こんにちは。
あるいはこんばんは。
ゲームブック総合サイトの管理者です。
市販のゲームブックを検索することが出来ます。
またKindleでゲームブックを作成してリリースするのに便利なツールを提供などもしてます。
2015年にサイトローンチ、紆余曲折を経て現在の形になっております。
その目的はゲームブックの再興。
それは1985年から流行りだし、1990年にはブームが過ぎ去ってしまったのです。
でも選択肢を選んで読み進める物語は素晴らしいのでそれを広める目的で運営しております。
最近では往年の名作が動画でリリースされると言う情報があったり。
日本でも人気コンテンツをテーマとしたゲームブックが出版されたり。
いい感じの風が吹いてきています。
では果たしてどういう状態になればゲームブックの再興が達成したと言えるのか。
その辺のところを研究してみたいと思います。
TRPG
一つの比較対象としてTRPGを提示してみたいと思います。
筆者の考えではゲームブックとTRPGは全くの別物ですが、親和性は非常に高いと思っています。
ゲームブックにもジャンルがあります。
- 最近流行りのSCRAPさんに代表される謎解き脱出ゲーム系のもの。
- 古くはきみならどうする、最近ではLifelineに代表される選択肢を選ぶだけのもの。
- にゃんたんのように迷路やなぞなぞが盛り込まれ漫画で描かれているもの。
- そして火吹山やグレイルクエストなどファンタジーでバトルシステムを内包するもの。
4がTRPGと親和性が高いゲームブックです。
とりわけ世界観に類似性が高いので、TRPG好きの言うゲームブックは4のそれを指す場合が多いのではないでしょうか。
ホビーショップ
ホビーショップの実店舗を見てみましょう。
例えばイエローサブマリン。
そこでは遊戯王などのトレーディングカード(トレカ)や、TRPGのキットなどを販売しております。
全売場面積の半分はトレカのコミュニケーションスペースや商品販売スペースを占めます。
残り1/4がTRPG関連商品を販売しており、ゲームブックも販売してますが、棚板1枚にも満たないスペースで陳列されているのを見かけました。
売場をくまなく探さないと見つけられないレベルです。
集英社の稼ぎ頭が現時点においても実は鬼滅の刃ではなく遊戯王のトレカなどのライセンシーに寄るものと言うのは事実です。
売場面積も自ずとそのような状況に比例するのです。
店舗を観察するだけでおよその市場規模であったり普及度といったものを類推することが出来ます。
Googleトレンド
ではもっと数値化したり見える化はできないものかと。
それには誰でも使える一つのいいツールがGoogleより提供されています。
Googleトレンドです。
例えばゲームブックと前述のTRPGを比べてみます。
一目瞭然でゲームブックはTRPGの足元にも及ばないことが分かります。
TRPGよりもトレカの方が市場規模は大きいので、ゲームブックはトレカと比べられたらひとたまりもありませんね。
2004年からの動きを見ると、TRPGも一度は減少しつつもここ10年の動きは上昇傾向で有ることが分かります。
一方でゲームブックは、市場としては低迷していると言わざるを得ません。
むしろ10年以上前の方がいい動きをしていたので、ゲームブックがTRPGに取って代わられたのかもしれませんね。
もとよりブームの火付け役、火吹山のゲームブックが1985年にリリースされた目的は、自分たちの好きなTRPGを知らない人に広めるためのものだったと言うのが筆者の説です。
またゲームブックが1990年以降衰退したのはその頃スーパーファミコンがリリースされたので、プレイヤーがゲームブックからスーパーファミコンに移行したのではないかと考えています。
TwitterやAmazon
証拠として提示することが出来ないのですが、TRPGは過去にTwitterのトレンドに乗ったことがあります。
筆者の知る限り、ゲームブックがトレンドに乗ったことは皆無です。
またTwitterのトピックとしてTRPGと言うジャンルは取り扱われています。
アマゾンのジャンルでもTRPGカードゲーム攻略本と言うカテゴリは存在します。
しかしゲームブックと言うキーワードではカテゴリは存在しません。
この様に、トレカ、TRPGと比べ、ゲームブックは「ないもの」としての取り扱いであるのです。
大変に心苦しいですが、その事は受け止めておくべきでしょう。
まとめ
そのため、ゲームブックが再興された状態と言うのは、GoogleトレンドでTRPGと同等の人気度の動向があるとか。
ホビーショップでTRPGと同じくらいの売場面積があるとか。
書店でもゲームブックコーナーが設けられるとか。
そのためには各出版社で毎月のように刊行されるようになるとか。
そのような状態になる必要があるのではないかなと考えます。
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