームブック作家として名高いちゃなさんは様々な斬新な取り組みをなさっています。

こちらの記事によると下記の流れで作成されるようです。

  1. The GameBook Authoring Toolでゲームブックを制作し、HTMLで出力する。
  2. テキストデータに直して各パラグラフに【】を付し、GameBookCompilerでもう一度HTMLに置換する。
  3. 一太郎で編集してイラストを付け、Epubで出力する。
  4. Kindle PreviewerでMobiファイルに変換して完成!

一見しただけでも大変そうです。

私達ゲームブック作家は、良質なコンテンツを制作することに注力すべきで、いろんなツールを駆使する状況にはオサラバしたいところです。

そもそも2のGameBookCompilerは、現在配布されていないツールです。

これは過去にダウンロードして所有している方じゃないと実施できない方法でもあるわけです。

では他の選択肢を考えましょう。

拙作ツール

ゲームブックパラグラフシャッフラー

まー、一応はつくりましたよ?

でも自分で言うのもなんですけどイマイチどころかイマジュウくらいですね。

ちょっとねー。

これを使ってゲームブックをKindleで出版した方って自分を含めて見たことないですねー。

一生懸命頑張ったんですけどね、失礼しました。

inklewriter

実は5年くらい前から本場イギリスではKindle出版ツールもあったんですよ。

その名もinklewriter、制作会社はinkleです。

話はそれますがこの会社はSorcery!シリーズをスマホアプリやSteamでリリースしました。

Fighting FantasyのTwitterによると、Nintendo Switchに移植されるようです。

ま、でもどうですかね。

火吹山のアプリは見事日本語に対応したSwitch版がリリースされましたが、Sorcery!が日本語になるのは無理かなと筆者は見ています。

実際にinkleの責任者(ケンブリッジ大卒)に問い合わせたことありますけど、複雑でコストも膨大に掛かるので、日本語版は無理って過去に言ってましたから。

Switch版をリリースするディベロッパー次第ですけど、日本語版はかなり難しいと思いますよ……。

で、話を戻すとこの会社のリリースしている無料ツールにinklewriterと言うのがあるんです。

かなり昔から。

inklewriter
Independent developer of narrative games and interactive stories.

これを利用したKindleゲームブックは既に何冊かリリースされています。

特徴はパラグラフを番号で管理しておらず、パラグラフ自体にも番号などの目印表記はなく、選択肢にも飛び先がどのパラグラフへ行けと言う表記はありません。

読者はハイパーリンクを押せばいいだけなので、パラグラフ番号表示・管理と言ったものが取り去られています。

これは面白いと思う反面、パラグラフジャンプと言う仕掛けを施すことができなくなっています。

14へ行け、と言う表現も出来ないし、パラグラフ番号で飛び先を何となく覚えていた読者にも難易度が上がることでしょうね。

inklewriterで作成されたゲームブックがこちらです。

ちょっとだけスクショを撮らせて頂きました。

↑このように、inklewriterを使って書きましたと表記されていますね。

↑選択肢はこの様に、ビジュアルノベルのように提示されます。

ご覧の通り、パラグラフ番号が一切表記されていません。

リンククリックだけで該当パラグラフが自動で表示されます。

↑で、パラグラフを読み進めて行き過ぎると「戻ってね」とか。

↑「ページを先に進めてね」と表示されていて、ネタバレ防止策が施されています。

すべてのパラグラフの前後のページににこれらの文言が書かれたページが挟まれている感じです。

こんなページの使い方は、電子書籍ならではですね。

残念

ちょっとクセはありますけど、ゲームブックのKindle出版ツールとしていいじゃない!

とは思うのですが……。

まず私の記憶が確かならば、過去においてはKindleに出版しようと思ったら作品をinkleに送る必要がありました。

それでinkleが出版するのに耐えうるクオリティの作品だと判断したら、inkleの方でKindleに出版する手伝いをしてくれたと記憶してます。

ところがですね……このエントリ執筆時点で諸々確認したら。

Apologies, but our conversion to Kindle service is now closed.

https://www.inklestudios.com/inklewriter/kindle-ebooks/

と、言う文言を見つけました。

もう、inklewriterでKindleゲームブックをリリース出来ない状態なんですね。

あきらめましょう。

まとめ

GameBookCompilerもinklewriterも使えないとなると、自前で用意するしかありません。

でも、自分でWordのVBAのコードを書くのは無理ゲーなので、別の選択肢を採択しようと目論んでいます。

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